ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
デートの経験もある。男と寝たこともある、一度きりだけど。二十五歳の二宮風吹(にのみやふぶき)は「必死」が苦手。恋に餓えた顔を晒(さら)すぐらいなら地味で結構。そんな私が一目惚れするなんて。鍵屋の若旦那を想う気怠(けだる)く、もどかしい日々。攻め手が分からない。そんなときアパートの大家が言った――「好かれようとしないことよ」。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
鍵屋にぞっこん。ちくしょう、鍵屋が好きだこんちくしょう色男め。吹雪が人に疑問を投げかける時の、「~なのでは?」って言うところ、ちょっとわかるしなんか好きよ。私も頭が固いから大家と山本ふみえに軽口叩かれながら励まされたい日々。 追伸・昨日ふとヒロエ・Oを思い出してギリギリしたから、私の鍵屋へのラブ度...続きを読む異常。
本屋さんで書店員さんがおすすめしていたので、読んでみた。 大家さんの言葉が素敵すぎる。 いくら好きな相手でも自分を安売りしちゃいけないんだなーと思いました。
面白かったー! 主人公の風吹に、すごくシンパシーを感じられて。 ちょっと自意識過剰なところとか、評論家目線、とか。 風吹の気持ちがじりじりと痛い程に伝わって心をもみくちゃにされた心地がした。 表現が独特で、馴染んだらくせになる。 いい小説でした。
めちゃくちゃ面白かった。 凄かった。 と、幼稚な言葉しか出てこなかったのが残念なくらい。 何度も何度も表現の妙にページをめくる手が止まったし、 発想力と連想の連鎖に思考を巡らせた。 朝倉かすみの描写の、リアルさと小説らしさ そのありかたのバランスの取り方、それが非常に好みなのである。 あらすじ。...続きを読む 25歳風吹、何にも必死になろうとはしてこなかった女。 というとやけに嫌な女に聞こえるけれども、いわゆる「必死かっこわるい」というスタンスではなく、「待っていてもいいじゃない」くらいのもの。 その健全な水のような風吹が恋をしたのは、鍵屋だった。 旅行帰り、スーツケースの鍵が開かなくて 大家さんに紹介してもらった鍵屋。 一目惚れだった。 もっと見たい、声がききたい、風吹は彼女なりの勇気をふりしぼって行動を起こしていく。 その一つであるベリーダンス教室に通ったことで 風吹は自分の身体の存在を自覚し、 自分にはない美しさを持つベリーダンスの講師のヒロエ・Oが 自分の片思い相手である鍵屋と特別な関係にあることを知る--。 という感じです。 いやもう本当に、文章だけでも最悪読めちゃいます、 っていう文体フェチの方がどのくらいいらっしゃるか 私にはわからないんですが、 この本はそういう方にもうってつけです。 それでいて物語もおもしろいんだから、たまったものじゃありません。 お手上げです。 「鍵」というキーワードで 鍵を開ける、錠前を閉める、という展開になっていた時点で もうぞくぞくしてたまらなかったのですが 鍵師の過去が語られるに至って 「ああ、これも鍵がかかっていた部分なのか」と気付きました どれだけ意味を持たせるのか どれだけ緻密に構成されてるのか 同じ表現の多用も目立つのですが、それが実に効果的なんです かれの声を指してオブリカード、ハーモニクス と風吹は陶酔するのですが、 それが回を重ねるごとに読者にも伝播してくるようで いつのまにか私も陶然として風吹の前にいる「彼」を思うのです 風吹というのも変わった名前で最初は馴染みにくいな と思ったんですが 中盤あたり、彼女が奮闘する章を読み終わったところで 「やったじゃないか風吹!鍵屋の錠前の間から風を吹かせたな!」と 彼女を拍手喝采して気付きました 鍵がかかっていても風は入り込むから風吹? いや考えすぎかなあ これは誰にでも勧められる本だな、と私は思います。 読んでいて静かに恋心に浸るとか、しんみりするとか、そういうのとは逆! どんどんテンションが上がっていくんですね。 そうだよねそうだよねわかるよ!って、叫びだしたくなってしまう感じ。 とびきりのガールズトークを聞いているような感じでもあり、 王道の少女漫画を読んでいるようであり、 そのくせきっちり文学作品しているのですから、 ノックアウトされない筈がないですよね。 この本、ピカイチです。 朝倉かすみの中でも一位か二位を争うほど好きです。
「好きになるってなんだっけ?」と思った時に読んでとても大切にしていた作品。恋愛に一生懸命だなんて女優か詩人がすることよと言ってた風吹がもどかしい片想いをしてしまう。それに助言してくれる大家さんの言葉がどれも意外なようで的を得ていて、勉強になった。「周りがどうこう、条件がどうこう、落とす技がどうこうっ...続きを読むてゆう話じゃないのだ、恋愛は!」となるため、恋愛離れしていてわからなくなった人にオススメ。
この人の作品2冊目。 やっぱりどことなく狂気じみてるけど人間らしいなあと思う。 恋愛小説。 ベタベタな、ベタな恋愛小説。
うーん、いいっすねぇ! 何がといいますと、人物の会話の言葉のセンス。 ボクトツな!?主人公が、じっくりと恋を進めていく様。 何気に、人妻から相手を勝ち取っていくところ。 作者、勝手に若い人なのかと思ってたら自分の親とさして変わらないご年齢であられた。 言葉のセンスとか好みって、案外、歳関係ないのか...続きを読むもねと思った夜。 さっ、次の朝倉かすみ文庫は何読もうかな♪
途中まで、ああ、よくある、ダメな女の空回りかなあ、とおもったのですが、なにこれ!ときめくじゃない!!こんな小説も書けたんだ、このひと。ときめきました。
田村はまだかでも思いましたが、著者独特の空気感が非常に読んでて心地よいです。何処にでもいそうな平凡な人々をごく普通に書いてるだけなのに、ちゃんと一人一人が嫌味なく主人公としての輝きを持ってる。
各章の最後に、風吹視点じゃなくて彼視点のブロックがあって、そのやり方がなんだか好きでした。本当に短くて「匂わせる」くらいのものなのでそれでよりドキドキ出来たというか。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
好かれようとしない
新刊情報をお知らせします。
朝倉かすみ
フォロー機能について
「講談社文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
平場の月
乙女の家(新潮文庫)
玩具の言い分
感応連鎖
肝、焼ける
恋に焦がれて吉田の上京
幸福な日々があります
静かにしなさい、でないと
「朝倉かすみ」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲好かれようとしない ページトップヘ