【感想・ネタバレ】ある行旅死亡人の物語のレビュー

あらすじ

はじまりは、たった数行の死亡記事だった。警察も探偵もたどり着けなかった真実へ――。

「名もなき人」の半生を追った、記者たちの執念のルポルタージュ。ウェブ配信後たちまち1200万PVを獲得した話題の記事がついに書籍化!

2020年4月。兵庫県尼崎市のとあるアパートで、女性が孤独死した。現金3400万円、星形マークのペンダント、数十枚の写真、珍しい姓を刻んだ印鑑鑑......。記者二人が、残されたわずかな手がかりをもとに、身元調査に乗り出す。舞台は尼崎から広島へ。たどり着いた地で記者たちが見つけた「千津子さん」の真実とは?
「行旅死亡人」が本当の名前と半生を取り戻すまでを描いた圧倒的ノンフィクション。

※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

audibleにて。

これほんとにノンフィクションか?と思うような種類の面白さがあり、途中までサスペンスドラマを見ているような感覚だった。

こういう世界があるんだなあと知識を得る気持ちよさも良かった。

最期まで詳細が分からない部分もちゃんとあり、最終的に「ノンフィクション」に引き戻され、不思議な気持ちになった。なのになんだか収まりがよくてスッキリした読後感なのは書き手の妙ってやつなんでしょうか。すごいなあと思いました。

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2026年06月15日

Posted by ブクログ

現金3400万円を残して孤独死した身元不明の女性の素性を2人の記者が解明に奮闘する話。ネタバレ防止のため、内容には言及しませんが、手と足を使って何とか手がかりを引き寄せようとする記者魂に注目。調査を通じてつながった人との縁から、人生は人と人のつながりをもって紡がれるものであることを感じた一冊。

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2026年05月10日

Posted by ブクログ

とにかく凄い本だった。

最初はミステリーのように謎を追っていくのがメインだった。

だんだん、この行旅死亡人はどんな思いで生きて来たのか、何に巻き込まれ、何を思い生きていたのか。

どんな秘密を抱え込んで暮らしていたのか…

想像すると胸が締め付けられるような思いだった。

この人が実際に生きていたと言う軌跡を辿るお話

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2026年04月13日

匿名

購入済み

引き込まれました

物語の先が気になり一気に読んでしまいました。
ニュース記事見てとても気になっていたので購入して読んでみましたが人生について考えさせられ、死んでもなお、生きた証がのこされていることが素晴らしく感じました。

#深い

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2025年05月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

尼崎で女性が3482万円を残して孤独死した。年金手帳には田中千津子と書かれているが本籍が見つからない。右指が全て欠損しているにもかかわらず、労災の受け取りを中止しているうえ、保険証を持っていないため自費で歯医者に通っていた。公示でこの女性の死を知った新聞記者が、女性の身元を探っていく。

警察にも分からなかった身元を遺品の印鑑と写真をヒントに聞き取りをし、割り出してゆく作業。面白くて一気読みしました。推理小説よりも推理小説っぽかったです。武田氏の真っすぐで熱い文と、伊藤氏の人の心に入ってくる文。この違いも良かったし、協力してくれた人々の優しさがとても伝わって、身元の判明にはホッとして涙しそうになりました。

結局、本当の本当は何人姉妹なの?子供は?など、いろいろあるけれど、なんらかの事情があった千津子さん。きっと千津子さんはそっとしておいて欲しいんだろうな、と思うと、この結末でいいのだと思います。

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2026年06月09日

Posted by ブクログ

官報でであった身元不明人の記事から、地域コミュニティの縁、沖宗姓を名乗る系図を追いかける人、さまざまな縁が結びつけられ、「身元不明」でなくなった人の前半生が描き出されていく。伴侶だった人の人物像や多額の死亡時所持金の由来など、たどり着けなかった不明点も多々あるが、ヒントをひとつひとつ手繰っていく取材工程は大変面白く、ドキュメンタリーとして楽しめた。孤立化が進む日本社会の中で、御縁がつなぐ人間関係が生き続けていくことを祈りたい。

