43回の殺意―川崎中1男子生徒殺害事件の深層―(新潮文庫)

43回の殺意―川崎中1男子生徒殺害事件の深層―(新潮文庫)

737円 (税込)

3pt

2015年2月20日未明、凍てつく風が吹きつける多摩川の河川敷で、上村遼太君は全裸で息も絶え絶えに草地を這っていた。カッターで全身を43カ所も刺されて――。後に殺人などの容疑で逮捕された3人の未成年者が法廷で明かした理不尽な殺意。彼らに反省の色はない。そして互いに責任を擦り付け、攻撃し合う被害者の両親……。無辜の少年はなぜ命を奪われたのか。緻密な取材を基に深層を炙り出す。

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43回の殺意―川崎中1男子生徒殺害事件の深層―(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    匿名

    購入済み

    何が正解か

    遼太くんを助けるためには何ができたのか、親や教師、周りの人が不登校や非行に走り始めた時から支援を始めても遅いのだと感じた。
    こんなことを思いたくはないけど、家庭環境と育つ土地環境は生育の過程に大きな影響を及ぼすことを確信する内容だった。
    また、不遇な現実からみんなが目を背けた結果の凄惨な事件だと思う

    0
    2023年09月26日

    Posted by ブクログ

    報道だけでは分からない事件の詳細が、丁寧な取材に基づいて書かれている。個人に責めを負わせるのではなく、社会の問題として伝えようとする作者の思いが伝わってきた。

    0
    2021年07月22日

    Posted by ブクログ

    石井光太『43回の殺意 川崎中1男子生徒殺害事件の深層』新潮文庫。

    プロローグを読んだだけで物凄く陰鬱な気持ちになる非常に重たいノンフィクションだった。読みながら、こんな悲惨な事件があったことを思い出した。

    2015年2月20日の未明、多摩川の河川敷で事件は起きる。3人の遊び仲間の少年にカッター

    0
    2020年12月25日

    Posted by ブクログ

    どうして、なぜ。
    人間はこんなふうになってしまうのか。
    事件があった当時は衝撃的な事件だなと思ったくらいであまり多く感じなかったが、、

    石井さんの文章、とても読みやすい。

    0
    2024年09月15日

    Posted by ブクログ

    事件に関する本は沢山読んでいるが、毎回何とも言えない気持ちになる。今でも心に深く残る事件の一つ。どこかで防ぐことは出来なかったのかな。運が悪かったと言う表現があまりにも辛い。せめて加害者達が心から反省し、罪を償う姿勢を見せてくれればと思うが、それも叶わないとは。
    少年法に限らず、今の時代に追いついて

    0
    2024年04月05日

    Posted by ブクログ

    生まれてくる全ての子供達が、生きがいを持って人生を全うできたら、どれだけいいだろう。

    生きていくには辛いことや悲しいこともあるけど、それでも前に進んでいけるような世の中になってほしい。
    結局はそこだよね、大人の義務は。

    0
    2023年10月16日

    Posted by ブクログ

    ・家庭裁判所や保護観察所の責任問題

    事件を誰かしらの眼差しで捉えた本であることは留意すべき。特に、母親側から語られた言葉が無いため、父親に肩入れしすぎないように読まねばならない。

    0
    2023年04月11日

    Posted by ブクログ

    この事件で一番衝撃だったことは犯人の少年たちが逮捕される前にSNSで写真と名前らしきものが公開されていたことでした。少年法で守られてきた個人情報がいとも簡単に出回る世の中になったと当時の私は思いました。
    少年法の腑に落ちない点がSNSで露わになったかもしれませんが、事件と全く関係性のない人たちが「こ

    0
    2021年04月10日

    Posted by ブクログ

    感情的になっても、何も生まれない。
    私は友人からそう教わったことがあるけど、この言葉を思い出しました。

    少年犯罪も完全には無くならないにしてもむごい事件がこれ以上起こらない世界になってほしい…

    0
    2023年09月23日

    Posted by ブクログ

    なんとも言えない。この本を読み終わった直後は辛くて感想も書けない。
    この本に出てくる加害者少年たちや、つるんでいた子たちのあまりの語彙の少なさにびっくりするときがある。本当に、限られた世界の限られた認識の中で生きてて、こじれてて、こんな犯罪が起きてしまうことになったんだと感じた。
    被害者の父親が、「

    0
    2023年03月04日

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