【感想・ネタバレ】日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

お茶を習い始めて二十五年。就職につまずき、いつも不安で自分の居場所を探し続けた日々。失恋、父の死という悲しみのなかで、気がつけば、そばに「お茶」があった。がんじがらめの決まりごとの向こうに、やがて見えてきた自由。「ここにいるだけでよい」という心の安息。雨が匂う、雨の一粒一粒が聴こえる……季節を五感で味わう歓びとともに、「いま、生きている!」その感動を鮮やかに綴る。(解説・柳家小三治)

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Posted by ブクログ

もっと早くに読んでいたかったです。
忘れたくない言葉が多すぎるのに、最近本当に忘れっぽくなってしまったので、ボロボロになってもこの本を開き続けようと思います。

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2026年06月21日

Posted by ブクログ

茶道を通して、日本の美しい四季折々を五感で味わえるようになったという素晴らしいエッセイ。

著者はふとしたきっかけで、茶道の習い事をはじめるところが良い。私も少し思っていたことだけれど、茶道のような昔ながらの伝統的な文化は決まりごとが多く、古くさい印象を持ってスタート。
しかし、茶道を続けるうちに、茶道とはなんと自由で深いものなのかと気づき始めるプロセスが素敵だなあと思った。
伝統的な作法にはどれも昔の人の知恵が活かされたもので、理由があってそういうのを自身で少しづつ気づいていくっていうのがいいなあ。勉強ってこうやって能動的に気づきを得ていくことにこそ意味があり、最も学びとなるものだと思う。
武田先生の教え方すごく素敵。

どんな季節も、どんな天気も、毎日が良い日という考えがとても素敵だと思った。季節を感じる和菓子、床の間と共に、日毎に変わる自然をめいいっぱい味わう茶道ってとても素敵。
私もこうやって美しい自然を余すことなく感じられるようになりたいと思う。道端に咲く花や、匂いや、音や、そういうもっと細かいちょっとしたところで季節の移ろいを感じられるのだと思うので、そういう微細な変化に楽しみを覚えられるようになりたいな。

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2026年06月21日

Posted by ブクログ

お茶からかけ離れた生活だから、この物語を楽しめるか不安だった。でも読み終えるとお茶がなんだか近くに感じ、刺さる言葉に沢山出会えた。
晴れの日、雨の日、悔しい日、悲しい日、嬉しい日、楽しい日、、生きていると毎日色々なことがある。どんな一日も自分なりに味わえたら毎日がよい日になる。悪い日なんてないのだ。日日是好日。
心にとめて生きていきたい。

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2026年06月16日

Posted by ブクログ

星5つじゃ足りない!読みながら、自然と調和し森林浴をしているようなクリアな感覚になった。

"お茶"といえば、「結構なお点前で」のセリフくらいしかしらない。敷居が高く、日本の古い伝統なんだろうな?くらいの印象。以前占いの本に「あなたは精神を鍛える為に"茶道"などをやるといい。」とかかれていて、なんでお茶が精神を鍛える?と腑に落ちないまま、今日まで来てしまった。でも、この本を読んで、全く"お茶"というものの概念が変わった。奥が深すぎる。こんなに壮大なものだったとは...著者森下さんの言葉を借りると、「小さな発見の時もあれば、壮大な宇宙のからくりに触れたような感動に震える時もある。(p243)」決して答えはない、"気付き"の世界への入り口なのかもしれない。

気づくというのは、「表面張力で盛り上がった水面に、ある日ある時、均衡をやぶる一滴が落ちる。そののたん、一気に水がコップの縁を流れ落ちたのだ。」(P7)

「茶道はむかし、身分のある男たちの教養だった。豊臣秀吉は、利休を戦場にまで伴って、茶を点てさせたという。(p203)」その理由がこの本を読めばわかる。

お茶というものは難しい「作法」の中で「無」をつくり、自分を受け入れ、自然と調和する。
「背負っていた荷物を、私は放りだした。ふっと、肩の力が抜けて身軽になった。私は、体一つで、そこに座っていた。(p185)」

とにかくこんなに奥が深く、感覚的なお茶というものをここまで、言語化されていることに感動した。

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2026年06月06日

Posted by ブクログ

伝えたいところをすぐ出すんじゃなくて、助走があって盛り上がったところに、そうだよねっていう一文。その一文を読んでそれまでの助走も良い!と思える感じ、の本。

お湯はとろとろ、水はサラサラ。
分かりたくても、その時にならないと、分からないことがある。ほんとそう。分かっている気になってたことでも、改めて理解することもある。ほんとそう。