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2026年07月12日

Posted by ブクログ

行旅死亡人とは身元不明で引き取り手のない遺体を指す法律用語。年間600~700人ほどが官報で公表されるそうだ。行旅死亡人のデータベース上の一つの情報が共同通信の記者である著者の目を引いた。「死亡時の所持金3400万円」。著者は本書で、警察や担当弁護士にも身元が分からなかった死亡人の背景を、かすかな手がかりをたどって明らかにしていく。事実は小説よりも奇とは言えど、本書はミステリー小説ではなく、謎が最後にすべて明らかになるわけではない。それにしても、記者の取材能力とは高いものだと感心する。

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2026年07月12日

Posted by ブクログ

最初は興味津々で読み始めたけと、だんだん読み飛ばしちゃって、最後ちゃんと読めてないから、ゆっくり読み直したい。

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2026年06月24日

Posted by ブクログ

先が気になって、一気に読み進めてしまった本。
大金を残し、孤独死した田中千津子さん。

最初は事件?犯罪の匂いがして恐る恐るページをめくっていたが、いつのまにか1人隠れるようにして生きた女性の生き様を食い入るように見ていて、
ただただ報われて欲しいという気持ちで読み進めた。

これがノンフィクションとは。
手がかりが少ないなか身元を知るため、一つ一つ地道に丁寧に謎を紐解いていった記者達の熱意に感服する。素晴らしかった。

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2026年06月23日

Posted by ブクログ

わたしもいつか死ぬ。改めて思った。

前にネット記事で読んだ事があった内容で、
その時は興味本位で何となく
亡くなった本人にバレてはいけない
悪い事情があるようなイメージでいた。

少しずつ沖宗千津子さんが生きてきた片鱗が見えてくる中で、すごく失礼な思いでいた事を申し訳なく思った。

人は生きていると必ず痕跡を残していて、
今のわたしもそうなんだと思う。
それができれば少しで良いから
誰かの心の優しい方の思い出に
関われていたらなーと思った。

勝手なイメージで記者さんの仕事には
正直言ってあまり良い印象が無かったけど、
人の死を丁寧に扱って、
それにたくさんの時間を割いて、
関わった人たちを言葉と思いを繋げる事で、
千津子さんの生きた証の一部だけでも、
本に残せた事は素晴らしい仕事だなと思った。

お昼から一気に読んでしまった。
わたしもいつか死ぬんだよな。と、
恐怖ではなく、ゆっくり改めて思った。
読んで良かった。

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2026年06月20日

Posted by ブクログ

驚きの展開で、読んでいるこちら側も「エッ?!」って声が出かけるシーンがいくつかあった。先が気になって、ページをめくる手が止まらず、あっという間に読み終えてしまった。

ただ、読み終わって強く残ったのは行旅死亡人の真相よりも、記者の取材に向き合う姿勢だった。

てっきり、柚木麻子『BUTTER』のように伊藤さんが取材対象へ深くのめり込んでいく話になるのかと思った。でも本書の取材対象は、すでにこの世にいない。

亡くなった人が生きていた時代へタイムスリップするような取材が印象的だったし、その過程で記者がどんな瞬間に心を動かされたのかが最後に書かれていて、自分の過去の経験も思い出した。

社会には、誰かの死が日常になる仕事をしている人が他にもたくさんいる。例えば医療従事者だ。たった一人の患者との関わりによって、自身の人生について本気で考えさせられることがある。

この本を読んで、そんな経験を思い出した。

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2026年06月09日

Posted by ブクログ

読み始めと読み終わりの感情の振れ幅がめちゃ激しくなる一冊でした。

現金3400万円と数少ない所持品を残して亡くなってしまった、ある身元不明の女性の半生を二人の記者が執念で追う。
まるでミステリー小説のような展開とノンフィクションという圧倒的なリアリティにより、前半は不謹慎であるがワクワクして読んでいました。
しかし、徐々に明かされてくる女性の半生。
完全解明とは程遠いがこの終わり方で良かったと思うし、人との繋がりというものはこれ程までに大事であり強固なものなんだなぁと思わせてくれた作品でした。

