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あいにくあんたのためじゃない 無料お試し版
過去のブログ記事が炎上中のラーメン評論家、夢を語るだけで行動には移せないフリーター、もどり悪阻とコロナ禍で孤独に苦しむ妊婦、番組の降板がささやかれている落ち目の元アイドル……いまは手詰まりに思えても、自分を取り戻した先につながる道はきっとある。 この世を生き抜く勇気がむくむくと湧いてくる、全6篇を収録。 『BUTTER』が大きな話題を呼び、社会の変化を敏感に掬い取りながら第一線を走り続けてきた作家の2024年3月新刊から、「めんや 評論家おことわり」を特別無料配信します。 *本稿は校了前のデータをもとに作成しています。そのため、刊本とは一部内容が異なる場合がございます。予めご了承ください。 -
二人の稚児(乙女の本棚)
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気シリーズ「乙女の本棚」第37弾は、文豪・谷崎潤一郎×イラストレーター・夜汽車のコラボレーション! 小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。 その悶えは苦しいと同時に甘かった。 幼いときから稚児として寝食を共にしてきた千手丸と瑠璃光丸。何をするにも一緒だった二人の運命は、成長とともにそれぞれの道へと分かれていく。 谷崎潤一郎の名作が、ノスタルジーを感じさせる美しい作品で大きな話題を呼び、本シリーズでは江戸川乱歩『人でなしの恋』、谷崎潤一郎『刺青』、坂口安吾『夜長姫と耳男』を担当するイラストレーター・夜汽車によって描かれる。 名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。 自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。 -
K+ICO
孤独な男女が出会う時、何かが起きる ウーバーイーツの配達員をしているK。TikTokerをしている女子大生のICO(イコ)。巨大な「システム」の中に生きる二人の人生が交錯する時、何かが動きはじめる。実力派作家がデビュー10周年に放つ、渾身作。 ラランド ニシダさん、金原ひとみさん、窪美澄さん絶賛! 「まだ見ぬ誰かとの数奇な巡り合わせはインターネットに操られる。ITは我々を孤独にさせてくれない」(ラランド ニシダさん) 「上田岳弘は、こんなにも抽象の世界から、具体の力を行使する」(金原ひとみさん) 「うんざりするような世界でも、私は誰かと繋がっていたい。そんな欲望を肯定してくれたこの小説は、限りなくせつなく、そしてやさしい」(窪美澄さん) -
推しの殺人
2024年 第22回『このミステリーがすごい!』大賞 文庫グランプリ受賞作 行き着く先は破滅か、ステージか! 待ち受けるどんでん返し! (あらすじ) 大阪で活動する三人組女性地下アイドル「ベイビー★スターライト」は、様々な問題を抱えて危機的な状況にあった。尊大な事務所社長、グループ内での人気格差、恋人から暴力を受けているセンター……そのような中で、“ベビスタ”はさらに大きな問題に見舞われる。メンバーのひとりが事務所で人を殺してしまったのだ。彼女の罪を隠蔽するため、三人は死体を山中に埋めることを決意して――。 【著者について】 遠藤かたる 1988年生まれ。愛媛県松山市出身。甲南大学法学部卒業。現在、化粧品メーカー勤務。第22回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリを受賞し、本作でデビュー。 -
クリスティを読む! ミステリの女王の名作入門講座
数々の名作が世界中で読まれ、翻訳され、映像化・舞台化され、没後48年を経ても変わらぬ人気を保ち続ける──まさしくミステリの女王、アガサ・クリスティ。大人気カルチャー講座「アガサ・クリスティを読む」の講師を務める書評家が、〈探偵〉〈舞台と時代〉〈人間関係〉そして〈騙(だま)しのテクニック〉に焦点を当て、各章でテーマに沿ったおすすめ作品を紹介しながら魅力を丁寧に語ります。最終章〈読者をいかにミスリードするか〉では、女王の驚くべきテクニックをじっくり解説。クリスティのすごさを実感できる、入門に最適な一冊!/【目次】まえがき/第1章 探偵で読む/1 異邦人としてのエルキュール・ポワロ/▼ポワロを知る二冊――『スタイルズ荘の怪事件』『ポワロの事件簿1』/2 時代の証人としてのジェーン・マープル/▼ミス・マープルを知る二冊――『ミス・マープルと13の謎』『書斎の死体』/3 年齢を重ねるトミー&タペンス/▼トミー&タペンスを知る二冊――『秘密組織』『二人で探偵を』/4 渋さが光る捜査官・バトル警視/▼バトル警視を知る一冊――『ゼロ時間へ』/5 個性的な短編の探偵たち/▼パーカー・パインを知る一冊――『パーカー・パインの事件簿』/▼ハーリー・クィンを知る一冊――『ハーリー・クィンの事件簿』/第2章 舞台と時代で読む/1 古き良きメイヘム・パーヴァ/▼メイヘム・パーヴァを知る二冊――『アクロイド殺害事件』『ミス・マープル最初の事件 牧師館の殺人』/2 ヒット作の鉱脈、中東ミステリ/▼中東ミステリを味わう二冊――『殺人は癖になる』『ナイルに死す』/3 動く殺人現場――旅と乗り物/▼旅と乗り物を味わう二冊――『オリエント急行の殺人』『カリブ海の秘密』/4 戦争がもたらしたもの/▼戦争を知る二冊――『ABC殺人事件』『NかMか』/5 変わりゆく大英帝国/▼イギリスの変化を知る三冊――『予告殺人』『葬儀を終えて』『鏡は横にひび割れて』/第3章 人間関係で読む/1 ロマンス! ロマンス! ロマンス!