朝倉かすみの作品一覧
「朝倉かすみ」の「平場の月」「そんなはずない」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「朝倉かすみ」の「平場の月」「そんなはずない」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
中年という枠も後半に差し掛かっている今、老後をどのように過ごすのかは、私にとってかなり関心の高いテーマだ。正直、健康に楽しく老後を過ごせるイメージはあまりなく、自分の気力や体力があるうちに、自分で人生をたたみたいとすら思っている。
そんな老後観を持つ私にとって、本作で描かれる、人生の最終盤で楽しく集まる老人たちの存在は、とても明るく、素敵な営みに見えた。
彼らを見つめる若年層もとても優しい人たちだし、心理描写もすっと腹に落ちてくるような言葉が多く、深く共感しながら楽しめた。私にとっては、シリアスになりがちなテーマをコミカルに、そして温かくまとめた素敵な一冊であった。
Posted by ブクログ
ジャケ買いで帯と装丁を見るなりレジに持って行きました。禍福は糾える縄の如し、というフレーズはあらゆる本で語られますよね。本作中では江戸ならでは、これはちと粋じゃないと言うことで賽の目の1の裏は6理論ってのが小洒落ていて、人生はくじ引きだけどその結末は誰にも分からないよ、ということらしい。作中のふゆも幼いときは痘瘡を周囲からいじられて作り笑いを見せる姿があり、やがて自分を"けんぐわい"に生きるしかない人間だ、と痘瘡面の自分は普通には生きられないと思い込ませられるんですけど、果たしてそうなのか?を問う作品です。思い込ませられたのは、それはそれとして、それを背負い自ら螺旋階段を降