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2026年05月26日

Posted by ブクログ

人が生きた証を追う。

取材を続けていく描写の中でいつのまにか記者達に感情移入し、あっという間に読み切ってしまった。
誰かの記憶に自分も存在する。自分の死、または死後のことを考えずにはいられない話だった。

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2026年05月16日

Posted by ブクログ

2021年に3400万の現金を残し、孤独死された身元不明の田中千津子さんの身元を探る記者のノンフィクション

気になる要素がありすぎて、読むのが止まらなかった。
まず、この案件気になる要素が盛りだくさん。

千津子さんの住民票の登録がない
田中竜次名義で借りられていたアパートだが、田中竜次さんの住民票もないし、消息不明
田中竜次はおそらく内縁の夫
勤務先の缶詰め工場で右の指を無くしてしまい、障害年金の対象になるも、住民票がないため受取拒否。年金も受け取り拒否。
歯の治療も,保険証がないため闇医者で治療。
住民票がないと本籍地が不明のため、身元が特定できない
このような状況の為、家族との連絡を絶っている為、親族不明

記者の方の粘り強い取材の結果、千津子さんの親族を発見することに成功したのは本当にすごい。
ただし、千津子さんがなぜそのような生活をしていたのか、田中竜次が何者なのかなど大きな謎は残されたまま、、
確証はないが、北朝鮮の工作員説はなくなはなさそう、、

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2026年05月15日

Posted by ブクログ

行旅死亡人とは、病気や行き倒れ、自殺等で亡くなり、名前や住所など身元が判明せず、引き取り人不明の死者を表す法律用語。(カバー裏より)

ある高齢女性が部屋の玄関で亡くなっているのを発見される。物語はここから始まる。自宅で亡くなっているのにも関わらず、本人確認が取れないのである。彼女が所持していた3,400万もの現金、さらには右手の指が全て欠損していて・・・謎だらけなのである。彼女は誰なのか・・・読む手が止まらなかった。

ひとはたったひとりでは生きられない。なにかしら痕跡を残しながら生きている。そんな小さなカケラを筆者たちはすくい集めて、彼女の正体を探っていく。その取材の過程が丁寧に描かれて、ワクワクしながら読み進めた。

結果、全てが明らかにはならないのだけれど、この本は事実は小説より奇なり、という言葉を体言していると思う。
私は行旅死亡人のデータベースを知ってから、時々チェックするようになった。世の中知らないだけで、不思議なことってたくさん起きてるんだなあ・・・。

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2026年05月06日

Posted by ブクログ

これは面白かったな〜。

身元が判明、身内が見つかってからの方が追跡(取材)が大変になるっていうのが意外だがなるほど!って感じだった。

記者の取材術についての本でもある。記者が取材した素材がいかにして記事になるか。記事の元になる情報とならない情報。
半世紀以上足跡が辿れない人間に辿り着こうとする執念。記者魂。蜃気楼を追いかけるような作業だ。

何千万という現金を残したまま身元不明者として亡くなった老女。果たして彼女は何者だったのか?まるでミステリー小説のような展開。ラストはノンフィクションならでは、と感じる読み味だった。

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2026年05月05日

Posted by ブクログ

とても読み応えのあるルポタージュだった。田中千鶴子さんの幾つかの謎は謎のままだが、身元が分かり先祖の墓に入れたことは良かった。今後謎が解明できることを望みます。

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2026年04月23日

Posted by ブクログ

- 身元不明として亡くなった行旅死亡人の半生を記者が解き明かそうとする話。人は死に方ではないんだなーと実感。無縁仏的に誰にも気づかれずに孤独死をした人でも、そのかつての人生を紐解いていけば誰かの記憶には残っているという。人は生きている痕跡は絶対この世界に残っているんだという記者の執念を感じながら、そういう意味で人間は社会的に込み毒ではないのかもしれないと思った次第。
- 単純に本の構成としても面白くて、グリコ森永事件・右手の指の欠損・北朝鮮という何かやばい遺体なのではないかという風呂敷の拡げ方をして興味を持たせ、その実はそこまでドラマティックな死体ではないけれど、気づいたときにはその物語の先が気になっているという…。
- いずれにしても共同通信の記者の旅費交通費が自腹なのはブラックだなと思った。