/▼ロマンスに浸る三冊――『謎のエヴァンス』『忘られぬ死』『ホロー荘の殺人』/2 三角関係の使い方/▼三角関係のバリエーションを知る二冊――『杉の柩』『白昼の悪魔』/3 いろいろな家族の形/▼家族のドラマを味わう三冊――『ポアロのクリスマス』『ねじれた家』『無実はさいなむ』/第4章 騙しのテクニックで読む/1 童謡だけじゃない“見立て”/▼見立て殺人におののく二冊――『そして誰もいなくなった』『ポケットにライ麦を』/2 二種類ある、回想の殺人/▼回想の殺人を味わう二冊――『五匹の子豚』『スリーピング・マーダー』/3 ミステリの華、意外な犯人/▼意外な犯人に驚く二冊――『三幕の悲劇』『カーテン』/第5章 読者をいかにミスリードするか/▼『シタフォードの謎』『殺人は容易だ』/参考文献/作品名一覧/人名一覧/アガサ・クリスティ著作一覧 -
阪急沿線怪談
京都、大阪、神戸 関西三大都市に潜む怖い話 京阪神を横断する阪急電車沿いに発展し、独自の文化圏を擁するこの沿線の街に潜む不思議や怪異が満載の関西ご当地怪談! 男の霊に出くわす大阪梅田近くのホテル 神戸三宮のパチンコ店にある異空間への扉 生者を橋から引きずりこむ西宮北口の悪霊集団 京都河原町にあった呪物的絵画 顔の溶けた女の霊が現れる十三の公園 彼の世へ通ず!?豊中の団地に現れる奇妙なエレベーターのボタン 落書きが動く!?高槻市の小学校にあるトイレ 訪れると正気を失う宝塚山中の廃ホテル 怪奇現象が多発する今津線沿いの最恐物件 …ほか 大阪梅田を起点に西は神戸三宮・新開地、東は京都河原町まで、京阪神間を横断する阪急電車。 その沿線に広がる街に埋もれた数多の怪異譚を怪談作家・宇津呂鹿太郎が綴るご当地怪談集。 ・歩道橋に現れた人ならざる異形「鳥肌」(茨木市) ・事故物件か!とあるマンションで頻発する数多の怪奇現象「アウトな物件」(伊丹) ・夜中に通ると果てのない塀が続き抜けられない!不思議な異界譚「阪急西宮スタジアムの跡地にて」(西宮北口) ・ある女性にとり憑く恐ろしい女の霊。話すことすらタブーの危険な恐怖譚「瞼の裏の女」(烏丸) ――など収録。 -
すべての恋が終わるとしても―140字の忘れられない恋―
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 たとえ叶わなくても、一生に一度の恋だった。――140字で綴られる、一生忘れられない、たったひとつの恋。(以下、本文『ただ好きなだけなのに』引用)「別れよう」必死に繋ぎ止めていたものは呆気なく終わった。何が悪かったのかな。忙しい貴方の負担にならないようデートを我慢した。電話も減らして、気づけばLINEは一日一通に。全部貴方に合わせたんだよ。……わかってる、これが全部重いってことくらい。でも、それだけ貴方のことが好きだったんだよ。 -
すべての恋が終わるとしても―140字のさよならの話―
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 さよなら。でも、この人を好きになってよかった。――140字で綴られる、出会いと別れ、そして再会。(以下、本文『別れの挨拶』引用)「またね」それが彼とお決まりの挨拶だった。また次の機会にね、そんな意味を込めて。互いに進路が変わっても、恋人ができても、いつだって次があると思ってた。でも。「ずっと好きでした」「ごめん、俺結婚するんだ」一歩踏み出そうとした日、彼との距離を誤って。その日最後の挨拶は「さようなら」 -
ゴールデン・ブラッド
東京五輪プレマラソンで大規模な自爆テロが発生。 救急救命士の向井圭吾は地獄絵図と化した現場で救助活動にあたる。 新開発の万能血液<ゴールデン・ブラッド>により多くの命が救われるが、 その矢先、開発に関わった病院で圭吾の妹・恵利が急死。 輸血を受けた患者もその後次々と変死を遂げていく。 圭吾は刑事の東海林とともに一連の事件を探り始めるが――。 正義の裏に渦巻く陰謀の数々。そして明かされるあまりに切ない真実とは? 著者渾身の医療ミステリ! ※本書は、2017年に幻冬舎文庫から刊行された『ゴールデン・ブラッド』を大幅に加筆・修正したものです。 -
喜べ、幸いなる魂よ
【第74回読売文学賞(小説賞)受賞作】18世紀ベルギー、フランドル地方の小都市シント・ヨリス。ヤネケとヤンは亜麻を扱う商家で一緒に育てられた。ヤネケはヤンの子を産み落とすと、生涯単身を選んだ半聖半俗の女たちが住まう「ベギン会」に移り住む。彼女は数学、経済学、生物学など独自の研究に取り組み、ヤンの名で著作を発表し始める。ヤンはヤネケと家庭を築くことを願い続けるが、自立して暮らす彼女には手が届かない。やがてこの小都市にもフランス革命の余波が及ぼうとしていた――。女性であることの不自由をものともせず生きるヤネケと、変わりゆく時代を懸命に泳ぎ渡ろうとするヤン、ふたりの大きな愛の物語。 -