茶道に興味が出た。というより軸となるものがある人良いなと思った。季節を取り入れる、五感で感じる。感じたい。

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2026年06月02日

Posted by ブクログ

毎日をもっと大切にしようと思った。
メディアから離れて身近な自然と触れ合おうかな。
これからの自分の教科書にする。

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2026年06月02日

Posted by ブクログ

一生涯本棚に入れておきたい!!
この本は、歳を重ねるごとに染みていく、そんな予感がする本であり、もっと季節を、あるがままを受けれたいと思うようになる本だった。
エッセイという括りではあると思うし、お茶の本でもある。だが、この本の本質はお茶ではないと思う。この本の言ってることが、[わかる]この本を本質はこれであると今は断定できない。将来の私が理解する日を、典子さんのように待とうと思う。

もうひとつ、この本は言葉が美しい。季節の情景や心情がありありと思い浮かぶ。この小説の空気は、い草の香りがする、お寺の本堂にポツンとひとりでいるような、整った空気をかもし出している。
伝えられた15のメッセージはとても素敵で、心打たれる。ひとつ、私がこの本から絶対に忘れないようにしたいことは、毎日がいい日である。ということだ。
小学生の頃にやっていたお茶をやりたくなった。

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2026年05月26日

Posted by ブクログ

お茶の先生から貸していただきました。

過去や未来を思う限り、安心して生きることはできない。道は1つしかない。今を味わうことだ。

私たちは雨が降ると今日はお天気が悪いわなどと言うけれど、本当は悪い天気なんて存在しない。どんな日もいい日になるのだ。毎日が良い日
日日是好日

学校もお茶も目指してるのは人の成長だけれど1つ大きく違う。それは学校はいつも他人と比べ、お茶は昨日までの自分と比べることだった。

茶道を習うことの本質が優しい言葉で語られる

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2026年05月15日

Posted by ブクログ

友達から、【映画見たけどほのぼの癒される感じで良かったよ〜】と言われなんとなく手に取った本でした。
ほのぼの?癒される?いやいやそんな本ではありませんでした。

何気ない天気やお茶の描写を読んでいるだけで涙が湧いてくる、拙い語彙力なので上手に表現できないんだけど、とにかくジーンと静かに魂を揺らされる感覚になります。
特に何も起こってないのに感涙してしまうのは、言葉の紡ぎ方が素晴らしいからなんだなと最後の解説を読んで気づきました。

この小説とは全く関係ない私生活の悩み事についても、この本を数ページ読んだ後はいつもと向き合い方の角度が変わっています。

胸にグッとくるのでサクサク読むことはできず、いつもなら単行本は1日〜2日で読み終える私ですがこの本は2ヶ月かかりました笑
毎日数ページ、数行読む、セラピーです。笑

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2026年05月12日

Posted by ブクログ

お決まりの手順でひたすらお茶を点てる。それを続けることで見えてくるものとは? 著者自身も「言葉で言えないこと」としながらも、自分の25年及ぶお茶の稽古の経験から得られた貴重な気づきを伝えてくれているのがこの本だ。

副題には『「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』とあるが、本文中「しあわせ」という言葉は出てこなかったのでは? そんな大雑把な言葉では終わらせられないような機微だが大切なことが書かれているように思う。例えば自然と人間、あるいは、自分自身の心のありようについて。貴重な経験をほんの一部でも疑似体験できることに感謝せざるをえない。

とはいえ、書かれている内容自体は全く難しくない。あくまでライトなエッセイなので、未読の方は是非とも気軽に読んでもらいたい。

※続編に『好日日記 季節のように生きる』 があるようだ(こちらは私も未読なので、積読に追加します!)

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2026年05月06日

Posted by ブクログ

 私は幼い頃、大好きな祖母にお茶を教えてもらった。とは言っても洋室のテーブルの上で。
 なんかかっこいいと感じた私はあっちこっちでお茶の真似事をした。遠い昔の記憶。
 
 それとは別に、祖母はとても達筆だった。定期的にくれるお手紙は手紙ではなく巻物だった。手紙、絵葉書、巻物などいろんな物をくれたが、ある時小さな色紙をくれたことがあった。そこに書かれていたのが「日日是好日」だ。これは、私にくれるだけでなく、祖母の家のあちこちに飾ってあった。目に入る度に、意味を調べては忘れ、調べては忘れを繰り返していた。

 長い年月が経ち、祖母からはもう何も教えてもらうことができなくなってしまった。祖母のことを思い出すことも減った。

 私は昔から読書は好きで、本はふらふらと本屋さんを歩いて適当に買うことがほとんどだった。そこで目に入ったのがこの本だった。

 この本を通して、祖母を思い出すと共に、日本について、人について、生きることについて考えることができた。「日日是好日」の意味を、やっと忘れないで生きていけるようになった気がする。

