「鬼畜」の家―わが子を殺す親たち―(新潮文庫)

「鬼畜」の家―わが子を殺す親たち―(新潮文庫)

小説・文芸
693円 (税込)

3pt

使用済みのオムツが悪臭を放ち、床には虫が湧く。暗く寒い部屋に監禁され食事は与えられず、それでもなお親の愛を信じていた5歳の男児は、一人息絶え、ミイラ化した。極めて身勝手な理由でわが子を手にかける親たち。彼らは一様に口を揃える。「愛していたけど、殺した」。ただし「私なりに」。親の生育歴を遡ることで見えてきた真実とは。家庭という密室で殺される子供たちを追う衝撃のルポ。

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

「鬼畜」の家―わが子を殺す親たち―(新潮文庫) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    購入済み

    未知の世界、でも他人事じゃない

    読み進めていくうちに、どんどんその酷さの指数感覚が麻痺するような未知でよく理解できない行動の数々だった。しかし、どこかで自分もこの環境にいたら同じ行動をしてしまったのではないか、、?という感覚に襲われ、自分が怖くなると同時に周囲の環境の大切さを痛感した。
    子どもは親を選べない、ましてやどんなに酷いことをする親でも子どもにもとっては愛情をくれる大好きな親だから胸が痛む。
    どうしようもないと片付けてしまってはいけないことだが、本当にどうしようもない負の連鎖が引き起こした事件だった。

    #ダーク

    0
    2023年08月23日

    Posted by ブクログ

    こういうのを読むと「明日は我が身」と思う。子育てしていると、些細なことでイライラし、つい強く叱ってしまうことが時々ある。普通はすぐに我に返って落ち着くが、エスカレートして自分でコントロールできなくなると、虐待になる。特に配偶者が同じタイプだと、加虐性が増長してしまうような気がする。全く他人事と思えない。

    0
    2022年11月24日

    Posted by ブクログ

    ただただ許せない3つの虐待事件の報告書だ。どの事件も子供が亡くなっていて彼らの両親には憤りを感じた。だが、そのような事件を知っていくと彼ら両親の幼少期からの複雑な家庭環境がそのような事件を引き起こしたといっても過言ではないことが分かった。だから、私たちがこのような本を読んだり、ニュースを見て「虐待事件」を知り両親をただただ批判するだけでは、今後のこのような事件を防ぐことができないのではないかとわかった。彼ら自身は彼ら自身の方法で子供を愛していて、ただその正しい方法を子供の時に教えてもらえなかったということだ。私はもっと本を読み「虐待事件」について深く考えたいと思った本だった。

    0
    2026年05月13日

    Posted by ブクログ

    ネグレクトや児童虐待の裏には、連鎖する劣悪な家庭環境があることを知った。
    今後世の中がそういった家庭へのアプローチを深く取っていけるように変われば、救われる子供、そして母親も増えると思う。

    0
    2025年08月06日

    Posted by ブクログ

    酷くて目を背けたくなるが、現実に起こったことなのだ。悪意で人を傷つけるというより、愛し方/生き方を知らない。深く考えられない。
    ヒトの生き方、倫理にもとるけれどもそういう大人をいわゆるフツウの大人に近づけなければならないのか?ヒトはケモノなのでは?等々、考えることが多い。
    「境界」と思う。
    あとがき(エピローグ)で本当に救われた。

    0
    2025年02月17日

    Posted by ブクログ

    audible27冊目。

    我が子を虐待し殺害してしまう事件はよく覚えているつもりでしたが、この本に取り上げられた事件については、すべて記憶にありませんでした。
    どれも、詳しい経緯や実態を知れば知るほど「鬼畜」だと感じ、忘れられないような事件なのに…

    もしかすると、その凄惨さから、テレビでは詳しい内容まで報道されなかったのかもしれないし、あるいはわたし自身が、「またこんな事件があったのか」と感じただけですぐに忘れてしまったのかもしれない。
    いずれにしても恐ろしく、悲しいことです。

    幼い子どもを死なせてしまった責任をなすりつけ合う親の言動に怒りを覚えましたが、その親たちの生育環境を辿ると、さらにその親に大きな問題があったことにも気付かされます。
    事件の真相を追うだけでなく、このような悲しい事件をなくすためにはどうしたらいいのか、を考える機会を与えてくれます。

    特に、救済を求める母子を支援する団体の活動が取り上げられていたところがとても印象的でした。
    このような活動をしてくださっている方々のおかげで、親も子も救われていくんだなと思いました。
    こういった活動を充実させるための助成金の支給や、さまざまな体制の整備や周知などの必要性を痛感しました。


    0
    2025年01月11日

    Posted by ブクログ

    「鬼畜」にも鬼畜なりの生い立ちや人生がある。自分の子の命を奪うことは許されることではないが、そこに至った経緯などは丁寧に聞いていかないと、鬼畜という言葉だけで片付けてはいけない。

    0
    2024年06月01日

    Posted by ブクログ

    鬼畜っていうか、当の本人らは、子を愛してるとの認識か…
    何か、ゴソッと何かが抜けてる…
    常識というか、ごく普通に思える事がそう思えない…
    ここでは、3件の事件を追っているけど、共通してるのが、それ。

    作者は、その原因を事件を起こした親達の育てられ方が、このような子育て出来ない親達(多分、子育てだけやないんやろうな)を生んだと考えてそう。(あくまで、私が読んで思った事なんで、本当かどうか分かりません。)
    劣悪な環境で、生まれた時から、育って来たら、表面上は普通でも、何かが抜けるもんなんかな…
    それは、親から自分を守る為の防衛本能みたいな…
    だからと言って、そんな事を理由に事件を正当化出来る訳やないし、親ガチャとかで安易に片付けられる問題やないし…

    こういうのって、個人とかやなく、もっと大きなもので防いでいかなあかんものなのは分かる。社会全体として。
    でも、それには時間がかかるし、今今、こういう事件が増えてる中、それを待ってられんのも確かなんやけど…
    難しい…
    せめて、自身は、そういう事を起こさないように自戒するしかないのか…
    難しい…

    0
    2023年12月22日

    Posted by ブクログ

    読むのがただただ辛かった
    ケーキを切れない非行少年たちと一緒に読むと思うところがより大きいと感じました。
    このような家庭で育った子供も、もしかしたら将来こういったレベルではなくともうまく家庭関係を作れないという事態は起こりうるわけで、万が一そうなったときには責められる側にいつのまにか変わってしまうわけで。そうならないことを祈り、そうならないための公助が必要と切に思いました。
    親自体は如何ともしがたいというのが率直な印象ですが、言い方は難しいですし冷たいようですが親と引き離して適切な環境を提供できる制度は必要な気がしている。共助の範囲で力になれることがあればしたいと思いました。

    0
    2023年12月11日

    Posted by ブクログ

    ものすごい情報量。私には受け止めきれないようなことも沢山あって、著者が取材にかけた労力たるや、相当なものだと思う。
    虐待の連鎖については既に広く知られるところではあるけれど、ここまで畳みかけられると、もはや子供の虐待死は、現代社会における自然淘汰なのではないかとさえ考えそうになってしまう。
    どんなに子供が欲しくても授からない人だっているのに、どうしてこんなにままならないのだろう。
    養子縁組の仕組みがもっと機能的に働くようになればいいと思うんだけど、戸籍制度と親和性が低いので道のりは遠そうですね…

    0
    2023年09月24日

「鬼畜」の家―わが子を殺す親たち―(新潮文庫) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める ノンフィクション

ノンフィクション ランキング

石井光太 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す