作品一覧

  • サムライ留学生の恋
    3.0
    元祖・国際恋愛! 彼らの愛は国境を超えることができたのか? 時は明治。留学先の異国の地で恋に落ちた九人の日本男児。彼らは異文化の壁にどう立ち向かったのか? 結ばれた者、結ばれなかった者。ドイツ、イギリス、アメリカへ渡った向学心に燃える若者たちの波瀾万丈な恋物語。
  • 明治を作った密航者たち
    3.5
    1巻902円 (税込)
    国禁を冒した志士、やがて時代の牽引者となる! 彼らなくしては近代国家・日本は誕生しなかった! 幕末、厳しい監視の目をかいくぐり、他国へ密航を図る者たちが少なからず存在した。発覚すれば死罪とされる中、外国の進んだ知識や技術に直接触れるには、危険な渡海しか途(みち)はなかったのだ。本書では、伊藤博文、井上馨などの長州ファイブ、五代友厚らの薩摩スチューデント、同志社設立の新島襄などの、近代日本に功績のある人物をメインに取り上げ、彼らの密航実現までのプロセスをたどり、最大のヤマ場である脱国当日の動きを検証した。国外脱出を企てた者たちの本懐達成に至るまでには、いずれも興味深いドラマが秘められていた。瞠目の史実に迫った興奮の1冊!
  • 世界は球の如し―日本人世界一周物語―
    3.0
    1巻1,408円 (税込)
    江戸時代、嵐で行方不明となるも、11年後、生きて帰ってきた石巻の船乗り。明治期、日本初の個人世界一周を「無銭旅行」で達成した豊橋の帽子屋。みんな世界をグルリと回って戻ってきた。なんと、この世は「球」だったのである! まだ「地球」の概念すらなかった時代に、世界一周を成し遂げた御先祖様たちの、感動の記録集!
  • 拙者は食えん!―サムライ洋食事始―
    3.9
    1巻1,320円 (税込)
    幕末~明治初期、初めて「洋食」に出会ったサムライたち。「ボートル(バター)塗りつけ、油ばかり」、それでも開国のため、ひたすら我慢して食べ、挙句の果ては「いかなる事の報いか。神仏に祈るほかなかりけり」……。日本人と洋食との邂逅がこれほど劇的だったとは! 読み出したら止まらない面白歴史エッセイ!

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ユーザーレビュー

  • 拙者は食えん!―サムライ洋食事始―

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    酒に酔ってペリーに抱きついたり、洋食に戸惑う侍たちの様子が純粋に面白かった。
    当時は西洋諸国が日本に高圧的な態度をとっていたと勝手に思い込んでいたが、多額の負担で「おもてなし」をしていたことにイメージが改められた。
    福沢諭吉を始めとした渡航日記から、どういう思いで幕末の歴史が刻まれていったかが目に浮かんでくる。
    幕府が西洋諸国に対して弱腰な外交を続けた結果、倒幕・尊王攘夷の思想が強まっていくが、確かにこの体験をしたら弱腰外交にならざるを得ないかもしれない。

    読み物として純粋に面白いし、当時の様子がより鮮明に頭に浮かぶようになる良書でした。

    0
    2020年01月08日
  • 明治を作った密航者たち

    Posted by ブクログ

    本書では、「長州ファイブ」、「薩摩ステューデント」、更に新島襄のような“有名”と見受けられる事例の他、ロシアで“ヤマトフ”を名乗り、露和辞典を編纂することに力を貸したという橘耕斎や、サッポロビールの前身となる会社でビール醸造に携わった中川清兵衛というような、「ややマイナー?」な人達の話題も取り上げている…

    本書は、興味尽きない史上の挿話を集めているものであるが、他方に「“内向き”な人が圧倒的多数ではないか?」という最近の傾向の中、「昔はこういう人達も在った…」ということを説いてみるという感じに纏まっている…

    本書は、気軽に向き合えて、なかなかに興味深い内容を含んでいる。お薦めだ!!

    0
    2016年02月10日
  • 拙者は食えん!―サムライ洋食事始―

    Posted by ブクログ

    洋食を初めて食べた日本人たちの反応は非常に面白い。
    江戸時代の日本人の食生活がよくわかり、とても面白い本です。
    桜田門外の変が実は食べ物の恨みだった?!なんて説もおもしろかった。
    おすすめです。

    0
    2011年06月03日
  • 拙者は食えん!―サムライ洋食事始―

    Posted by ブクログ

    卒論のテーマに選ぶほど、幕末期の外国人と日本人の接触に関心があった。価値観や文化の違いによる衝突が面白いと同時に、瞬時に情報を確認できる現代でもそれが続いているのが不思議でたまらなくなる。
    本書のテーマである「食文化の違い」も昔から大変気になっていた。幕末期外国へと渡ったサムライ達は食事面で苦労していたのか?そもそも最大の難関と思われる肉文化はクリアできたのか?

    「異域の旅行の難儀は筆にも尽くしがたき事どもなり」

    結論、答えは全部ここに書いてあった。何ならタイトルにも書いてあるけど、大半がしっかりつまずいている笑
    安土桃山時代から幕末にかけて日本人と西洋料理の接触遍歴を追う。といっても本書

    0
    2024年01月04日
  • 拙者は食えん!―サムライ洋食事始―

    Posted by ブクログ

    幕末にアメリカ、ヨーロッパ、ロシアへの派遣団の旅中と滞在先で何を食べたか、どう感じたかを文献を元にまとめた本。シャンパンと果物は好きだったけど、獣肉の匂いと脂やバターや味が薄いのが苦手だったみたい。

    0
    2018年10月16日

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