50歳からの読書案内
50歳は「人生100年時代」の折り返し地点。大きな節目を迎え、後半戦をどう生きるか考えるとき、ヒントとなり支えにもなる本とは。各界の著名人が50歳以降も読み続け、読み返す座右の書50冊を紹介。絵本から古今東西の古典まで、人生経験に裏打ちされた大人のための読書エッセイ集。 (執筆者一覧) Ⅰ途上―折り返し地点をこえて見えるもの 藤森照信/関川夏央/北村薫/平田俊子/保阪正康/宮田珠己/養老孟司/俵万智/上野千鶴子/黒井千次 Ⅱ道標―人生の転機にノウハウ本は役立たない 冨山和彦/仲野徹/内田樹/原研哉/佐治晴夫/松田哲夫/末井昭/和嶋慎治/内田洋子/落合恵子 Ⅲ冒険―世界への窓はいつでも開いている 窪美澄/橋爪大三郎/近藤サト/小池昌代/酒井順子/三浦雄一郎/角野栄子/小林聡美/南伸坊/横尾忠則/小川洋子 Ⅳ再読―二度目からが本当の読書である 川本三郎/伊藤比呂美/鈴木保奈美/大竹しのぶ/宇能鴻一郎/松岡和子/竹内薫/中村桂子/小池真理子/里中満智子 Ⅴ再発見―その本は見事な変身をとげた 岡本裕一朗/若島正/ブレイディみかこ/中園ミホ/安田登/楠木新/金井美恵子/平松洋子/四方田犬彦 -
花束は毒
未来屋小説大賞受賞! 芳樹は憧れのかつての家庭教師・真壁が結婚を前に脅迫されていると知り探偵に調査を依頼するが――。完全に騙される傑作ミステリー。 憧れの家庭教師だった真壁が結婚を前に脅されていることを知り、僕は尻込みする彼にかわり探偵事務所に調査を依頼。そこに現れたのは中学時代にいじめに遭っていた従兄をえげつない方法で救ってくれた先輩の理花だった。調査を進めるにつれ、見えてきた真実。背筋も凍るラスト。気鋭のミステリ作家による、衝撃の傑作長編! ※この電子書籍は2021年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
小説 ゴルフ人間図鑑
ゴルフは人間の「善」と「悪」を暴く。 芝生の上の人間劇八話。 ここに描かれているのはあなたかもしれない――。 ・スーパーマーケット企業の社長・榊原は昔から勝利への執念が強く、勝つためならグリーン上での不正も当たり前かのように犯す。秘書室長・望月は榊原を諫める役割を任じられるが、実は榊原は高校時代の同級生で距離感の取り方が難しい。望月は榊原の悪癖を咎められるのか…?(第一話 榊原社長のパット) ・テレビ局会長には二つの悩みがある。一つ目は頻繁に社長交代して後継者の芽を摘んでしまうこと。もう一つの悩みはゴルフで「卵を産んで」しまうこと。OBを誤魔化すために別のボールでプレーを再開してしまうのだ…(第二話 篠田会長のOB) ・部長のいやがらせに耐えかねた修一は部署のゴルフコンペで一矢報いる復讐を計画。その秘策とは?(第三話 肥料部桂木のシャンク) 豊富な社会経験を活かしてビジネスマンの群像を活写し続けてきた著者による、ゴルフを通して人間の本性を露わにする短編集。職場での人間関係やプレッシャー、組織の価値観と自分の信念の乖離、招かれざる理不尽、そんな束縛や重圧を抱えながら日々を乗り越えているすべての人々に、ゴルフを通して「ヒント」と「エール」を届ける。 笑いあり、涙あり、学びありの現代人必読の一冊。 -
金より価値ある時間の使い方
メンタリストDaiGo氏推薦! 「SNSやショート動画、不要な人間関係で自分の時間をムダに失う、つまり全ての人類へ。」 この45分の読書が人生に奇跡を起こす。――時は金なりと言うが時間は金よりもずっと価値がある。しかも全ての人に平等に与えられ誰にも奪えない。どう使えば限りある人生をよりよく生きられるのか。「毎朝あなたの財布には24時間がつまってる」「1晩おきの1時間半がきらめく真珠に」「原因と結果の法則を叩きこめ」等、心に刺さるメッセージが満載。時代と国境を超え多くの知識人に愛される時間術の名著、新訳! 解説・特典も充実。 原題 How to Live on 24 Hours a Dayの新訳! 目次 はじめに 賢いワーク・ライフ・バランスは一杯のお茶から 第1章 毎朝あなたの財布には二十四時間がつまってる! 第2章 知的好奇心を持てば本当の人生が送れる 第3章 「時間がもっとあるとき」など決してこない 第4章 一日のプロローグとエピローグという考えを捨てる 第5章 一晩おきの一時間半がきらめく真珠になる 第6章 一週間を六日とし週七時間半で奇跡を起こす 第7章 史上最高の賢人たちの提案――「思考の集中」 第8章 幸福になるための内省時間は夕方の帰り道に 第9章 教養を身につけることで充実する毎日 第10章 原因と結果の法則を叩きこみ退屈な人生を変える 第11章 読書好きのあなたに勧める「熟慮を要する読書」 第12章 日常に奇跡を起こす最初の一週間 解説 ハズリットのエッセイ「詩一般について」抄訳 オシアン「セルマの歌」夏目漱石訳 時間をめぐるシェイクスピアの名言 訳者あとがき -
影牢 現代ホラー小説傑作集
