その扉をたたく音

その扉をたたく音

616円 (税込)

3pt

ミュージシャンの夢を捨てきれず、親からの仕送りで怠惰に暮らす、29歳無職の宮路。ある日、余興の時間にギターの弾き語りをするために訪れた老人ホーム・そよかぜ荘で、神がかったサックスの音色を耳にする。演奏していたのは年下の介護士・渡部だった。「いた、天才が。あの音はきっと、俺を今いる場所から引っ張り出してくれる」――神様に出会った興奮に突き動かされ、ホームに通うようになった宮路は「ぼんくら」と呼ばれながらも、入居者たちと親しくなっていく。人生の行き止まりで立ちすくんでいる青年と、人生の最終コーナーに差し掛かった大人たちが奏でる感動長編!

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その扉をたたく音 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    コメディかと思ったらちゃんと青春だった。遅咲きのやつ。なんて言うか、恵まれているとか貧しいとかって、結局相対評価でしかなくて、自分自身の中で当たり前のことが、意外と他人からは凄いと思われているのかなぁと、思いました。
    「自分だけが分かってるお笑いが一番つまらん」ってパンチラインが最高。

    0
    2025年10月14日

    Posted by ブクログ

    私は、今は自分のために小説を書いている。でも、いつかは誰かのために言葉を紡げたら、そう思わせてくれる物語でした。今のタイミングで読めてよかったです。

    0
    2025年08月04日

    Posted by ブクログ

    今の自分にちょうど良かった。自分自身に何らかの燻りを感じている人に読んでほしい。
    主人公はガキっぽいけど、悪いやつじゃないし読み進めるうちにどんどん可愛げが出てくる。
    水木のばあさんも渡部も本庄のじいさんも良い。
    綺麗事だけじゃないのがいい。

    9の最後の宮路の気持ちと、16の最後の水木のばあさんの

    0
    2025年07月13日

    Posted by ブクログ

    親からの仕送りで暮らす夢追い人の宮路と、介護士で苦労人の渡部が織り成す笑いと涙の物語。結末はうっすら予想していても、やはり鼻の奥が熱くなりました。瀬尾まいこさんの他の本も読みたいです。

    0
    2025年07月09日

    Posted by ブクログ

    一気読みだった…純朴ではないけど素朴そのもの、ひねくれてはいないけど人生を飛び出せずにいる、そんな主人公。
    音楽の力。人が人と関わるということ。
    心にそっと、でもグッと、沁み入る本。

    0
    2025年07月02日

    Posted by ブクログ

    瀬尾さんはすごい。
    日常誰にでもあり得る悩みや葛藤をスラスラと描いている。飽きることなく一気読みできた。
    何か励まされるような。
    前を向いて、次の一歩が軽く出せるような。
    そんな前向きになれる一冊。

    緩やかな展開は賛否両論ありそうだが、主人公の生活や心理的変化を想像させるのには必要な表現なのかもし

    0
    2025年06月30日

    Posted by ブクログ

    薄めの文庫本で短時間で読めた。
    ギター弾きのボンボンのボンクラとサックスの上手い介護士とお年寄りたちとの関わりを描いた心温まる作品。

    0
    2025年12月11日

    Posted by ブクログ

    久しぶりの瀬尾まいこ作品

    あと少し、もう少しに出てきた渡部くんがここで登場、熱い

    ぐうたらな無職の29歳があるきっかけで「目を覚ます」物語

    0
    2025年12月07日

    Posted by ブクログ

    最初は、ちょっとイライラするくらいのぼんくら君が、しっかり「起きて」大人になってく。
    主人公よりも、だいぶ年上の私も、何となく一緒に改めて前を向きたくなった。
    それにしてもお年寄りとのふれあいって本当に凄いなと思った。
    お年寄りだから達観してる訳じゃない。きっとしっかり生きてきてるから、若者の本質を

    0
    2025年12月02日

    Posted by ブクログ

    瀬尾さんらしいヒューマンストーリーで心がポカっと温かくなる小説でした。
    主人公のどうしようもない宮路が老人ホームで働く渡部君との出会い、そしてなんだかんだ可愛がってくれる水木のばぁさん、はじめ多くの人とのかかわりの中で心や行動が変わって行く優しくて温かくて、どこにでもありそうでなさそうで、こんな出会

    0
    2025年11月29日

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