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コロナ禍でさらに進んだ貧困問題 想像を絶する貧困のリアルから様々な支援の方策まで――国内外の最底辺を取材し続けてきた著者が若い世代に全力で届ける感動の講義。 ※この電子書籍は2019年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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Posted by ブクログ
17歳を対象にしているため、非常に分かりやすく読みやすい。17歳は遠い昔であるが、読んでよかった。大人も読むべきだと思う。 まず、日本における相対的貧困、世界における絶対的貧困について。日本国民の1/6が貧困層であるということ、世界には7億人が絶対的貧困に陥っているという事実。 貧困と犯罪が密接...続きを読むに結びついていることが、いくつかの例を挙げながら述べられていて、とても分かりやすかった。まともな教育を受けられなかったり、自己肯定感が著しく低下した結果、悪い大人たちに騙されて犯罪に走る子たちがなんと多いことか。また、私たちがこのような貧困を「無関心」により放置した結果、増税や犯罪増加などそのしっぺ返しを受けていることも書かれている。 さらにはいまだに衝撃的で記憶に残っている川崎の中1男子生徒殺害事件を例に挙げて、貧困と孤立、犯罪の関係を紐解く。 貧困とセックスの関係についても、詳しく解説されている。貧困だけではなく虐待など(性的虐待、教育虐待含む)から居場所をなくした女の子たち。自暴自棄になった彼女たちが辿り着くセックスとドラッグは密接に関係している。 こういう子たちが自暴自棄にならずに前向きに立て直していくためには、周りの善い大人たちの手助けが必要だ。 昨今のニュースを見ていると、善いお面を被った鬼畜もいるので、どこを信頼していいのかわからない・・・と諦め半分の気持ちになりつつも、やはりどこかで著者の言葉「人々の無関心は核ミサイルと同じくらいの暴力だ 」を意識して、自分には何ができるかを考えていかなければならないと思った。
子供が読んでもわかりやすく書かれていると思った。 日本の貧困は海外の貧困とは違ってもやはり自力でどうにかするのは困難なんだな。
漠然とした世界の貧困事情、サイクル事情がリアルに伝わる。厳しい現実だけど動かないと考えていかないと変わらない。再認識、意識を新たにできる機会になった。既に難しい世の中だけど地域で子供を見守り育てていくことと、その地域の神社を中心に暮らしていくのがいいと思うのと、監視カメラはもはやいたるところにあった...続きを読むほうがいいと思うのと。
貧困についてわかりやすく、読みやすくまとめられています。 大人の貧困、子どもの貧困、女性の貧困。 日本の貧困、世界の貧困。 貧困によって起きてくること。 暴力。性被害。トラウマの再演。犯罪。 ストリートチルドレン。児童労働。少年兵。 そして、人生を切り開いていった人の物語。 豊富な内容が、...続きを読むぎゅーっと凝縮されています。 「貧困」について学び直す、よい機会になりました。
イメージがしやすい。 社会に生かされてる感覚がなく、親ガチャだとか、人生をハックとかいう言葉が流行ってて、自分1人もしくは最小単位で生きていけると思ってる、そうするしかないと思ってる人たちが多すぎる。 自分が社会の底に埋もれてしまった時、助けられたいから助けたい。自助努力クソ喰らえと思う。 治安や税...続きを読む金の予算などに繋がってること。 国や団体だけでは解決できないことがあること。 まずは1人を助ける、でいい。 クリスマスはブックサンタしよ。
いい本だった。 鬱病と所得の関連、反社会より非社会性の子が増えている現在、日本の刑務所には、知的障害者が約2割いることとか、知らなかったことがあった。 特に鬱病は、年収400万以上と100万未満で比べたときに、約7倍も開きがでるとか。 出来ることをしたいと思った。 コロナ下で、頑張ってた人たちには、...続きを読む頭が下がった。
著者のルポルタージュは以前も読んだことがありますが、いずれもイメージしやすいです。 本書についても、貧困層が陥っている生活やそれが社会に与える影響など、貧困を取り巻く問題についてわかりやすくまとめられている良書です。 「心のレベルアップ」というワードが本書では提唱されていますが、解決を目指す上で...続きを読む非常に良い言葉であると思います。 なぜ子供の貧困は解決されなければならないのか、解決するためにできることは何かなど、平易な言葉で語り掛けてくれるので、社会問題への関心の扉を開けようとしている方に特におすすめしたいです。
貧困が子どもに与える影響、貧困がどうやって生まれるのか、貧困の連鎖、海外と日本の貧困の違いが統計や著者のインタビュー経験などから、数値・事実をもと説明・解説がなされており、非常に分かりやすかった。本書の対象は学生だが、30代の自分が読んでも勉強になった。全世代が読むべき本だと思う。 特に印象的だった...続きを読むのは、貧困は当事者だけの問題ではなく、回り回って結局は社会全体、つまり貧困ではない者にも影響を与えるということ(税金負担や犯罪の増加など)が国内外の実例をもとに分かりやすく説明されており、そういう意味でも全ての人が関係する問題である。 全体的に数値やインタビューなどの事実に裏付けされた説明が多く、もちろん著者の意見も随所に挟まっているが、押し付けがましくなく、こういう題材本にありがちな左系のとりあえず社会が大人が悪いというスタンスでもないところが読みやすくて好感が持てた。1日でスラスラ読めた。
日本における貧困と海外の貧困(スラム街)の違いの考察がまず勉強になりました。 日本は福祉制度が整っているため、スラム街などもなく国全体は安定している。一方「ごちゃまぜ」であるが故に貧困者は常に富める人と競争を強いられたり、格差を見せつけられたりすることで自己否定感を抱きがち、という点はなるほどと納...続きを読む得。 貧困を他人事と捉えず自分にできることを考えていきたい。
貧困について日本と世界両方についての講義形式のルポ 自己否定感をキーワードに貧困を生み出していく仕組みを解説。 17歳向けの講義という体裁で優しい語り口で、温かく希望を残しながら、問題に対する熱さと、実際に観てどうしようもなくなった無力感も伝わってくる。 内容としては現代を生きる社会人としては必須...続きを読むの教科書に近いものだと思う。 まずは知ることから。
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