朝倉かすみの作品一覧
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小説・文芸
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Posted by ブクログ
どうしようもない気持ちになった時、ウニ坊を心に飼って、ぱっかぱっかと愉快な音をたてて何のけなしに笑って見せるところを想像して気持ちを軽くしようと思った。
不遇やなんてものはなくて、全部自分の手で手繰り寄せて運は勝ち取るものだ!と思っていた、が、生まれつき障がいのある身体に生まれていたら到底そんな考えは浮かぶはずもなく、私はただ良い方のクジを引いたほうなんだと思った。あとは、不妊に悩む人の解決策が沢山あるいまのご時世に生まれて良かった。江戸時代とかだったら子を持たない人は理解されずなかなかにつらいだろうな。
わたしも自分にとって自分が善しとなれるように努力したい。りよが、ヒデさんを通して自分自身
Posted by ブクログ
女として生まれてもうすぐ30歳になる。
私はここに来るまでありとあらゆる女特有の通過儀礼のようなものを果たしてきた。
胸が大きくなって、生理がきて。
異性と関係を持ったり結婚や子供を意識する。
それでも何となく、いつも自分自身に対して俯瞰的である。
女は人生でたくさん名を変える。
「幼女」が「少女」になって、
「彼女(恋人)」になって、「妻」になって「母」になる。
その流れを俯瞰的に見た時に、
この人にはあって私にないものは何で、
そのせいで私は「普通じゃない」のかもしれないと
思うこともある。
そんな30代になる分岐点に私はいる。
本作「けんぐゎい」は、
幼少期の病のせいで痘痕