ある行旅死亡人の物語

ある行旅死亡人の物語

小説・文芸
1,760円 (税込)

8pt

はじまりは、たった数行の死亡記事だった。警察も探偵もたどり着けなかった真実へ――。

「名もなき人」の半生を追った、記者たちの執念のルポルタージュ。ウェブ配信後たちまち1200万PVを獲得した話題の記事がついに書籍化!

2020年4月。兵庫県尼崎市のとあるアパートで、女性が孤独死した。現金3400万円、星形マークのペンダント、数十枚の写真、珍しい姓を刻んだ印鑑鑑......。記者二人が、残されたわずかな手がかりをもとに、身元調査に乗り出す。舞台は尼崎から広島へ。たどり着いた地で記者たちが見つけた「千津子さん」の真実とは?
「行旅死亡人」が本当の名前と半生を取り戻すまでを描いた圧倒的ノンフィクション。

※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください

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ある行旅死亡人の物語 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    たまたま見かけた官報をたどり、なくなった人がどういった人物かが明らかになっていく。それは謎だらけだったその人の謎が全て明らかになることとは違うけど、でも「人」としての厚みが増していくこと。
    誰かを調べるのにこんないろいろな方法があるのか…と驚いた。でもやっぱりその中でも人の記憶っておもしろいなぁと思う。記録だけじゃなくて感情も伴ったもの。

    0
    2026年07月15日

    Posted by ブクログ

    audibleにて。

    これほんとにノンフィクションか?と思うような種類の面白さがあり、途中までサスペンスドラマを見ているような感覚だった。

    こういう世界があるんだなあと知識を得る気持ちよさも良かった。

    最期まで詳細が分からない部分もちゃんとあり、最終的に「ノンフィクション」に引き戻され、不思議な気持ちになった。なのになんだか収まりがよくてスッキリした読後感なのは書き手の妙ってやつなんでしょうか。すごいなあと思いました。

    0
    2026年06月15日

    匿名

    購入済み

    引き込まれました

    物語の先が気になり一気に読んでしまいました。
    ニュース記事見てとても気になっていたので購入して読んでみましたが人生について考えさせられ、死んでもなお、生きた証がのこされていることが素晴らしく感じました。

    #深い

    0
    2025年05月07日

    Posted by ブクログ

    ★謎が解かれない魅力★3400万円を残して自宅で孤独死をした身元不明の女性。警察も、弁護士が依頼した探偵も身元を割り出せないなか、ふとしたきっかけで関心を持った通信社の記者2人が謎解きのように多くの人にあたりながら、誰なのかを探し当てる。

    しかしその先で、その女性がなぜ周囲との付き合いを断っていたのか、なぜ12歳も若く年齢を偽っていたのか、なぜ尼崎市が職権で住民票を削除していたのか、なぜ労災年金の給付を自ら断ったのか、そしてなぜ多額の現金を金庫にしまい込んでいたのか、など謎は謎のまま解き明かせず終わる。在りし日の記憶を語れるのは、子供時代をともに過ごした人だけで、それも30代で止まる。残された写真から、40代とみられるかつての姿を生々しく目にできるだけに、小説ではないノンフィクションならではのもやもやした魅力がより深まる。

    身元が分からず亡くなって行旅死亡人として官報に載るのは年600人あまりという。人知れずこの世を去る人はそんなにも多く、それぞれに歴史が埋もれている。

    初報である共同通信の前後編の記事も読んだ。通信社の記事では事実関係をたどるだけだった。記事だけで終わらせず、書籍としてで探偵小説のように答えを探していく書きぶりとなり、ようやく日の目を見た。しかしコロナのあの時代の大阪で、こんな取材をしていた記者がいたとは。

    0
    2026年09月16日

    Posted by ブクログ

    記者がこんなに詳細に取材しているとは驚きだった。
    3400万円もの多額の遺留金を持って、行旅死亡人となった田中千津子さんを巡っての調査がこの本の内容。何が原因で生年月日を偽り、周囲の人との交流もなく、労災の補償金を受けず、ひっそりと暮らしていたのだろうか。
    なぜ彼女がこのような生き方を選んだのか、引き込まれるようにして読んだ。
    結局、謎のままで終わったが、1人の人間の死を巡る物語として、興味深く読めた。

    0
    2026年08月30日

    Posted by ブクログ

    一人の孤独死された行旅死亡人の高齢女性。
    謎のある死亡状況から知るきっかけをもち、取材や調査を重ねていく二人のライターの取材ノンフィクションレポートです。

    情報が少しずつ紐解かれていくたびに、人の足跡はどうしても残るのだなあという実感がありました。

    自分自身、故郷や過去の学校、職場とわりと色々な場所を転々としながら年齢を重ねている方なので、自分の足跡を知る人が(時には増えつつも)少しずつ減っているという実感があります。

    それもあるのか、
    著者二人が探偵のように聞き込みをしたり、ネットの海を探したり、取材を重ねることで、一人の人間の足跡を見つけていくこと、そして身よりもないと思われていた人が、誰かに思い出されることになんだか安堵感がありました。

    毎日のように出てくるネットなどの取材記事、その裏側の苦労を読めるという意味でも興味深かったです。

    0
    2026年08月30日

    Posted by ブクログ

    警察や探偵が探しきれなかった謎を2人の若き記者が執念で追い求めていくノンフィクション。

    事実は小説より...とも言いますが1人の人生を追っていく話に引き込まれて一気読みしてしまいました。

    また、読み進みていく中で、自身が疎遠になっている友人なんかも思い出したりして、自分の人生を振り返るきっかけも少し貰ったような気がします。

    0
    2026年08月09日

    Posted by ブクログ

    この本の名前がYouTubeで出てて気になってしまって購入。行旅死亡人って言葉も知らずに読んでみたが1人の人間の人生を記者が追っていくなかで分かっていく過程が良かった。孤独死した女性が誰なのか分からないところから始まり、遺品から関係してるところに繋がっていって最後は良い終わり方で良かったなと思う反面、女性がどうしてそういう暮らしをしてたのか気になるし寂しくなかったのかと思う。
    あとは男性が誰なのか気になるけど知らない方が良いこともあるのかもしれない。

    0
    2026年08月05日

    Posted by ブクログ

    謎を追っていく感じが楽しかった。写真や生年月日がわかっていても一人の人生を追うのはこんなにも大変なのだと知った。世紀の謎を遺していくのも悪くない。

    0
    2026年08月03日

    Posted by ブクログ

    凄い本でした。
    フィクションかと見紛うほどの特徴を持った行旅死亡人の女性。
    ですが彼女の人生をなぞっていくさなかには、確かな足跡を見ることができました。
    作中でも述べられていますが、まさに人生とは何か…と考えさせられる本でした。
    読めてよかったです。

    0
    2026年07月23日

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