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須藤が死んだと聞かされたのは、小学校中学校と同窓の安西からだ。須藤と同じパート先だったウミちゃんから聞いたのだという。青砥は離婚して戻った地元で、再会したときのことを思い出す。検査で行った病院の売店に彼女はいた。中学時代、「太い」感じのする女子だった。50年生き、二人は再会し、これからの人生にお互いが存在することを感じていた。第32回山本周五郎賞受賞の大人のリアルな恋愛小説。
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「平場の月」
2025年11月14日公開 出演:堺雅人、井川遥、中村ゆり
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Posted by ブクログ
結末は置いておいて⋯⋯こういった地味な大人のロマンスに憧れます、理想のストーリー、ぶっ刺さりまくりです(同年代,独身) 映画見たいけど⋯⋯僕の心は保つのだろうか
映画を先に見た。そして、すぐにこれを買った。あっという間に読んでしまった。映画とは構成がやや異なるし、映画では場面が追加されていたり、逆に原作にある場面がなかったり、それはそれでいい。不思議なんだけれど、堺雅人と井川遥が演じる主人公たちや、それ以外の人物たちが、この原作の中で動いているように感じられ...続きを読むた。映画は原作から生まれたはずなんだけど。もう一度、映画を見ようと思う。そうしたら、直接映画では描かれていないところを想像しながら、より深く映画が観られるのではないかと思うから。
須藤という女性の描写にリアルを感じた。離婚歴のある50代の女はどんな話し方をし、どのように振る舞うのかをうまく描けている。冒頭に時系列的にはほとんど終末の描写があり、読者は戸惑うが、これが趣向であるのだと分かれば、中盤のささやかながら充実した幸福の描写が活きてくる。 オノマトペなどをうまく使い言...続きを読む語化しにくい微妙な感情を描いているのも印象に残った。小説の筋としては珍しいものではないが、表現力の妙にかなり感ずるものがあった。
やはり何度読んでもリアルでしんどい、でも生きているが詰まっている。これぐらい器用に生きられたらとか、あの人みたいにお金持ちだったらとかたま~に、ほんのたま~に思うけど、これだけ何気ない日常の中で世界がヴィヴィッドに輝く瞬間があるのだとすれば生きたもん勝ちだと思わずにはいられない。年をとり、諦念や覚悟...続きを読むをもって生きていくことの心地よさと息苦しさがごちゃごちゃになって喉元で詰まる。人生から逃げず、向き合い、自分の思う幸せを求めて人は生きていけるし、死んでいくことができるとこの小説から教わった気がしました。
映画がよかったので、すぐ本を買って読みました。 映画を先に見ていたから役者の顔や映像を思い出しながら読めた。 須藤という女性の太い感じが、映画でよく表現されていたなと改めて思う。 本だけ読んでいたら、この作品のよさはわからなかったかもしれない。 須藤のセリフが井川遥さんの声を通して聞こえてとても良...続きを読むかった
映画が気になっていたのだけれど、先に原作を読んでおくかと手に取った。 完全にやられた。 どちらかと言えば乾いた文体なのに、密度が濃く、須藤と青砥、それぞれが持て余している行き場のない思いが、自分の中にも根をはっていく。 しばらく、須藤と暮らしていきますw
伝わってくる空気感がすごかった。文章なのに。文字なのに。 伝わってくるのはその行間の空気。 そして、大人ならではの思考と言動、そしてその2つの間にある距離。 もしこれを読んで、ピンとこなかったら、少し時間をあけてもう一度トライして欲しいな。 あまり人に強引に勧めるの得意じゃないけれど、この作品はそ...続きを読むこまで言ってしまいそう。
映画予告を観て、主題歌が良いし、映画を観にいくかを決めるのに原作を読んでみようとおもった。 主人公の男性(青砥)の目線での話のなので、相手女性(須藤)の素直じゃない対応にイライラしながら読んでいたが、最後の2ページで主人公と共に大反省して泣いた。 須藤、気持ちをわかってあげられずごめん。 映画も観に...続きを読む行ってみようとおもう!
すぐ自分の横にありそうな50代世代のあるあるなアレコレに共感したり。親の介護問題やら、自分自身の健康問題、身近な人の死とか。青砥の立場になると、大切な人の最期に寄り添えなかったこと、サインに気付けなかったとか、悔やまれる部分はあるけど、須藤の生き方と心の太さとか男前やとは思ったりしたけど、2人の1年...続きを読むという時間のちょうどよい幸せの詰まった濃さに感動した。心の描写も読んでてゾクゾクしました。
時間の流れるスピードが少しゆっくりしている感じをずっと感じながら読んだ。 色んなものと折り合いをつけて、無くしたものも多く、諦める事を時間の中で受け入れるような感覚。 いやだけど、現実を受け入れながら生きていく強さも感じた小説。
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