一気に読めました
本が届いてから、2日で一気に読みました。
皆さん、書評されている通り
かなりの謎を残しての終わりですが、もし真実がわかったとしても本には書けれないと思います。
なぜ、四姉妹を三姉妹としたのか?
長女が千津子さんの事を語りたがらない理由
おそらく1回くらいしか会わなかった甥、姪の写真を大事に持っていた事
なぜ、部屋にベビーベッドがあったか?
千津子さんに子供があったという、知人の証言
この辺りを推理すると大体の方が真実をわかると
思いますが、これは身内の手前、本には書けないでしょうね。
やはり、この話の一番の謎は内縁の夫?「田中竜二」の存在でしょう。
ヤクザだったかもと予想されている人も居ますが、私は違うと思います。この人物の写真も数枚見ましたが、どうみてもヤクザの服装ではありません。
あんな地味な背広(この頃はスーツと呼ばない)や地味な私服を着ているヤクザは当時いません。
車もこの頃にしては古いギャランGTOです。
私は北朝鮮の工作員しかないと思います。
以前、拉致事件に関わり逮捕されたシンガンスの場合は、同居の女性に最後まで正体を明かさなかったのですが、田中竜二は千津子さんに正体を明かしたと思います。
アパートの大家が男の姿を見た事ないのも、工作活動で偶にしかアパートに帰らなかったし、帰った時も故意に姿を見せないように注意していたのではないでしょうか。
金庫のお金も、千津子さんの貯金もあるかも知れませんが工作活動の資金のような気がします。
3400万もの大金、怖くて使えなかったのでしょう。(後に関係者が取りに来るかも知れない)
田中竜二が最後、どのように千津子さんの前を去ったかは分かりませんが、黙って去ったにしろ、別れを伝えて去ったにしても、その後の生活はは相当な恐怖だと想像できます。何しろ秘密を知っているわけですから。
拉致されたり殺されると思っても不思議ではありません。
アパートにしては不自然な二つのチェーンロック、防犯ブザーなども、これなら説明が付きます。
最後まで、この男の正体はわからず読者のみなさんは消化不良かも知れませんが、本筋は田中千津子さん事、沖宗千津子さんは誰なのか?なのですから、それが分かっただけでも大円団ではないでしょうか。