市橋達也の作品一覧
「市橋達也」の「逮捕されるまで 空白の2年7ヵ月の記録」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「市橋達也」の「逮捕されるまで 空白の2年7ヵ月の記録」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
意外なほどこちらの評価が低いのにびっくり。他の方の感想で、何を求めてこの本を読むかによって評価が分かれる、とあって、なるほどなと思った。確かに事件の経緯を知りたくて読むと、そこには一切触れられていないので苛立ちを感じると思う。
著者の裁判記録を読んだが、殺意の有無については何となく疑問が残った。著者は殺意はなかったが、殺害したのには変わりがないため弁明はあまりしたくないという感じだった。この本で事件そのものについて触れられていないのはそのような気持ちがあったのと、簡単に触れられる内容ではないため、逃走の記録のみに割り切ったのではないかと思った。
個人的には犯罪ノンフィクションや冒険記が大好
Posted by ブクログ
なんというか、まるでロードムービー的な小説のようだ。
「なぜ人を殺したのか」
「人を殺した人間のメンタルはどのようなものか」、
といったことはあまり描かれていないが、
逃亡中の生活やそこに関わる人々の暮らし、
捕まるかもしれないという切迫感はとてもリアリティがある。
本人は賢く、タフで、行動力もある。
一般常識もわきまえ、プライドが高く、
かっと切れやすい性格も自覚している。
要はどこにでもいる人間だ。
殺人は加害者も被害者も人ごとではないということのようにも感じる。
話のおもしろさは★5つ、
懺悔という意味で書いたなら★2つ。
事実を正確に手記にしたようでありながら、
描写が妙に克明だった
Posted by ブクログ
不謹慎かもしれませんが、結構面白かったです。
文章の構成や言葉の選び方が的確で、非常に読みやすかった。
市橋容疑者はきっと頭の切れる人物なのだと思います。
そうでなければ、この情報社会の中で2年7ヶ月も逃亡できるわけがない。本文中も割と自分自身を客観的に見ているし、警察の行動にも想像力が働くから、なかなか見つからない。
さて、この本に何を期待するかで読後感は変わってくると思います。
反省文を期待する人にとっては、絶対的に物足りないはず。時々、リンゼイさんに対する思いを吐露する場面が出てきますが、それも心からの反省という風には感じられませんでした。そもそも、反省していればとっくに自首していた