黒川祥子のレビュー一覧
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わかってる、と思って
ました。
いいえ、とんでもない。
虐待の後遺症の猛威に、
頁を捲れば捲るほどに
胸をつぶされます。
虐待は子どもたちから
何を奪うのか。
社会性をはじめそれは
もうあらゆるものを、
明るい未来や、ときに
生命までをも奪うのが
虐待。
何もわかってなかった。
これほ...続きを読むPosted by ブクログ -
除染先進都市としての伊達市の真相に迫るノンフィクション。
伊達市は独自の基準で、除染基準を作り、住民の分断をうみ、そこに住む人たちのビッグデータを無断で使用したことに衝撃をうけた。この本を読むまでこのこと知らなかったし、なによりこんな衝撃的なことを、この本以外に言及している本や情報が見当たらないこと...続きを読むPosted by ブクログ -
色々な家族がいるなぁ…と知れて興味深かったですねぇ…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
中年のひきこもりを抱えている家庭の共通項? と言えば親が金持ちなことですな…だからこそ、引きこもり一人抱えてもそんなに家計には響かないし、まあ、余裕があるってことですなぁ…。
しかし、金稼げて社会的な地位...続きを読むPosted by ブクログ -
虐待という生き地獄から、保護されて、ファミリーホームなど養育里親さんに育て直され、どんどん変わっていく様子は感動です。愛情という養分を注ぐことが人間にとってどれほど大切か。
最後の章で紹介されていた被虐待者の方は、自身も親となって、子どもを虐待してしまうということに再び苦しんでいる。読んでいて本当に...続きを読むPosted by ブクログ -
2021年の24時間テレビのドラマに感動した。その原作がこの新書であることを知り、手に取ることにした。
自分は教育に携わる人間として、さまざまな家庭があることを承知していたが、この槙尾高校は想像を絶する家庭ばかりであった。ある程度の進学校に勤めてはいるものの、人とうまく関われない、大人に反抗的な態度...続きを読むPosted by ブクログ -
確かに、、と悲しくなった。
虐待から保護して終わり、な訳ではないんだよね。
子どもを歪めてしまったあと、どうにかまっすぐにしてあげたいな。Posted by ブクログ -
面白いといっては語弊がありますが、児相関連全て(虐待、ネグレクト等々)の書物の中で1番興味深かったです。
特に明日香ちゃんの章が養育親さんのやり切れなさか伝わってきてとても良かったです。
ただいくら愛されずに育ったとはいえ明日香ちゃんだけは生まれ持った気質かと思います。
他の養育子と比べるとで...続きを読む -
虐待から子供を救った。虐待されたことの無い私にとって、この本を読む前は、良かった。助かったんだ。という気持ちだけであった。
この本を読むことで、虐待から子供を救ったとしても、被虐待児の戦いは、ここからと言ってもいいほど過酷な道を進まなければならない。ということを痛感した。
また、児童養護施設の他に...続きを読むPosted by ブクログ -
学校PTAに疲れた1人のお母さんのもやもやから、取材を重ねるうちにPTAの成り立ち、組織、そして知らないうちに全日本1700万人の親たちが巻き込まれている謎の組織の存在意義が明らかに…!
なんでやるのか理由もわからない、意味不明、非効率なPTA活動、そもそもPTAって必要なの?というところから、「...続きを読むPosted by ブクログ -
虐待・育児放棄・性暴力などの過去を持つ子供らのその後を載せたノンフィクション。
あなたが思うほど、虐待された子が抱える闇は深く、周りがサポートしても到底消せないぐらいに巨大だ。
まず、虐待は物理的な傷だけでなく、精神を蝕む傷を生む。
幼少期という発達の段階で虐待を受けた子供はその後、障害を抱えたり、...続きを読むPosted by ブクログ -
教師になりたいと思っている人には読んでもらいたい。
こんな学校があるのか、こんな教師たちがいるのか。こんな教師達に出逢えた子ども達は幸せだと思います。
読んでいて胸が熱くなりました。Posted by ブクログ -
「困った生徒」は、本当は「困っている生徒」なんだ…
問題児と言われる子供達は本当はいろんな問題を抱えてる子供達なんですよね。
そもそもコミュニケーションの取り方がわからないので高圧的に来たら反射的に反発する。
ティーチングよりもコーチングなのかもしれません。
しかし学校だけでこんなんでけへんのちゃう...続きを読むPosted by ブクログ -
こんなにも多くの子供たちが日本で苦しんでいることに驚いた。遠い異国の飢餓に苦しむ子供たちの問題も重要だが、自分の国ですごく身近に起きているこういう問題にもっと関心をもつべきだと思った。
子供たちは純粋だ。純粋だから深い傷を抱えてしまうが、純粋だからこそ方向転換も可能だ。最後に登場する人物のように、わ...続きを読むPosted by ブクログ -
読んでよかった。虐待の後遺症、思っていた以上だった。脳が変わってしまうなんて…
おかあさん=恐怖、不安などの感情、というすりこみから、こどもたちは自らをどんどんそういう状況に追いやってしまう。これは本当に悲しいこと。
もう一度読む。Posted by ブクログ -
凄い濃かった~。
凄いな。もう…それしか言いようがない。
施設育ちって、くくっちゃいけないんだろうけど、
そんな色んな弊害があるんだね…。
ファミリーホーム。いい試みがあるんだね。
そうゆう活動をする人を「凄い」とか言っちゃいけないんだろうけど、
きっと、そ~ゆ~人は「凄い」とか言われるの嫌だろうし...続きを読むPosted by ブクログ -
子宮頸がんワクチン接種済み。
「MMRワクチンの副作用は最終的に八百人に一人という数字になった。HPVワクチンの副作用被害者は、本当は一体何人以上なのか。これから、どれだけ増えるのか、想像するに恐ろしくなります」
この文を読んで背筋が震えた。Posted by ブクログ -
泣いた。その努力と愛情に。現実の厳しさに。
皆が幸せになることは、簡単じゃない、とてつもなく難しい。支援者たちがそれぞれの立場で一生懸命頑張ったとしても、子供たち全員を幸せにできる訳じゃない。虐待がなくなるたわけじゃない。それでも目の前の子供一人ひとりを幸せにしようと生きてくれる人ちに心からの敬意を...続きを読むPosted by ブクログ -
フィクションであったと信じたいくらいキツいが、現実を受け止めなければならないこともあると実感させてくれた。
相手は選ぶが人に薦めてもいいレベルの内容。Posted by ブクログ -
「ー」
子宮頸がんワクチンの副反応と闘う少女たとその母たちについて書かれた本。タイトルが示している通り、まさに闘いだ。子宮頸がんワクチンが異例のスピードで取り入れられた話。その会社とつながりが感じられる各機関。誰も彼女らを認めようとしなかった話。読んでいて憤りを感じると同時に、悲しくなる。この本を...続きを読むPosted by ブクログ