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ミュージシャンの夢を捨てきれず、親からの仕送りで怠惰に暮らす、29歳無職の宮路。ある日、余興の時間にギターの弾き語りをするために訪れた老人ホーム・そよかぜ荘で、神がかったサックスの音色を耳にする。演奏していたのは年下の介護士・渡部だった。「いた、天才が。あの音はきっと、俺を今いる場所から引っ張り出してくれる」――神様に出会った興奮に突き動かされ、ホームに通うようになった宮路は「ぼんくら」と呼ばれながらも、入居者たちと親しくなっていく。人生の行き止まりで立ちすくんでいる青年と、人生の最終コーナーに差し掛かった大人たちが奏でる感動長編!
...続きを読むPosted by ブクログ 2024年03月31日
人は、誰でもいつかは皆死んでしまう。
だけど確かに、そこに存在していた。
ちっぽけな自分でも誰かの役に立てている。
人は皆誰かに生かされて生きている。
そう思える、心温まる美しい小説でした。
主人公がお年寄り達との交流を通じて少しずつ心の変化が現れ成長していく様子が感じられました。
最後には涙が...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月25日
211ページ
1400円
12月6日〜12月8日
大学を卒業して7年。音楽をやるために就職もせず、親に仕送りをしてもらう日々を過ごす宮路。老人ホームそよかぜ荘でギターを演奏した日、宮路は渡部のサックスに心をうたれた。そこで出会った水木のばあさんは、宮路をぼんくらと呼び、かわいがる。買い物をしたり、...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月18日
あー
とてもよいお話でした。
主人公の宮路は、高校の頃からギターを始め
音楽で成功するという夢を持ったまま
迷走中の29歳 無職…
自分でもわかっているけれど、何がしたいのか、
わからない。
ひょんなことから老人ホームの「そよかぜ荘」に
関わるようになり、そこで職員でとても上手に
サックスが弾ける...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月11日
再読本。
29歳の無職でミュージシャンへの夢を追い求めている宮路(主人公)が、老人ホームで出会った介護士の素晴らしいサックス演奏に触発され、人生の転機を迎える感動的な長編小説。
この作品は、他作品 『あと少しもう少し』に登場したあるキャラクターが再び登場するスピンオフ小説となっている。(※ 前作の知...続きを読む
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