作品一覧

ユーザーレビュー

  • NHKスペシャル 100年の難問はなぜ解けたのか―天才数学者の光と影

    Posted by ブクログ

    NHKで放送したものを書籍化したもの。

    ミレニアム問題の一つである「ポアンカレ予想」。
    【単連結な三次元閉多面体は三次元球面と同相か】
    これは、幾何学における問いで、たくさんの色んな形をした、様々な形をした積み木を、惑星規模、恒星規模、はたまた宇宙規模にかき集めた時、そうやってできた物体は「球体」ってことになるか、というもの。

    地球や月が、何億年もかけて自身の重力によって球状になったことについて、擬似的におんなじ事をやっても球体になるだろうという、シンプルな問題でしたが、従来の幾何では解けません。なぜなら、表面積は有限(球体でないといけない)なのに、体積はほぼ無限なのです。球体ではない物体

    0
    2025年08月26日
  • NHKスペシャル 100年の難問はなぜ解けたのか―天才数学者の光と影

    Posted by ブクログ

    本書は、数学について書かれたものではなく、数学者という特殊な生き物について書かれたものである。したがって、「100の難問(ポアンカレ予想)」についての解説はほとんどなく、これを解いたペレルマンおよび、その関係者について焦点があてられている。 この方法は、決して悪いわけではなく、むしろ、ポアンカレ予想とは「3次元ホモトピー球面は3次元球面に同相」であり、これは・・・などと数学用語を並べたてるよりは良いのかもしれない(数学を学んだこと、特にトポリジーが大好きだった私にとっては若干ものたりないが)。 というわけで、この本は、謎の数学者ペレルマンに肉薄しようとする。しかし、このペレルマン、数学以外に興

    0
    2018年10月23日
  • NHKスペシャル 100年の難問はなぜ解けたのか―天才数学者の光と影

    Posted by ブクログ

    ペレリマン博士。ロシアの天才数学者。ポアンカレ予想を証明した。フィールズ賞を受賞したが拒否した。100年の間解かれなかったポアンカレが予想した問題(単連結な三次元閉多様体は三次元球面と同相である)がどうして解かれたかを追った内容。面白かった。

    0
    2018年10月20日
  • NHKスペシャル 100年の難問はなぜ解けたのか―天才数学者の光と影

    Posted by ブクログ

    NHKスペシャルが元である。数学のミレニアム問題にもあげられているポアンカレ予想がついに証明された。一般向けのため数式はもちろんほとんどない。したがって数学者以外にはこの難問がどう難しいのかさえわからないが、この難問に挑んだ数学者の数々のドラマが推理小説並みに面白い。
    著者の春日真人氏は東大大学院理学研究科を卒業したディレクターである。おそらく製作者に数学の要素がなければこの人間ドラマにスキャンダラスな面を強調しただけの全く面白くなかったであろうことは想像に硬くない。

    0
    2017年03月29日
  • NHKスペシャル 100年の難問はなぜ解けたのか―天才数学者の光と影

    Posted by ブクログ

    あたし、数学が好きな人フェチかも。

    でもこの本は、
    数学ができる人には物足りないと思う。

    微積がわかんないあたしくらいバカちんで、
    数学好きが好きな人くらいが読んだら丁度いいかも。

    読み終わった時に、春日真人さんを始め、取材クルーの皆さまに心の中でお礼を申し上げた。

    0
    2014年10月17日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!