石井光太の作品一覧
「石井光太」の「教育虐待 ―子供を壊す「教育熱心」な親たち」「ルポ 誰が国語力を殺すのか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「石井光太」の「教育虐待 ―子供を壊す「教育熱心」な親たち」「ルポ 誰が国語力を殺すのか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
日本大学藝術学部文芸学科卒。2005年『物乞う仏陀』でデビュー。東日本大震災を題材にした『遺体-震災、津波の果てに』が第18回 「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」で「震災・原発報道特別賞」受賞、2013年に映画化。その他作品に『世界の美しさをひとつでも多くみつけたい』、『ぼくたちは なぜ、学校へ行くのか』などがある。
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「国語力を育てることって成果主義とは真逆で、目に見えないものなんです。」(p.129)
ここで言う国語力とは、言語力、思考力、判断力、想像力、表現力、調整力…という学問(教科)以前の、学ぶための力で、いわゆる教科としての国語力はその先のにあるものだと私には思われる。
学校では教科を教えることがメインで行われているが、それ以前の学習するための力をつける活動が意識されることは、よほど開明的な教師でもなければまずない。
やらなければいけないことを終わらせるだけで精一杯だからだ。全体のテストの点数が低かったらその学習は失敗なのだ。
今井むつみ著『学力喪失』では、遊びや体験の中で正しいスキーマを身
Posted by ブクログ
危機感。この本を読み進めて行って最初に思い浮かんだ感情だ。そしてそれは最後の方まで続く。だからこそ文章量は多いが読み進めなければいけないという想いに駆られ、思いのほかすらすら読める。
危機感の正体は、(世界の情勢はよく知らないが)日本はこのままどうなってしまうのだろうか、という思いだろう。SNSによる短絡的なコミュニケーションによって、要らぬ対立ばかりが起きて、益々世界が分断される。不幸の量が多くなる。子育て世代としてこの本を読んで本当に良かった。世界を良くしていくために教育はとても重要な要素であり、もしかしたら唯一の解決策なのかもしれない。先進的なAI技術でも無く、人はやはり人なのだから、根
Posted by ブクログ
リアル本にて。
センセーショナルなタイトルだが、決して釣りではなく、今世の中で起こっている危機を適切に表現していると、読み終わった今、思う。
本書では「国語力」という言葉を、「単純に情報として文章を読める能力」ではなく、「1つの物事の前に立ってじっくりと向き合い、そこから何かを感じ取ったり背景を想像したりして、自分の思考を磨き上げていく力」としている。
その「国語力」が低下したことによって、子供たちが国語の授業で、文脈に対して驚くような誤解をしてしまっているケースが、複数紹介されている。その誤解の内容は、あまりにも衝撃的で、子供がいる身としては、とても悲痛な気持ちになった。
私自身、2003年