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2026年03月15日

購入済み

うーん

死人に口なしと言うが、自分の痕跡を極力残さずに逝った彼女の心情を今となっては知る術がない。どんな人間にも歴史がある。誰にも告げなかったことは当人しか知らずにこの世から消えていく。明日は我が身だろう。

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2025年04月11日

ネタバレ

一気に読めました

本が届いてから、2日で一気に読みました。
皆さん、書評されている通り
かなりの謎を残しての終わりですが、もし真実がわかったとしても本には書けれないと思います。

なぜ、四姉妹を三姉妹としたのか?
長女が千津子さんの事を語りたがらない理由
おそらく1回くらいしか会わなかった甥、姪の写真を大事に持っていた事
なぜ、部屋にベビーベッドがあったか?
千津子さんに子供があったという、知人の証言

この辺りを推理すると大体の方が真実をわかると
思いますが、これは身内の手前、本には書けないでしょうね。

やはり、この話の一番の謎は内縁の夫?「田中竜二」の存在でしょう。

ヤクザだったかもと予想されている人も居ますが、私は違うと思います。この人物の写真も数枚見ましたが、どうみてもヤクザの服装ではありません。
あんな地味な背広(この頃はスーツと呼ばない)や地味な私服を着ているヤクザは当時いません。
車もこの頃にしては古いギャランGTOです。

私は北朝鮮の工作員しかないと思います。
以前、拉致事件に関わり逮捕されたシンガンスの場合は、同居の女性に最後まで正体を明かさなかったのですが、田中竜二は千津子さんに正体を明かしたと思います。
アパートの大家が男の姿を見た事ないのも、工作活動で偶にしかアパートに帰らなかったし、帰った時も故意に姿を見せないように注意していたのではないでしょうか。

金庫のお金も、千津子さんの貯金もあるかも知れませんが工作活動の資金のような気がします。
3400万もの大金、怖くて使えなかったのでしょう。(後に関係者が取りに来るかも知れない)
田中竜二が最後、どのように千津子さんの前を去ったかは分かりませんが、黙って去ったにしろ、別れを伝えて去ったにしても、その後の生活はは相当な恐怖だと想像できます。何しろ秘密を知っているわけですから。
拉致されたり殺されると思っても不思議ではありません。

アパートにしては不自然な二つのチェーンロック、防犯ブザーなども、これなら説明が付きます。

最後まで、この男の正体はわからず読者のみなさんは消化不良かも知れませんが、本筋は田中千津子さん事、沖宗千津子さんは誰なのか?なのですから、それが分かっただけでも大円団ではないでしょうか。








#ドキドキハラハラ #深い

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2024年08月31日

Posted by ブクログ

先が気になって一気読みでした。
すっきりと全ての謎が明らかにならない、というところが、正直、物足りなさを感じつつも、それがかえって余韻をもたらし、この話がノンフィクションであるという現実をつきつけてきます。

私は、「タナカチヅコ」さんが、保険証がなくても治療してくれるという歯医者に通っていたという事実に、そこまでして身を潜めて生活しなければならない事情があったのだろうかというのが一番心に残りました。
一緒に生活していた男性がキーマンなのでしょうが、この男性については、当該女性以上に手がかりがありません。

この件は、身元が判明し、遺骨や遺産が相続人へ引き継がれた時点で一件落着のはずですが、謎が残されたままなので、めでたしめでたしという感じはありません。
それゆえ、いくら考えても答えはみつからないのに、なぜか「タナカチヅコ」さんの人生に思いをはせてしまうのでした。