 本当に読みやすく、ここまで丁寧に文章に残してくださったことに感謝しています。

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2026年04月29日

Posted by ブクログ

お茶(茶道)についての単なる物語でなく、茶道を習う中での自分との向き合い方や、世界の見方の変化が感じられるお話だった。

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2026年04月27日

Posted by ブクログ

日日是好日
どの日もかけがえのない大切な一日。

人生における学びとは、学校のように誰かに教えられるものではなく、自分が身をもって体験して、時間をかけた先に自然と気づくものである。

だからこそ、一日一日を大事に思い、一期一会を楽しむことが幸せに繋がるのだろう。

初めは意味や理屈がわからなかったものが、ある日突然身をもってその意味を肌で感じる。
その感覚は、その瞬間を大切に生きている人だけが掴めるものだと感じた。

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2026年04月17日

Posted by ブクログ

日々の慌ただしい中では忘れてしまう季節や雨音、風や一期一会。茶道を嗜なわなくても生きて来た中で『あっ!』と感じる美しさや心地よさがあり豊かさ幸せを教えてくれる1冊と言えるでしょう。
良い本と出逢える事も幸せ、タイトルの『日々是好日』は私の人生をもっと豊かにしてくれました。

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2026年04月12日

Posted by ブクログ

まず初めに、新年度のスタートに、桜の開花時期に出会えてよかった一冊だった。

今までは「一年あっという間」と何気なく言ってきたが、日本の四季を感じていたかと思えばそうではなかった。
まずはスマホを置いて、五感で感じてみたい。



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2026年04月06日

Posted by ブクログ

今、この瞬間を味わう。心がほどける一冊。
茶道を通して「今」を五感で楽しむヒントが詰まった本。お湯の「とろとろ」した音や季節の和菓子の描写が本当に美しくて、読んでいるだけで心が洗われます。
特に響いたのは「心にも季節がある」という考え方。いい時も悪い時も、どちらが良い・悪いではなく、その両方があるから人生に「奥行き」が出る。そう思えたら、雨の日も冬のような停滞期も、ふっと愛おしく感じられました。
「雨の日は、雨を聴く」
つい過去を後悔したり未来を不安に思ったりしちゃうけど、大事なのは「今」この瞬間に没頭すること。
季節の和菓子や茶花にワクワクし、上品な世界観に癒やされる……。毎日を「日日是好日」として、大切に味わっていきたいなと思わせてくれる一冊です。

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2026年04月05日

Posted by ブクログ

全く同じ1日を過ごすことはないから、1日1日が当たり前じゃないんだなぁと思うし、
その1日も全て良い1日って思えるように過ごしたい。
うまく行かないこととか嫌なことがあっても、それは悪い日って捉えないことが大切だと思った。

あとは、好きな人には好きと伝える、会いたい人には会うはこれからも大切にしていこうと思う!

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2026年04月04日

Posted by ブクログ

マインドフルネス本だと思った。いま、ここに集中することがいかに人生を豊かにするか、気付かされた。

忙しない毎日、大人になるに連れて、1日1週間1ヶ月1年のスピードは恐ろしく速くなっている。1日1日を愛しく想いながら過ごせているか、と聞かれたら、私はいいえと答えてしまうな。特に仕事の日は、はあ疲れた。それで1週間の大半が終わってる。だから休日は、平日の疲れをなんとかとるために極力省エネ。ぼーっと過ごしている。

日日是好日、どんな日でも良い日。晴れでも雨でも、よくできた日も上手くいかなかった日も良い日。自分なりの気づきがあればよい日になるんだ。
筆者がお茶を通じて、日々の変化や物事の捉え方の感度が上がっている描写がなんとも心地よいし、その情景が目に浮かぶ。
先生に直接的な言葉として教えられたんじゃない、お茶を通じて自ら気づいていったんだ。

世界は同じように回っているけど、自分の捉え方次第で、いくらでも毎日は良い日になる。

テクノロジーが進化して、スピード感の強い社会を生きているからこそ。大切にしたいな、毎日の生活を。

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2026年04月11日

Posted by ブクログ

2021年の幕開けは こちらから。
心が洗われるような 清々しい気持ちになる 大切なことに気づかせてくれる大好きな1冊。
2026.5
再読。
ここにいるだけでいい。季節を五感で感じて歓ぶ。
しあわせ。