『七つのカップ 現代ホラー小説傑作集』と対をなす傑作ホラー短編8選。大都会の暗い水の不気味さを描く鈴木光司の「浮遊する水」。ある商家の崩壊を 陰惨に語る宮部みゆきの時代怪談「影牢」。美しく幻想的な恐怖を描く小池真理子の不気味な地下室が舞台の「山荘奇譚」。記憶の不確かさと蠱惑的世界を 描いた綾辻行人の「バースデー・プレゼント」など、ホラー界の実力派作家によるオールタイムベスト! 解説・朝宮運河 【収録作】鈴木光司「浮遊する水」(『仄暗い水の底から』角川ホラー文庫 坂東眞砂子「猿祈願」(『屍の聲』集英社文庫 宮部みゆき「影牢」(『あやし』 三津田信三「集まった四人」(『怪談のテープ起こし』集英社文庫 小池真理子「山荘奇譚」(『異形のものたち』角川ホラー文庫 綾辻行人「バースデー・プレゼント」(『眼球綺譚』角川文庫 加門七海「迷(まよ)い子」(『美しい家』光文社文庫 有栖川有栖「赤い月、廃駅の上に」(『赤い月、廃駅の上に』 -
警官の道
「力が必要だ」――母と自分を虐待し別れたろくでなしの父親に復讐するため、暴力団員を目指す聖。中華料理店でアルバイトをしながら、神戸の金坂組のバッジをもらうチャンスを狙う聖は、組に出入りするサングラスをかけた迫力十分の男に弟子入りを懇願する。だが、男は素姓はそのうちわかると言い残し闇の奥へ消えた……(「聖」)。 組織に生き、事件と隣り合わせの警官たちの生きざま。 「孤狼の血」シリーズの柚月裕子、『スワン』『爆弾』で注目の呉勝浩、「刑事犬養隼人」シリーズの中山七里など、ミステリー界を背負う注目作家たちによる、豪華警察小説アンソロジー! -
暗闇のサラ
暴行された女性の最期の言葉が、15年前に封印した悪夢を呼び覚ます―― 〈ウィル・トレント〉シリーズ最高峰! Disney+(ディズニープラス)でドラマ配信中! 〈ウィル・トレント〉シリーズ最新刊。 19歳の医学生がERに搬送され亡くなった。当直医サラは、生々しい暴行の跡が残る彼女から最期の言葉を託される。あいつを止めて、と。やがて起訴された男子学生の母親は、偶然にも研修医時代のサラの同僚で、裁判後の動揺の中で妙なことを口走った。今回の件は15年前のサラの事件につながっていると。サラの恋人で捜査官のウィルが捜査を開始するなか、再び大学生が失踪し――。シリーズ最高峰! ■カリン・スローターの好評既刊 〈ウィル・トレント〉シリーズ 『ハンティング 上・下』 『サイレント 上・下』 『血のペナルティ』 『罪人のカルマ』 『ブラック&ホワイト』 『贖いのリミット』 『破滅のループ』 『スクリーム』 『暗闇のサラ』 〈グラント郡〉シリーズ 『開かれた瞳孔』 『ざわめく傷痕』 『凍てついた痣』 ノンシリーズ作品 『彼女のかけら 上・下』 『忘れられた少女 上・下』←『彼女のかけら』関連作 『偽りの眼 上・下』 『グッド・ドーター 上・下』 『プリティ・ガールズ 上・下』 -
マルチエンディング・ミステリー
密室殺人の犯人を「7つの選択肢」からセレクトする、まさに「マルチエンディング・ミステリー」 『最後のトリック』『ミステリー・アリーナ』の著者による新たな挑戦。 築30年の「大泰荘」で8人の大学生が共同生活を送っていた。 ある朝、マッチョな男性住人が鍵のかかった自室において遺体で発見される。 深夜には建物の玄関にチェーン錠がかけられるため、 たとえ鍵を持っていても中には入れない二重の「密室」で誰が彼を殺したのか? 住人の誰もが怪しく、誰にも動機が……。「7つの選択肢」から犯人を決めるのは、あなた。 読者投票の結果も収録。 文庫化に際して、『犯人選挙』を改題。 -
ここでは祈りが毒になる
子どもは救いであり希望。母でいることは罰。 函館にある医療刑務所分院に努める勤める金子由衣(かねこゆい)が受け持つことになったのは、不摂生の塊のような妊婦・敏江だった。お腹の我が子を心配するよりニコチンを欲する態度に驚き呆れながら、不幸な境遇から抜け出せなかった彼女の人生を思うと複雑な気持ちになるのだった。敏江は難産の末、重い障害を抱えた女児を出産する。すぐにNICUに移され懸命な治療が行われたが敏江は気に留めることもなかった。そんな敏江が数日後死亡する。リスクだらけの身体なので、何が起きてもおかしくはなく、司法検視の結果も問題はなかった。しかし、その数日後、「死にたい」が口癖の緑内障受刑者、明美が死亡した。死因が敏江と似ていることから、院内に緊張が走る。自殺なのか? 敏江の死と関係はあるのか? -
トヨトミの世襲~小説・巨大自動車企業~
衝撃の巨大自動車企業小説、ついに完結! 「99%が真実」という噂で書店から本が消えた!? 気鋭の経済記者が「覆面作家」となって、初めて書くことができた「世界一の自動車メーカー」禁断の真実。あまりに詳しすぎる内部情報や関係者しか知らない極秘ネタを小説に偽装したノンフィクションではないか……そう噂され、発売と同時にベストセラーとなった超問題作『トヨトミの野望』と続編『トヨトミの逆襲』。その「完結作」がついに発売! 世界中を襲った未曾有のパンデミックのなか、巨大自動車会社トヨトミも待ったなしのEV(電気自動車)シフト転換を迫られていた。しかし、販売ディーラーの相次ぐ「不正事件」や持ち株比率たった2%の創業家の「世襲問題」など暗雲が垂れ込める。カギを握るのは“トヨトミの母”と呼ばれる元女優の謎の老女。彼女がひた隠す「豊臣家の秘密」とは──。 「本書の内容のどこまでが事実でどこまでがフィクションなのか。これについて、巨大自動車企業に極めて近い経営者は99%が事実と私に言い切った」(夏野剛氏、『トヨトミの野望』文庫版解説より)綿密な取材をもとに描き、経済界を震撼させてきたトヨトミシリーズ。 その“衝撃のラスト”を見逃すな! -
