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「毎日新聞社」の「〈愛蔵版〉 第75期将棋名人戦七番勝負」「出身地(イナカ)がわかる!気づかない方言」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「毎日新聞社」の「〈愛蔵版〉 第75期将棋名人戦七番勝負」「出身地(イナカ)がわかる!気づかない方言」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
最終巻は、沖縄戦から日本の降伏調印まで。
陸軍参謀は、士官学校・陸大で研鑽を積んだエリートであったはずなのに、誰がどう考えても勝ち目のない本土決戦に、「勝つチャンスはある」などと主張し、戦争を継続させようとしたのか理解に苦しむ。エリートとは所詮そんなものなのかもしれない。
今日の官僚による不祥事を見るにつけ聞くにつけ、あらためてこの国のエリートと呼ばれる人間たちに、国の行く末を任せておいて、本当に大丈夫なのかと思ってしまう。
全巻通読したが、まるで物語を読むかのように引き込まれて読んだ。太平洋戦史となると、どうしても何らかのバイアスがかかる日本人には、こういう通史は書けないのかもしれない。
Posted by ブクログ
第4巻は、東條内閣の総辞職からルーズベルト大統領の死まで。
レイテの海戦で事実上日本海軍が戦闘能力を消失した時点で、無条件降伏を含めた和平交渉を進めていれば、硫黄島や沖縄戦、また東京大空襲や広島・長崎への原爆投下による死傷者は生まれなかったことを考えると、戦争終結を考えはしても、それをどのように実行に移すかという動きが表面化しなかったのは、まことに痛恨の至りという他に言葉がない。
もちろんそれは、過ぎ去った歴史を後の世から振り返っての後知恵というものであろうが、感情論や過去の成功体験に流されると大局を見失うことがあるという歴史の教訓だけはしっかりと胸に刻んでおきたい。