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2026年05月24日

Posted by ブクログ

尼崎市のアパートで3400万円の現金を残した高齢女性の遺体が見つかったが、身元は不明。しかも右手の指が欠損していた。
官報に掲載された行旅死亡人のデータベースから、この女性が一体何者なのかを記者2人が調べていくというノンフィクション。
残された手がかりが極端に少ない中、珍しい苗字の印鑑や写真などから取材を重ね、真実に迫っていく過程が丁寧に書かれている。
彼女は確かに存在していたし、彼女を思っている人たちは確実にいたのだという当たり前の事実に突き当たった時は、胸が熱くなった。

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2026年07月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

記者さんのコツコツとした聞き込みで、警察も弁護士も見つけられなかった身元が判明していく様子には驚きました。でも表紙絵のぬいぐるみをぶら下げてる様子には違和感が。
亡くなった人はこのぬいぐるみをベビーベッドに寝かせ、名札をつけ、着替えやおもちゃも置いてあったとか。戸籍に出産の記録が残っていないのは謎だけど、ぬいぐるみを代替にしなくてはいけなかった何らかの別れがあったことを想像したのですが…大切なこのぬいぐるみを片手でぶら下げるのは、違うんじゃないかな…

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2026年07月01日

Posted by ブクログ

身元不明の死亡者の女性の人生を記者二人が探っていく過程を丁寧に描いていくドキュメント。その女性の人生すべてが明らかになるわけではない。しかし、一人ひとりの人生には色んな引き出しがあるんだということがよくわかる。話題になっているだけのことはある作品。欲を言えば、もう少し熟成してストーリーテリングに工夫してもよかったかも知れない。

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2026年06月28日

Posted by ブクログ

多額の現金を残して孤独死した老婆の行旅死亡人を追跡する記者二人のレポ。途中まで読んだ記憶あるなと思ったらネットの記事の再構成だった。謎を追っていき託された「家系図」が埋まっていく記者の執念のノンフィクションだが、結局肝心の現金やどこかにいった貴金属や内縁の男性やウォン札等の謎は刑事や専門家の推測として「工作員?反社絡みの金じゃないの」「宝くじじゃないの」「宗教団体絡みとか?」と釈然としない結論になってしまう。
それが現実という一方で「そんな推測の結論でいいんかい」というのが薄寒く、考えてみたらヤバめな話なら関係者の了解も得られないし、ルポとして表に出ないよなとも思う。

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2026年06月29日

Posted by ブクログ

行旅死亡人とは、病気や行き倒れ、自殺等で亡くなり、名前や住所など身元が判明せず、引き取り人不明の死者を表す法律用語だそうだ。この物語は、3400万円もの大金を持ちながら尼崎の古いアパートの一室で亡くなっていた女性の正体を探すノンフィクションのルポルタージュです。

今流行りのモキュメンタリーかな?と思って読み始めたけど、本物のドキュメンタリー作品でかなり読み応えがあった。細い糸を手繰り寄せるように、著者である雑誌記者2名の執念の追跡により、千津子さんが確かに生きていた証が少しずつ集まってくる。何故3400万円もの大金を持っていたのか、何故年齢を偽っていたのか、田中竜次とは何者なのか、死亡時身長が133㎝とされていたのは何故か、ペンダントと暗号の意味…色々な謎を残してこの本は終わるのですが、行旅死亡人ではなく「沖宗千津子さん」という一人の女性として、無事故郷のお墓に眠らせることができたのは良かったし、作者の熱い記者魂には感銘を受けた。また、人間には一人一人それぞれの人生があり、物語があるのだということを改めて気づかされる一冊でした。

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2026年06月21日

Posted by ブクログ

行旅死亡人。聞きなれないワードに興味を引かれ手に取った。そしてあまり下調べもせず読んだので、フィクションだと思っていたらノンフィクションだと最後に気付き驚く始末。

玄関先でなくなった身元不明な女性。部屋には多額の現金が保管されていること、女性の指がないといった特徴あり。少ない情報から、真相を掴むべく地道な取材を続ける新聞記者。その経過がこの一冊に纏められている。