小説集 Twitter終了
恋も友情もあった。人生があった。ここだけが、私たちの居場所だった。 2023年夏、突如として「X」と名前を変えられ、姿を消した世界最大のSNSプラットフォーム、Twitter。たったひとりの人間の思惑によって、居場所を奪われた人たちがいた。無邪気に飛び回る青い鳥を、140字でしか気持ちを伝えられない世界を、愛し続けた作家たちが紡ぐ「Twitterなき世界」の物語集。 収録作 青井タイル 「オタクどもの精霊降臨日(ペンテコステ)」 Twitterが終わろうとしている今、オタクたちはどう生きるか。 足立いまる 「それじゃあまた、Twitterという天国で会おう」 昔、相互フォローになった女性から、突然DMが送られてきた。 乙宮月子 「近くて遠い二人の距離」 学生時代からの友人は、今はインスタグラマーをやっている。 根谷はやね 「もう一人のあなたを作る方法」 誰からも愛される同級生が死んだ。私は彼女のアカウントを発見した。 九科あか 「結論から言うと、ツイッターが一番性に合いました」 私がやってしまったことを告白する相手は、あなたがいいと思ったんです。 斜線堂有紀 「Twitterが終了したので、ここでしか繋がっていなかった助手との関係が切れた。」 探偵と助手として多くの事件を解決したのに、俺はあいつのことを何も知らない。 -
先祖探偵
ひとりでも寂しくない。 私はもっと、強くなれる――。 「あなたのご先祖様を調査いたします」 風子は、母と生き別れてから20年以上、 野良猫のように暮らしてきた。 東京は谷中銀座の路地裏で、探偵事務所を ひらいている。 「曾祖父を探してください」「先祖の霊のたたりか もしれないので、調べて」など 様々な、先祖の調査依頼が舞い込む。 宮崎、岩手、沖縄…… 調査に赴いた旅先で美味しい料理を楽しみながら、 マイペースで仕事をしている風子。 いつか、自らの母を探したいと思いながら―― 大人気作家による「探偵小説」の傑作が、ここに誕生。待望の文庫化。 -
少女が最後に見た蛍
大好評の<仲田シリーズ>第4弾! 最高にエモーショナルな社会派本格ミステリ 「警察官になったのは、あの子の自殺に責任を感じてるから?」 未成年による事件を次々と解決に導く敏腕女性捜査員の心には かつて、唯一救うことのできなかった少女が深い影を落としていた―― 仲田の知られざる過去に迫る 大好評 <仲田シリーズ>第4弾連作集 【あらすじ】 神奈川県警生活安全課の仲田蛍(なかた・ほたる)は、 中学時代の同級生・来栖楓(くるす・かえで)と思いがけず再会する。 来栖は当時、桐山蛍子(きりやま・けいこ)という同級生をいじめており、 仲田は蛍子を楓から守ろうと手を尽くしていた。 しかし、いじめを終わらせることはできず、かえって桐山を傷つけてしまい、 最後は自殺してしまったのだった。 事の次第を聞いた捜査一課の真壁は、 自死の背後に仲田も知らない真相があるのではと感じて調べ始めると、 意外な事実が浮かび上がり――(表題作)。 -
神と黒蟹県
架空の県を舞台にした連作小説集 「黒蟹とはまた、微妙ですね」 微妙、などと言われてしまう地味な県は全国にたくさんあって、黒蟹県もそのひとつだ。 県のシンボルのようにそびえたつのは黒蟹山、その肩に目立つ北斎が描いた波のようにギザギザの岩は、地元では「黒蟹の鋏」と呼ばれ親しまれている。県庁や裁判所を有し、新幹線も停まる県のビジネス拠点としての役割を担う紫苑市と、かつての中心地で歴史的町並みや重要文化財である黒蟹城を擁する灯籠寺市とは、案の定、昔からの遺恨で仲が悪い。空港と見まごうほどの巨大な敷地を持つショッピングモールの先には延々と荒れ地や牧草地が続き、廃業して解体されてしまって今はもう跡地すらどこだかわからない百貨店に由来する「デパート通り」はいつまで経っても改称されず、同じ姓を持つ住民ばかりの暮らす村がある。 つまり、わたしたち皆に馴染みのある、日本のどこにでもある「微妙」な県なのだ。 この土地に生まれ暮らす者、他県から赴任してきた者、地元テレビ出演のために訪れた者、いちどは故郷を捨てるもひっそり戻ってきた者、しばしば降臨する神(ただし、全知全能ならぬ半知半能の)。そういった様々な者たちのささやかでなんてことないが、ときに少しの神秘を帯びる営みを、土地を描くことに定評のある著者が巧みに浮かび上がらせる。 -
お帰り キネマの神様
原作者・原田マハが、山田洋次の映画を自らノベライズ! 奇跡のコラボ 「一晩で読んでしまった。 魔術にかかったみたいだ。 脱帽するしかない。」 ―-山田洋次監督 「人生で分からないことがあったら、映画を観ろ。答えはぜんぶ映画の中にある」 この映画には、人間や人生への愛が溢れている。 原作者・原田マハが、映画「キネマの神様」に感銘を受けて、みずからノベライズ! 壊れかけた小さな家族をつなぎとめたものは、映画だった――映画人の熱い想いと挑戦をを描いたヒューマンドラマ「キネマの神様」は、山田洋次監督の手で原作小説に大幅に手を加えられ、コロナ禍下で製作された渾身の名作。その映画に感銘を受けた原作者の原田マハが、映画を自らノベライズ。映画を愛する全ての人に捧げる物語。 ※この電子書籍は2021年10月に文藝春秋より刊行された単行本 「キネマの神様 ディレクターズ・カット」の文庫版を底本としています。 -