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2026年04月04日

ネタバレ 購入済み

一期一会

映画を見て無性に読んでみたくなりました。その日のクーポンガチャで文学作品15%offが出たのは是非買って読みなさいと言うことなんだと解釈して迷わず購入しました。くどくど語らず、生徒さんが気づくのをじっと待つ武田先生の姿勢がすばらしいですね。見習いたいです。

#ほのぼの #切ない #感動する

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2021年07月24日

Posted by ブクログ

なんとなく買った本。樹木希林さんが映画やってたなぁ。と題名が印象的で覚えていた程度。
でも、読んでみると茶道の世界にどっぷりはまり、私はなぜ高校、大学で茶道部があったのにやらなかったのか⋯。と、悔やむほどでした。(近所に教室があればやりたい)50歳手前で最近日本の文化に興味が出てきたのはやはり歳かしら。でも、興味が広がるのは良いこと。読書はこんなにも簡単に世界を広げてくれて本当に素晴らしい、と思えた1冊。

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2026年06月06日

Posted by ブクログ

映画より全然素晴らしかった
さっぱりしてるけど堅実でチャーミングな文章がとても良かった。
少しずつお茶を通して得た季節を楽しむことや、長年かけて言葉ではなく体で教えを得ることを少しずつ私たち読者にも教えてくれ、最後には雨が降った後のような清々しい感動をおぼえる。

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2026年06月05日

Posted by ブクログ

お茶
やってみたいんだよねぇ~、

いつだったか?、入門してみようと、教室の入口に
しばらくたたずんでいたことありましたもの。
結局、入らなかったんですけど。
       (やらんのかい!(笑))

茶碗やナツメや茶せんや茶杓を買ってきて、
自宅でシャカシャカやってはみたんだけど、
なぁーん~か、違うんですよねぇ?????
なんなんでしょうねっ、。

でもこの作品を読むようになってからか、
雨の音や、夕焼けの光なんかを楽しむようになったかもしれません。特に雨の日は、気圧のためか体調がよろしくないことが多いのですが、雨の匂いも感じるようになりました。
それでもイイ、むしろそれがイイみたいな?

暑い夏、無茶苦茶暑い夏、最近の夏は殺人的に暑いですが、それすらも受け入れてみたいような
     やっぱムリ!
エヤコン必需デス。熱中症には要注意。
それで救急車にお世話になったことありますもの(泣)


作中でもあるように、そのままを受け入れるってコトなんでしょうか?
なぁ~んかうまく言い表せないのですが、そんな感じです。

雨の日、車のフロントガラスに水滴が着くの嫌なもんですが、最近そのままにして走っております。
もちろんガラコをガッチガチに塗っておりますので、さ程視界には困らないのですが、水滴をいとおしんでおります、(ん?違うか?)


映画版も樹木希林さんがとっても良かったデス。
センセイ役の。

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2026年05月30日

Posted by ブクログ

茶道が、季節や使用する道具によって作法が変わると言うのは知らなくて驚きだった。

日々、決められた作法の通りにお茶をたてるという、変わらぬ動きを身につけるからこそ、自分の周りに起きるさまざまな変化を敏感に感じ取れるようになるのではないかと思った。

先日読んだ別の本に、日本のドリップコーヒー文化は茶道の影響を受けていると言う話が書いてあったが、この本を読んで確かにそうだと改めて思った。
お茶を立てる機会はなかなかないが、ドリップコーヒーは日々淹れるので、周りの季節の移ろいやその日の天気など、さまざまな変化を感じ取りながらコーヒーも楽しみたいと思った。

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2026年05月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

茶道を習ったことのない私は、茶道は日本の伝統文化、一昔前なら嫁入り前のお稽古事といったイメージしかなかったが、茶道の真髄をこの本を通して垣間見れたような気がする。

お茶をたてるのに、こんなにもたくさん決まり事があって、しかもその理由は明確に教えてもらえないことを初めて知った。「お茶はね、まず『形』なのよ。先に形を作っておいて、その入れ物に、あとから『心』が入るものなの。」という先生の言葉に全てが詰まっていると感じる。茶道の習得への道は大変長いのだろう。茶道を初めてしばらくの間、この形を作る段階では、ただ言われた通りに繰り返し練習をして身体に覚えさせる。そして何度も何度も繰り返して形が作られた頃、頭で考えなくても身体は一連の動きをできるようになり、そこに『心』が入る。心が入るとは、目覚めや成長が起こり、お茶の真髄が見えてくるのだと著者は言う。それは、内省し自分と向き合うこと、日々変化する季節を感じ味わうこと、過去でも未来でもなく今を味わうことなど、一見お茶とは直接結びつかないように見える。

