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私達はたくさんの「季節」の中で生きている。茶道に息づく二十四節気――梅の香り漂い始める「立春」、花吹雪が舞う「清明」、薫風吹き抜ける「立夏」、蟬の声が響く「大暑」、彼岸花が咲く「秋分」、鰯雲の浮かぶ「寒露」、木の葉が色鮮やかに染まる「立冬」、寒空に月が光る「大雪」、そしてまた季節はめぐり……。春夏秋冬の区分では見逃してしまう一瞬の美しさを綴った一年の記録。待望の『日日是好日』続編。(解説・小林聡美)
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Posted by ブクログ
『日日是好日』の続編。 読んでいてとにかく心地いい、美しい日本の四季がぎゅっと詰まった一冊です。 ページをめくるたび、季節ごとの空気の匂い、風の音、雨音、茶花や和菓子が目の前に浮かびます。 作中のイギリスの庭の話も印象的でした。梅雨・夏・秋の花が同時に咲き、桜が1ヶ月も続くイギリス。そんな異国と...続きを読むの対比があるからこそ、次々へと移り変わる日本の四季の、その瞬間でしか見られない儚い美しさを改めて実感させられます…!私たちは季節の中でかけがえのない時間を生きているんだな、としみじみ。立ち止まって目の前の「今」をじっくり味わいたくなりました。 中でも「柳緑花紅」のエピソードが一番心に響きました。他人が輝いて見えて、自分が自分でないものになろうとする時、「花は赤く咲けばいい、柳は緑に茂ればいい」という作中のまっちゃんの言葉が心に染み渡り、私の大好きなお守りの言葉になりました。 本の中でまるっと1年、豊かな四季をひと巡りしたような、心地よい余韻に浸っています。
「日日是好日」の続編が文庫化ということでワクワクしながら手に取った。 二十四の季節とお茶の世界、人生とは季節とともに生きるということ。 森下さんが綴るお茶の世界を読んでいると心がすーっと軽くなる。 じめっとした湿気が纏わりつく日も、日差しが照りつけ息苦しいような暑さの日も、出口が見えず終わりが...続きを読むないように感じるが季節は巡り変化する。 人生を長い目で生きようと改めて思う。
「日日是好日」の映画を見て、どう見てもお茶の師匠にしか思えない樹木希林さんに驚いたが、この本を見かけてまたあの時の気持ちを反芻したくなった。 お茶なんてただしゃかしゃか混ぜて飲むだけ、という認識しかなかったが、なんという奥深さ。 お茶をやっていた友人を、いきなり尊敬したくなった。 お茶だけでなく、生...続きを読むけられる花、掛け軸、季節で変わるお道具、お釜の位置、本当にそこは小宇宙。 でも最近は、そんな道具などがメルカリに出品されているという話も聞く。 継承する人が減ってしまい、価値がわかる人もいなくなっているからなのだろうか・・・ さびしいことではあるが、私はこの日本の素晴らしい文化の存在を知ることができただけでも、ありがたいと思っている。
「日日是好日」の続編。 お茶のお稽古の細々した日常を綴っている。季節の移り変わりを丁寧に拾っていく。お茶のお花の話、お香の話、お薄に濃茶。 「しーーーーーーー」 と茶釜に湯が沸く音。桜の後の花爛漫な季節。夏の着物は単にかわる。「炉」にかわって「風炉」小ぶりな火鉢のようなものが熱源にかわる。食籠は...続きを読む木地の漆から陶器にかわる。 そして季節が巡ると炉開き。 時々、フリーランスの仕事をしている心細さが挿入される。 私はお茶をやらないので、描写されている風景がわからないこともあるのだけど、素敵だなぁと思う。こんなふうに心穏やかに日々が送れたらいいなぁ。お道具とかお菓子の挿し絵が美しい。
日々是好日の続編。 50代になった著者のお茶のお稽古から感じる季節。 逆に季節から感じるお茶の世界。