事件性があるのか無いのかも分からない死体を追うというのが、他のミステリーとは違う点。取材経過で入手した実際の写真が掲載されているので、亡くなった女性をリアルに感じられる。また読み進めるうちに、この女性も楽しかった日常もあったんだなとか色々と考えてしまう。最初から最後まで緊張感もあるし、妙な寂しさもあるのが良い。

物語の本筋ではないが、一番怖いなと思ったのが、この世に存在している人間の過去を丸裸にするのは、やろうと思えばやれてしまうこと。もちろん記者ではないので、そんなに簡単ではないのだが。

自分なんてそんなに複雑な人生ではないから、どこの誰で、どこの学校を卒業してとか、こんな生き方をしていたんだとか、簡単に丸裸にするされるのだろうな。怖いな。

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2026年06月11日

Posted by ブクログ

大金を残して孤独死した女性の身元を調べるノンフィクション。行旅死亡人というの初めて知ってそこから興味が湧く。そして身元を調べる方法も地道に多岐にあるんやな。生きた痕跡がどこかに残る、私が生きた痕跡も残ってくれるといいな。

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2026年05月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

こちらも某YouTubeでお話が出て気になっていた本。割とすぐ読み終わりました。
なるほどなぁと感慨深い気持ちにもなったし、やっぱりその気になれば身元ってわりとすぐ特定されちゃうんだなぁとも思いました。
もちろんぬいぐるみとか配偶者とか謎は残るけども。
最後の方にあった『身元の判明を故人は望んでいるか』ってのもちょっと納得する部分もあって、色々考えさせられる本でした。
ノンフィクション久々に読んだ…。

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2026年05月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

不審な点が多い行旅死亡人の正体を追ったルポタージュ。

彼女はなぜ、その道を選んだのか、多額の現金はなんだったのか最後まではっきりとしない。

自分の人生を捨てたかったのかもしれない彼女の正体を記者と、彼女と同じ性をもつ人々が繋がり、生きた痕跡をつなぎ辿っていく。

最後の時、何を思っていたのか。長年離れていても彼女を思い出し楽しそうに笑う友人がいることを覚えていただろうか。

孤独に身を置くことを決断した彼女には、実は温かな帰る場所があった。

誰かの記憶の中に残る限り、人は完全に孤独にはなれないのかもしれない。

少なくとも彼女は、完全な孤独の中にいたわけではなかったのだと思いたい。

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2026年05月05日

Posted by ブクログ

YouTubeの出版区でうつって気になったので読んでみた。
ルポを読むのはほぼ初めてだったけど読みやすく、西加奈子さんが昔「○○人じゃなく、○○個の命とストーリーがある」って話してたのを思い出させる内容だった。
元同僚の男性がなぜ行旅死亡人となった女性のことを覚えていたのか、その理由が綺麗な人だったから、とこたえていたのは笑った。同じ行旅死亡人になっても器量が悪いと見つからない可能性はグンと下がりそう(笑)

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2026年04月25日

Posted by ブクログ

ノンフィクションで辿っていく孤独死した女性の身元。面白いがでも結局、わからない詳細。人はどれだけの繋がりがあったとしても、一旦途切れるともろい。

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2026年04月25日

Posted by ブクログ

大金を残して孤独死した女性の人生を追うノンフィクション。共同通信社記者2名が、地道で丁寧な取材により、彼女の人となりを明かしてゆく。読みながら、記者たちが彼女の尊厳を回復していく過程を一緒に歩んでいるようにも思えた。ミステリー好きにも読んでほしい。

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2026年04月07日

購入済み

目線の先

ある行旅死亡人の身元を新聞記者の取材を通し、過去に遡り追跡する。謎の死を遂げ、行旅死亡人となった女性。残された高額なお金、関わっていた人がいない、健康保険証がない、など不可解なことが多いので、ミステリー的な要素もあった。
読み進めるうちに、この女性の遠い過去より、直近のことが知りたい気持ちが強くなった。それは記者の視線と自分の視線が違うことにあるのだと思った。本人が行旅死亡人(本人はその概念をご存知なかったと思うが)を選んだ意味が知りたかった。

#切ない #じれったい

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2025年12月21日

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