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お茶を習い始めて二十五年。就職につまずき、いつも不安で自分の居場所を探し続けた日々。失恋、父の死という悲しみのなかで、気がつけば、そばに「お茶」があった。がんじがらめの決まりごとの向こうに、やがて見えてきた自由。「ここにいるだけでよい」という心の安息。雨が匂う、雨の一粒一粒が聴こえる……季節を五感で味わう歓びとともに、「いま、生きている!」その感動を鮮やかに綴る。(解説・柳家小三治)
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Posted by ブクログ
文章そのものが、茶道のお手前のようにゆったりと流れている。そんな風に感じました。今ここに集中すること、続けることから見えてくるもの、五感を研ぎ澄ますこと...... 今日からでも実践できることが多く散りばめられていて、何度も読み返したい気持ちです。筆者は素直な心の持ち主であろうと想像します。 (2...続きを読む019.10.14に、ノートに書いた感想です。)
もっと早くに読んでいたかったです。 忘れたくない言葉が多すぎるのに、最近本当に忘れっぽくなってしまったので、ボロボロになってもこの本を開き続けようと思います。
茶道を通して、日本の美しい四季折々を五感で味わえるようになったという素晴らしいエッセイ。 著者はふとしたきっかけで、茶道の習い事をはじめるところが良い。私も少し思っていたことだけれど、茶道のような昔ながらの伝統的な文化は決まりごとが多く、古くさい印象を持ってスタート。 しかし、茶道を続けるうちに、...続きを読む茶道とはなんと自由で深いものなのかと気づき始めるプロセスが素敵だなあと思った。 伝統的な作法にはどれも昔の人の知恵が活かされたもので、理由があってそういうのを自身で少しづつ気づいていくっていうのがいいなあ。勉強ってこうやって能動的に気づきを得ていくことにこそ意味があり、最も学びとなるものだと思う。 武田先生の教え方すごく素敵。 どんな季節も、どんな天気も、毎日が良い日という考えがとても素敵だと思った。季節を感じる和菓子、床の間と共に、日毎に変わる自然をめいいっぱい味わう茶道ってとても素敵。 私もこうやって美しい自然を余すことなく感じられるようになりたいと思う。道端に咲く花や、匂いや、音や、そういうもっと細かいちょっとしたところで季節の移ろいを感じられるのだと思うので、そういう微細な変化に楽しみを覚えられるようになりたいな。
お茶からかけ離れた生活だから、この物語を楽しめるか不安だった。でも読み終えるとお茶がなんだか近くに感じ、刺さる言葉に沢山出会えた。 晴れの日、雨の日、悔しい日、悲しい日、嬉しい日、楽しい日、、生きていると毎日色々なことがある。どんな一日も自分なりに味わえたら毎日がよい日になる。悪い日なんてないのだ。...続きを読む日日是好日。 心にとめて生きていきたい。
星5つじゃ足りない!読みながら、自然と調和し森林浴をしているようなクリアな感覚になった。 "お茶"といえば、「結構なお点前で」のセリフくらいしかしらない。敷居が高く、日本の古い伝統なんだろうな?くらいの印象。以前占いの本に「あなたは精神を鍛える為に"茶道"な...続きを読むどをやるといい。」とかかれていて、なんでお茶が精神を鍛える?と腑に落ちないまま、今日まで来てしまった。でも、この本を読んで、全く"お茶"というものの概念が変わった。奥が深すぎる。こんなに壮大なものだったとは...著者森下さんの言葉を借りると、「小さな発見の時もあれば、壮大な宇宙のからくりに触れたような感動に震える時もある。(p243)」決して答えはない、"気付き"の世界への入り口なのかもしれない。 気づくというのは、「表面張力で盛り上がった水面に、ある日ある時、均衡をやぶる一滴が落ちる。そののたん、一気に水がコップの縁を流れ落ちたのだ。」(P7) 「茶道はむかし、身分のある男たちの教養だった。豊臣秀吉は、利休を戦場にまで伴って、茶を点てさせたという。(p203)」その理由がこの本を読めばわかる。 お茶というものは難しい「作法」の中で「無」をつくり、自分を受け入れ、自然と調和する。 「背負っていた荷物を、私は放りだした。ふっと、肩の力が抜けて身軽になった。私は、体一つで、そこに座っていた。(p185)」 とにかくこんなに奥が深く、感覚的なお茶というものをここまで、言語化されていることに感動した。
伝えたいところをすぐ出すんじゃなくて、助走があって盛り上がったところに、そうだよねっていう一文。その一文を読んでそれまでの助走も良い!と思える感じ、の本。 お湯はとろとろ、水はサラサラ。 分かりたくても、その時にならないと、分からないことがある。ほんとそう。分かっている気になってたことでも、改めて...続きを読む理解することもある。ほんとそう。 茶道に興味が出た。というより軸となるものがある人良いなと思った。季節を取り入れる、五感で感じる。感じたい。
毎日をもっと大切にしようと思った。 メディアから離れて身近な自然と触れ合おうかな。 これからの自分の教科書にする。
一生涯本棚に入れておきたい!! この本は、歳を重ねるごとに染みていく、そんな予感がする本であり、もっと季節を、あるがままを受けれたいと思うようになる本だった。 エッセイという括りではあると思うし、お茶の本でもある。だが、この本の本質はお茶ではないと思う。この本の言ってることが、[わかる]この本を本質...続きを読むはこれであると今は断定できない。将来の私が理解する日を、典子さんのように待とうと思う。 もうひとつ、この本は言葉が美しい。季節の情景や心情がありありと思い浮かぶ。この小説の空気は、い草の香りがする、お寺の本堂にポツンとひとりでいるような、整った空気をかもし出している。 伝えられた15のメッセージはとても素敵で、心打たれる。ひとつ、私がこの本から絶対に忘れないようにしたいことは、毎日がいい日である。ということだ。 小学生の頃にやっていたお茶をやりたくなった。
お茶の先生から貸していただきました。 過去や未来を思う限り、安心して生きることはできない。道は1つしかない。今を味わうことだ。 私たちは雨が降ると今日はお天気が悪いわなどと言うけれど、本当は悪い天気なんて存在しない。どんな日もいい日になるのだ。毎日が良い日 日日是好日 学校もお茶も目指してるの...続きを読むは人の成長だけれど1つ大きく違う。それは学校はいつも他人と比べ、お茶は昨日までの自分と比べることだった。 茶道を習うことの本質が優しい言葉で語られる
友達から、【映画見たけどほのぼの癒される感じで良かったよ〜】と言われなんとなく手に取った本でした。 ほのぼの?癒される?いやいやそんな本ではありませんでした。 何気ない天気やお茶の描写を読んでいるだけで涙が湧いてくる、拙い語彙力なので上手に表現できないんだけど、とにかくジーンと静かに魂を揺らされる...続きを読む感覚になります。 特に何も起こってないのに感涙してしまうのは、言葉の紡ぎ方が素晴らしいからなんだなと最後の解説を読んで気づきました。 この小説とは全く関係ない私生活の悩み事についても、この本を数ページ読んだ後はいつもと向き合い方の角度が変わっています。 胸にグッとくるのでサクサク読むことはできず、いつもなら単行本は1日〜2日で読み終える私ですがこの本は2ヶ月かかりました笑 毎日数ページ、数行読む、セラピーです。笑
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日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)
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森下典子
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