僕の殺人計画
YouTubeチャンネル登録者数70万人超(2023年10月現在)&総再生回数2億超。 書籍化希望の声殺到!気鋭のホラークリエイター“やがみ”、ついに筆を執る―。 これまで何冊もの大ヒット小説を生み出してきた 編集者・立花のもとに届いた奇妙な原稿。 そこに書かれていたのは、 自身が完全犯罪の被害者として殺されるという衝撃の内容だった! 「命は惜しい。でも、続きを読まずにはいられない」 一人の人間として恐怖心を抱きながらも、 編集者としての圧倒的な好奇心が、立花を死のループへと誘う。 かつての天才ミステリー編集者は、 謎の殺人鬼作家から命を守ることができるのか? 命をかけた究極の頭脳戦を描く本格ミステリー! ■出版社からのコメント 意外かもしれないが、やがみさんは芸術肌の人間ではない。短期間で何十冊ものミステリー小説を読み込み、売れ筋の傾向、トレンドなどを徹底的に研究する。文章の書き方など担当編集が受けた質問も数知れず。面白く仕上げることはもちろん、それと同等に売れる確率を1%でも上げる努力ができる人だ。ここまで作家性とマーケティング力をバランス良く併せ持った人は稀である。もはや彼の壮大な実験に私も一枚噛ませてもらったと思うほど。ミステリーファンの皆さん、また一人新しい鬼才が現れました。 -
アルテミスの涙
全てのまばたきが、伏線。 『江花病院』に長期入院している閉じ込め症候群(ロックドインシンドローム)の女性患者・岸部愛華が深夜に体調を崩した。当直中の産婦人科医・水瀬真理亜が診察すると、愛華は妊娠していることが判明する。寝たきりの愛華は誰に妊娠させられたのか? 病院は騒然となり、政治家である愛華の父は激怒するが、前代未聞の事件はマスコミに報道されて世間の知るところとなる。真理亜は真相を探るべく、話すことができない愛華のまばたきを通して彼女の”声”を聞くが―― 社会派ミステリーの旗手が人間の尊厳と命の倫理に迫る、新たなる傑作。 ※この作品は単行本版『アルテミスの涙』として配信されていた作品の文庫本版です。 -
森から来た少年
井上順さん絶賛、米国1位の傑作サスペンス。 ある日忽然と姿を消した、いじめられっ子の女子高生ナオミ。冠番組も持つ豪腕弁護士のヘスターは、ナオミの同級生である孫のマシュウから、彼女の行方を捜してほしいと相談を受けた。何かを隠しているようなマシュウの態度を訝しみつつも、ヘスターは孫のために尽力を約束する。そんな彼女が協力を仰いだのは、幼い頃にたった独り森で育ったという過去を持つ、謎多き天才調査員ワイルド。しかし二人の捜索は予想外の過去をあぶり出し、やがて巨大な闇へと辿り着く――。 主役二人の秀逸過ぎるキャラクター、全く先の読めない展開、衝撃の事実……アメリカで刊行されるや、主要メディアで軒並み初登場1位を獲得。過去作品はNetflixで次々に映像化され、世界にその名をとどろかせエンタメ界を牽引する大ヒットメーカー、ハーラン・コーベンによる傑作サスペンス! 解説は芸能界きっての海外ミステリ小説ファン・井上順さん。 (底本 2022年1月発行作品) -
美しき血 竜のグリオールシリーズ
動かぬ巨竜グリオール。テオシンテ市に横たわる彼の体には、川が流れ村があり、体内では四季が巡る。その巨体には、いまだ解明されていない多くの謎がある。グリオールの血液を研究していたロザッハーは、黄金色にきらめく美しき血に混沌とした多彩な快感を与える効用があることを発見する。四年後、ロザッハーは〝マブ〞と名付けた竜の血から精製した麻薬により巨大 な財を成していた。しかし彼はその代償として、テオシンテに渦巻く権力と暴力、そして決して逃れられぬ巨竜の思念に翻弄されていく――。 〈竜のグリオール〉シリーズ、唯一の長篇にして最終作。 -
私労働小説 ザ・シット・ジョブ
「あたしのシットはあたしが決める」 ベビーシッター、場の夜間作業員にホステス、社食のまかない、HIV病棟のボランティア等。「底辺託児所」の保育士となるまでに経た数々の「他者のケアをする仕事」を軸に描く、著者初の自伝的小説にして労働文学の新境地。 「自分を愛するってことは、絶えざる闘いなんだよ」 シット・ジョブ(くそみたいに報われない仕事)。店員、作業員、配達員にケアワーカーなどの「当事者」が自分たちの仕事を自虐的に指す言葉だ。 他者のケアを担う者ほど低く扱われる現代社会。自分自身が人間として低い者になっていく感覚があると、人は自分が愛せなくなってしまう。人はパンだけで生きるものではない。だが、薔薇よりもパンで生きている。 数多のシット・ジョブを経験してきた著者が、ソウルを時に燃やし、時に傷つけ、時に再生させた「私労働」の日々、魂の階級闘争を圧巻の筆力で綴った連作短編集。 ■声を出さずに泣く階級の子どもがいる。 ■水商売では年齢と美醜で判断されて、失礼な言葉や態度を許容することでお金を貰う。失礼を売り、失礼を買う。失礼は金になるのだ。 ■何かを感じたり、ムカついたりする主体性のある存在として認識しない者は、相手の賃金だけでなく、人間としての主体性さえ搾取している。 ■革命とは転覆ではなく、これまでとは逆方向に回転させることなのかもしれない。 【目次】 第一話 一九八五年の夏、あたしたちはハタチだった 第二話 ぼったくられブルース 第三話 売って、洗って、回す 第四話 スタッフ・ルーム 第五話 ソウルによくない仕事 第六話 パンとケアと薔薇 あとがき ※本書は「小説 野性時代」2021年4月号、22年1月・5月・9月号、23年1月・5月号に掲載された作品を書籍化したものです -