「日日是好日 」の続編。まえがきからとてもいい! 毎夜、寝る前に静かな環境でゆったり読書を楽しむ至福のひととき……♪ まるで私も茶室にいて、ともに季節の移り変わりを感じているかのよう。厳かで静かな気持ちになる。 さらに心地いい緊張感さえ感じます。 掛け軸、茶花、茶器や菓子……ひとつひとつに季節や...続きを読むそこにある物語に思いを巡らせ、感じ入る。とても穏やかで心地いい時間。 本作も名言だらけで、心に染み渡るようでした。 素敵な言葉に触れて背筋が伸びる。読みながら五感が研ぎ澄まされていくような感覚でした。 前巻と共にずっと手元に置いて、この先何度も読み返したい特別な作品です! 今回、作中の茶道具や掛け軸の言葉を検索しながら読むのも楽しみのひとつでした。興味が広がると深く読み込むことになるので、読書がより興味深く楽しくなり、好循環が生まれています。 茶道に興味がある人も、そうでない人にも読んでみて欲しい1冊。不思議と気持ちが落ち着きます。 森下さんの作品は全部読みたいです。
茶道のお作法などは全く知らなくても、とても楽しく通読でしました。挿絵も可愛いです。 せっかく四季のある場所で生まれ育ったので、もっと季節を感じてみようかと思いました。今年は大寒からぐっと冷え込み、昔の人はこうして季節と暮らしていたのだなと、もっと草花にも目を向けてみたくなりました。
お茶の作法というだけで遠慮してしまうが 日日是好日を読むと情報量だけ増える 知った気になる あたまでっかちでよくないし、もうほとんど忘れてる 好日日記は24節期とまさに季節を感じてするお点前、お点前や道具を覚える事じゃないとか、50年続けても正解がないとか、深い深過ぎるな書道の段をとるのとは違うのか...続きを読む?
日々是好日の続編。 今回もエッセイではあるが、ある一年を24節季に分けた章立てとなっている。 普段意識しないが24節季という区切りで見ると、季節がまざまざと意識させられる。 前作から日が経っているので、著者自身も主に仕事に悩む日々ではあるが、自分がライターという鎧を脱げる場所がお茶の稽古なんだなと...続きを読むよくわかった。 とても読んでいて清々しい気持ちになる本でした。
私たちの日常は、一瞬の美しさに満ちているー この本を読む前の私は、一年は春夏秋冬がただ順番に巡るもので、暑い寒いといった外の気温の変化でしか季節を感じることがありませんでした。そこまで季節に興味がなく、自然の中にある細やかな変化に気づくことも少なかった。だからこそ、この本を読む前の自分にはもう戻れ...続きを読むないと思います。 本書も「日日是好日」に引き続き、好きなフレーズが多すぎて付箋だらけになりました。 私はつい自分を必要以上に「駄目だ・出来ていない」と追い込む癖がありますが、この本を通して、変えようと焦るのではなく、今の自分を抱えながら一歩ずつ進むことの大切さに気づきました。 柳は花にはなれないし、花は柳にはなれない。花はあくまで赤く咲けばいいし、柳はあくまで緑に茂ればいいのよね。 「柳は緑、花は紅」ーp80春の章 春分・一より ここが一番好きな一節になりました。 日常や経験の中で身につけたものは、形のあるものではなく、自分の中に積み重なる学びであり、それが私の支えになっているのだと思います。 この本を読んで、完璧であろうと焦る必要はなく、迷いや不安を抱えながらでも、日々の中にある一瞬の美しさや学びに目を向けることで、人生は少しずつ輝きを増していくのだと感じました。 とても素敵なものを読ませていただきました。 私の人生本の一冊になりました。ありがとうございました。
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好日日記―季節のように生きる―(新潮文庫)
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森下典子
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茶の湯の冒険 「日日是好日」から広がるしあわせ
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こいしいたべもの
前世への冒険~ルネサンスの天才彫刻家を追って~
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日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)
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