配信予定・最新刊

作品一覧

  • 好日日記―季節のように生きる―(新潮文庫)
    NEW
    -
    1巻1,100円 (税込)
    私達はたくさんの「季節」の中で生きている。茶道に息づく二十四節気――梅の香り漂い始める「立春」、花吹雪が舞う「清明」、薫風吹き抜ける「立夏」、蟬の声が響く「大暑」、彼岸花が咲く「秋分」、鰯雲の浮かぶ「寒露」、木の葉が色鮮やかに染まる「立冬」、寒空に月が光る「大雪」、そしてまた季節はめぐり……。春夏秋冬の区分では見逃してしまう一瞬の美しさを綴った一年の記録。待望の『日日是好日』続編。(解説・小林聡美)
  • 茶の湯の冒険 「日日是好日」から広がるしあわせ
    4.5
    1巻800円 (税込)
    樹木さんはじめ茶道経験の全くない人達で、お茶の映画を作る!? 作家・森下典子が映画作りのプロ集団の現場に飛びこんだ!その愛おしくも激闘の日々を綴った「日日是好日」大人気シリーズの集大成。 ※この電子書籍は2021年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 猫といっしょにいるだけで(新潮文庫)
    4.4
    1巻649円 (税込)
    五十代、独身、母と二人暮らし。仕事のスランプで切羽詰る日々だった。訪れた神社で「しあわせをください」とつぶやいた翌日、庭の白木蓮の切り株に、彼らは舞い降りた。「猫は嫌いだし、生き物は飼わない」と決めていたが、愛護協会や保健所も頼れない……。やがて始まるにぎやかで、穏やかな日常。『日日是好日』の著者が描く、笑って泣ける猫日和! 『いっしょにいるだけで』改題。(解説・酒井順子)
  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)
    4.3
    1巻781円 (税込)
    お茶を習い始めて二十五年。就職につまずき、いつも不安で自分の居場所を探し続けた日々。失恋、父の死という悲しみのなかで、気がつけば、そばに「お茶」があった。がんじがらめの決まりごとの向こうに、やがて見えてきた自由。「ここにいるだけでよい」という心の安息。雨が匂う、雨の一粒一粒が聴こえる……季節を五感で味わう歓びとともに、「いま、生きている!」その感動を鮮やかに綴る。(解説・柳家小三治)
  • こいしいたべもの
    4.2
    1巻764円 (税込)
    大人気『いとしいたべもの』の続編が、文庫オリジナルで登場! 母手作りの、バターがとろける甘いホットケーキ。父が大好きだった、少し焦げ目がついたビーフン。遅い青春時代に食べた、夜明けのぺヤング……。味の記憶をたどると、眠っていた思い出の扉が開き、胸いっぱいになった事はありませんか? 150篇のエッセイの中から22篇を厳選し、丁寧に推敲を重ね大幅に加筆修正した珠玉のエッセイを収録。著者自ら描いたイラストも、繊細なタッチの優しい絵で評判を呼んでいます。ほっこり、じんわりするカラーイラストエッセイ集です。
  • いとしいたべもの
    4.4
    1巻753円 (税込)
    できたてオムライスにケチャップをかける鮮やかな一瞬、あつあつの鯛焼きの香ばしい香り……ひと口食べた瞬間、心の片隅に眠っていた懐かしい思い出が甦る――だれもが覚えのある体験を、ユーモアに満ちた視点と、ほのぼのイラストでお届けする、23品のおいしいエッセイ集。可笑しくて、ちょっと泣ける、味の記憶を召し上がれ。
  • 前世への冒険~ルネサンスの天才彫刻家を追って~
    4.1
    「あなたの前世はルネサンス期に活躍したデジデリオという美貌の青年彫刻家です」。前世が見えるという女性に取材で出会ったことがきっかけで、イタリアに旅立つことを決意した。相次ぐ偶然の発見に驚きと懐疑心を抱きながらも、時空を超えて前世の「自分」を検証するスリリングで不思議な旅のルポルタージュ。(『デジデリオ』改題)

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ユーザーレビュー

  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    「だから、だいじな人に会えたら、共に食べ、共に生き、だんらんをかみしめる。
    一期一会とは、そういうことなんだ・・・・・・。」

    「一期一会」を初めて聞いたのは、この小説の映画でした。通っていたアメリカの大学で、日本学部は日本の映画を紹介する「ムービーナイト」があって、みんなの周りに「泣かないで、泣かないで」と思いながら見た思い出があります。そして、そこで、初めて「一期一会」と出会ったんです。日本語の勉強だけではなく、人生の全体を振り返ったら、人と出会いの特別さの感じをずっと持っていましたが、どうやって言葉で言えるのは分からなかったのです。今でも、英語でなかなかふさわしいフレーズがないです。でも

    0
    2025年11月03日
  • いとしいたべもの

    Posted by ブクログ

    思いがけず…と言ったら失礼になるのかもしれないけれど、期待していた以上にすてきな食べ物エッセイだった!色付きの挿絵があるなんて知らなかったから、わあーって声出た。親しみのある食べ物たちの思い出が散らばった、メニュー表みたいな本。おいしいことの描写がとても豊富で、作者の表現力にちょっと感動した。開くだけでときめく。

    0
    2025年11月01日
  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    まるでそこに自分も存在するかのような
    感覚の中、ゆったりとした心地よい気分で
    読むことができた。

    私は茶道経験者だが、こんなにも季節と
    強い繋がりがあったとは…目から鱗。

    私たちは、慌ただしい日々を過ごしているが、
    そんな中、著者のように、週一回、
    茶道を通して心を「無」にし、
    季節を自然から直接、
    掛け軸や茶道の道具から間接的に
    感じられることに、なんて贅沢な
    時間なのだろうと思った。

    読後、目次の第1章から第15章までの
    タイトルを見返すと、どれもしっくりくる。
    このタイトルだけでも今後の行動・考え方の
    指針となりそうだ☻


    *きっかけがあれば、いつか私も茶道をやりたい。
    とりあえ

    0
    2025年10月31日
  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    本当の自由や今この瞬間を味わうことの大切さ、言葉では表現できない奥深さがあることを教えてくれる本。
    自分勝手にやることが自由や創造性ではなく、がんじがらめの作法の先に本当の自分やオリジナリティがある。また、今この瞬間に意識を向けることでより奥深く今を感じることができる。

    0
    2025年10月30日
  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    お茶の、細かい作業のように見えて実は無駄を削ぎ落とした潔さ、掛け軸やお花、お菓子、お茶碗など、ひとつひとつの物や動作に込められた意味、以前少しばかり習った時を懐かしく思い出しました。
    季節や天気、様々な物事に五感を研ぎ澄ませることが出来る日本文化の良さを再度感じる素敵な作品だと思います。日常の中にあっても、今より少し丁寧に生きていきたいと思えたこの本は、私の大切な一冊に仲間入りです!

    0
    2025年10月09日

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