トゥデイズ
どこにでもある日常が、どうしてこんなに愛おしいんだろう。かけがえのない「今日」を描く、芥川賞・大江賞作家の最新作。 夫婦と5歳の息子が暮らす築50年の大型マンションに、今日もささやかな事件が降りかかる――。日本に「住む」すべての人へ、エールを送るマンション小説! 「しゅっ」「ぱーつ!」――5歳の息子コースケと僕たち夫婦は、今日も小さな冒険の旅に出る。子育てのため、郊外にある大規模マンション「Rグランハイツ」に引っ越してきた美春と恵示。管理組合の理事になった妻とリモートワークの夫は、築50年のマンションに集まり住む住人たちとともに、どこにでもあるけれど、かけがえのない日々を重ねていく。 -
妖怪コンビニでバイトはじめました。
コンビニなのに薄暗い。 そんなコンビニに、なにげなく入った少年イズミ。 イズミは、霊感が強く、幽霊や妖怪が見える。 そのコンビニは、幽霊や妖怪専用のコンビニだった。 イズミは、この店でバイトをすることになる。ある日、死んだばかりの美少年の幽霊が入ってきた。 美少年の名は、タカジュン。アイドル志望でダンスが得意だった。 タカジュンは、生きる希望をなくした少女と一緒にパフォーマンスを演じ、店は大変盛り上がる。そんな中、タカジュンの葬儀が行われることになり、イズミも出席することになる。 タカジュンは、自分の葬儀をながめていたところ、重大なことに気がついた … …。 面白く読めて、読者に様々な生きるヒントを感じさせる物語。 -
〈イモージェン・クワイ〉シリーズ
ケンブリッジ大学の貧乏学寮セント・アガサ・カレッジ。カレッジの学寮付き保健師(カレッジ・ナース)イモージェン・クワイの家に下宿する学生フランが、ある数学者の伝記を執筆することになった。今は亡きその数学者は立派な人物ではあったものの、生涯であげた目覚ましい業績はただひとつだけ。しかも、フランは伝記を手掛ける初めての人物ではなかった。伝記の執筆がこれまで途切れてきた原因は、数学者の経歴でどうしても詳細が不明な1978年の夏の数日間にありそうで……。好評『ウィンダム図書館の奇妙な事件』に続く、実力派作家によるシリーズ第2弾登場!/解説=古山裕樹 -
黒猫(乙女の本棚)
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気シリーズ「乙女の本棚」第35弾は、文豪・ポー×イラストレーター・まくらくらまのコラボレーション! 小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。 私は狂っているわけではないし、よもや夢を見ているわけでもない。どのみち、明日になれば私は死ぬ。 動物好きで、賢い黒猫を飼う男。ある晩の行いから、少しずつ彼の人生が崩れていく。 ポーの名作が、アンティークのような不思議な魅力を放つイラストで話題の大人気イラストレーターで、本シリーズでは中原中也『詩集『山羊の歌』より』を担当するまくらくらまによって描かれる。 名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。 自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。 -
東家の四兄弟
星めぐる家族の不協和音!? 占い師を父に持つ、男ばかりの四兄弟。 1枚のタロットを引き金に、ほろ苦い過去や秘密がうきぼりに。 『ありえないほどうるさいオルゴール店』の著者が贈る、ツイていそうでツイていない家族のハートフルな日常! もがくほど、事態は悪くなるでしょう――。 占い師の父を持つ東家は、男ばかりの四兄弟。上から研究者の朔太郎、占い師の真次郎、会社員の優三郎、大学生の恭四郎と両親が、ほどよいバランスで暮らしている。 ある日、優三郎が趣味のタロットで<最凶>のカードを引き当てた。直後、優三郎と彼女の秘密が真次郎によって恭四郎に明かされ、信頼関係に亀裂が入ってしまう。 不運の連鎖は止まらない。朔太郎や両親にも波及し、隠れていたトラブルが表面化しはじめた。あげくの果てに家族関係を崩壊させそうな女性まで現れ……。 噴出する秘密と本音に大わらわの東家に、平穏な日常は戻るのか!? -
げいさい
気鋭の現代美術家が描く、美大青春物語! カオス化した美大の学園祭で、田舎出の藝大志望の青年は浪人生活を振り返る。心を打つ表現とは。揺れ動く青年期を鮮明に描いた傑作。 佐渡出身で藝大志望の僕は多摩美の学園祭を訪れ、カオス化した打ち上げに参加する。酒を飲み、芸術論を戦わせる中、僕は浪人生活を見つめ直す。表面的なテクニック重視の受験絵画は、個性や自由といった芸術の理想とはかけ離れていた。真に人の心を揺さぶる表現とは。気鋭の現代美術家が、揺れ動く青年期を鮮明に描いた傑作小説。 ※この電子書籍は2020年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