なんでも最短で効率化を仰ぐ現代社会の中で、茶道は全く反対の道をゆく。時間をゆっくりかけなければ見えてこないものがある。だからこそ、茶道は現代の疲れた人々の心にそっと寄り添うものでこれからの時代に必要なものかもしれない。
海外に住んでいるとなかなか茶道を習うのは難しいし、そして何より私にその『形』を習得するまでの忍耐力があるかどうか自信はない。それでも、この本が教えてくれた、ふと立ち止まって今を味わうことから始めたい。木々や空の色に季節を感じる、内省して自分と向き合う時間静かな時間を作る。そういう小さな気づきが人生を豊かにするのかもしれない。



「ものを習うということは、相手の前に、何も知らない『ゼロ』の自分を開くこと」

「目を覚ましなさい、人間はどんな日だって楽しむことができる。そして人間は、そのことに気づく絶好のチャンスの中で生きている。」

「雨の日には、雨を聴く。雪の日には、雪を見る。夏には暑さを、冬には、身を切られるような寒さを味わう。…どんな日もその日を思う存分味わう。」


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2026年05月17日

Posted by ブクログ

著者が茶道の稽古を通して感じたことを綴った本。以下雑感:

◾️型(形)と身体性:
道がつくものの稽古にはだいたい型(形)がある気がする。脳だけでなく身体全体で考えを理解するために、動きの細部まで、文字通り型にはめていくことが大切なのかもしれない。

◾️一期一会と今に在る事:
一期一会は見ず知らずの人との出会いに縁を感じて大切にする、みたいな意味だと思ってた。それだけでなく、普段から会う人に対しても、今日会うのが最後かもしれないと考え接するという意味も含まれていると知った。その為にも、上の空にならず、その場•その瞬間に感覚を研ぎ澄ませることが大切なのだと思う。

- - -

茶道には、昔作られたマナーを受け継いでいるだけみたいな誤ったイメージを持っていたが、日日是好日の心境に至るまで、ひたすら感性、感覚、所作を磨いていく道なのだと理解した。

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2026年05月10日

Posted by ブクログ

高校の時、茶道部があってもちろん和菓子目当てで(笑)文化祭等のイベントなどの際は必ず訪れていたのだが、なんであんなにも細かくて、めんどくさい事するのかなとは思っていた。
その疑問は作者や先生も分からず、教えてはくれないけど、お茶を通して人生の示唆は教えてくれるようには感じた。
季節を楽しめる心の豊かさを持ち、日々丁寧に生きる、人生とはその積み重ねなのだと。
日本の文化って規律と緩和の両極面を持っていると思う。
ルールは割と細かくて厳しく、絶えず忙しく働いているのに給料は上がらず、節約する日々だが、
一方で四季折々の自然や祭り事は大好きだから、方法は違えど、貧しい人も豊かな人も互いに楽しめる。
わたしも日々の小さな幸せを大切に丁寧に生きていきたい。

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2026年04月16日

Posted by ブクログ

お茶を学んでいく女性の成長を描いた作品。楽しいことがあった日も、辛いことがあった日も、いつもそこにはお茶があったのが印象的だった。

「天気が良いから良い日」ではなく、「晴れの日も雨の日も良い日」。その日の出来事で良し悪しを決めるのではなく、一日一日そのものを大切に生きることの大切さを教えてくれる。お茶の世界では同じことを繰り返しているように見えても、その時々の自分の感情や季節、五感で感じるものは少しずつ違う。そのことに気づかされ、日々の小さな変化や今の自分の気持ちを大切にして過ごしていきたいと思えた。

穏やかで温かい気持ちが残る、素敵な作品だった。

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2026年06月06日

Posted by ブクログ

お茶の文化を初めて知った。
季節を楽しむことをこの本に教えてもらったため、今後は身近な自然にも目を向けたい。
和菓子への興味が湧いた。

*お気に入り*
人間はどんな日だって楽しむことができる。そして、人間は、そのことに気づく絶好のチャンスの連続の中で生きている。

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2026年05月25日

Posted by ブクログ

目を覚ましなさい、人間はどんな日だって楽しむことができる、そして人間はそのことに気づく絶好のチャンスの連続の中で生きている

このことばすき

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2026年04月24日

Posted by ブクログ

「お茶」の世界を垣間見せてもらいました。
瞑想のような時間なのかしら。今を生きる。おはなし。

さて、わたしにもこの様な時間があるのか。考えてみると。ランニングや、家庭菜園、本を読む事などかな。

人生に趣味があると良いって事なのかなー。

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2026年04月10日

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