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大人気『いとしいたべもの』の続編が、文庫オリジナルで登場!
母手作りの、バターがとろける甘いホットケーキ。父が大好きだった、少し焦げ目がついたビーフン。遅い青春時代に食べた、夜明けのぺヤング……。味の記憶をたどると、眠っていた思い出の扉が開き、胸いっぱいになった事はありませんか? 150篇のエッセイの中から22篇を厳選し、丁寧に推敲を重ね大幅に加筆修正した珠玉のエッセイを収録。著者自ら描いたイラストも、繊細なタッチの優しい絵で評判を呼んでいます。ほっこり、じんわりするカラーイラストエッセイ集です。
Posted by ブクログ 2023年01月03日
日常の食の中に出会いや別れが書かれていて
前作に続き、ほっこりした作品。
今作はお菓子の描写多め。
和菓子から洋菓子まで美味しいものばかり。
日常で食べるものをこんな風に
表現できることに改めて感動。
前作の『いとしいたべもの』で
どハマりし、今作も絶対読みたいと
思ってたので大満足!!
前作...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月03日
日常の食の中に、人との出会いや別れが描かれていて、ほっこりしたり、ほろ苦くなったり、そんな一冊。家族みんなでテーブルを囲む食事を大切にしたいと思えた。
読中、その時代に生きていなかったけれど、頭の中でセピア色の映像が流れていた。読後、目次を辿りながら、どのエピソードが一番好きだったかを考えたけれど、...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月27日
最初っから持っていかれた。家族団らんで幼心に感じ取った"しあわせ"がきゅうと切ない。母はテキパキと特別な料理を作り、父はお風呂上がりにビールを呑んでいる。きょうだいがいて、テレビを見ながら早めに晩ご飯を食べ終わる。そこには幸せがあったと、たしかに筆者には見えるのだと。
食べもの...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月21日
「いとしいたべもの」に続く二作目。
こちらもおもしろかったです。
文章は読んでいて心地いいし、優しいイラストはついつい眺めていたくなる。
森下さんの思い出に自分の思い出を重ね、忘れていた幼い頃の記憶が呼びさまされました。
食べ物って、一緒にいた人やその時の感情とセットで思い出すことが多いから、懐か...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月19日
相変わらず巧みな語彙でテーマのたべものの造形や香り、味を伝えてくるので、読んでいてとてもお腹が空きます。
1番心に残ったのは焼きビーフンの話。理由は私的なことですが、作中で語られる筆者のお父様が、私の父と重なったからです。私も筆者のように、時々思い出を振り返りながら、父の好物を作ってみようと思います...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月16日
「いとしいたべもの」に引き続き、とても素敵な本だった。とにかく読んでいてよだれが出てきてしまうような、そんな食べ物の描写がたくさん。今回は食べ物よりも森下さんの思い出によりフォーカスを当てているような感じがして、作者の人となりをエッセイを読みながら感じるのが好きな自分にとってぴったりの本だった。おす...続きを読む
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