ミドルノート
ひと振りの香水で 明日のわたし、もっと輝く! ベストセラー『翼の翼』『君たちは今が世界』で大躍進の著者がすべての女性に贈るエール。 食品会社同期でワーキングマザーの菜々と愛美。アロマデザイナーに転身した元同期の麻衣。 菜々たちと同い歳の派遣社員・彩子。 働くスタイルや活躍の場が異なる四人のアラサー女性は、新型肺炎が蔓延し、混沌とした時代の波に揉まれ、変化を余儀なくされる。 焦りや不安、重圧のなかで、彼女たちが拠りどころにしたものとは!? 「香水は、使われている成分の揮発性に細かい差があり、時間とともに香り方が変化してゆく。 肌につけた時、最初の数分の香りをトップノートというそうで、 次にくるのがミドルノート、その先にラストノートと呼ばれる香りがあって、 最後の香りがずっと続く(中略)とはいえ、ミドルノートも、ラストノートの手前の大事な香りです。 強く香ることも多いので、やっぱりミドルノートがその香水の中心っていうか、 わたしはミドルノートを基準に香水を選ぶことが多いかなって感じがします。」(本文より) 社会人同期として、同じスタート地点(トップノート)から歩み始めたのに、 結婚、出産、昇進、転職など、それぞれが別々の道を進んでいる―― 人生の「ミドルノート」で試行錯誤する女性たちは、この先どこへ向かうのか。 -
真田の具足師
「武士を生かすも殺すも、わしらの腕一本や」――こう言い放つ気概ある具足師たちが、真田信繁を日の本一の兵(つわもの)にした! 本作の主人公・岩井与左衛門は、南都奈良の具足師(甲冑師)の家に生まれ、修業を積んでいたが、あるとき「ズクを打った」(不良品を作った)と言われ、勘当される。その才能を惜しみ、目をつけたのが徳川家康。徳川軍が信濃の国衆・真田との戦いに惨敗した理由は、真田兵が身に着けている「不死身(しなず)の具足」にあり、と考えた家康は、与左衛門に真田潜入を命じる。甲賀の忍びの女と夫婦を装い、真田の本拠地・上田に入った与左衛門だったが、そこで思いがけない光景を目にする。赤備えをつくった具足師たちの命がけの闘いを描いた、戦国エンタテインメント。真田vs徳川のもう一つの死闘に、手に汗握る傑作長編小説。 -
青天 包判官事件簿
宋代、瑞州の新任知事・包希仁は、二十代で科挙に合格した秀才ながら、どこか抜けた青年。その資質を疑問視する世話係・孫懐徳であったが、州内で起きた「生きた牛の舌が切り取られる」事件をきっかけに――(「雪冤記」)。清廉潔白、裁きは公平、晴れ渡った空の如し。中華小説の名手・井上祐美子が、中国史上屈指の人気を誇る名判官「包青天」の活躍を描く中華ミステリ短篇集。待望の文庫化! ◆目次 ・雪冤記 ・赤心 ・紅恋記 ・黒白 ・青天記 ・文庫あとがき ※本書収録の「黒白」は、『C★NOVELS Mini - 黒白 - 包青天事件録』に加筆修正を加えたものです。 -
言葉の園のお菓子番~復活祭の卵
『活版印刷三日月堂』著者が心を込めて描く、 癒しと再生の予感に満ちた感動の人気シリーズ、第4弾! 『活版印刷三日月堂』などのヒットシリーズを手掛ける著者が、 出会い、言葉、繋がること、喪失と再生、成熟をテーマに描く、「言葉の園のお菓子番」シリーズ4巻。 亡き祖母が通っていた連句会・ひとつばたごに出合い、その縁から再び書店員としてブックカフェで働きはじめて一年弱。 本と人を繋げるイベントの企画や連句大会への参加を通して、主人公・一葉は初めてのことや不安なことに向き合い、 ゆっくりと、確実に、ひとつひとつを乗り越えていく。 そんななか、連句会のメンバーから、主宰・航人の過去と関わるある人物の情報がもたらされ──。 人と人が深くつながることが難しくなりつつある昨今、穏やかで深いつながりをもたらす「連句」という場を舞台に、 職を失ったもと書店員の20代後半の女性主人公が、自分に何ができるのか、 何がやりたいのかを問いながら、さまざまな人と出会い、 その縁に導かれながら未来へ進んでいく姿が共感を呼び、勇気をもらえるストーリー。 温かな読み味にほろりとさせる描写が溶け込んだ、優しく穏やで前向きな物語6話で構成された連作集。 変化しながら前へ進み、後ろには戻らない連句のルールとシンクロするように、 迷いながら進む道の先は新しい出来事や出会いへと繋がり、過去の痛みはいつしか豊かな可能性へと変わっていく。 温かな共感と勇気が胸に満ちる感動の人気シリーズ、待望の最新巻! <目次> 耳を動かす 母の形の影 ひとすじの道 おもいで糸巻き堂 抜けない棘 復活祭の卵 -
マルチの子
朝日新聞、日本経済新聞、週刊文春など多数のメディアで紹介され、 第四回細谷正充賞を受賞した話題の書、待望の文庫化! 有識者が大推薦! 「大切な人をマルチ商法から守るために、ぜひ手に取ってほしい一冊」 今泉将史(消費者問題に詳しい弁護士) 「なぜマルチにはまり、堕ちていくのか。その秘密がわかった」 島田裕巳(宗教学者) 著者の壮絶な実体験をもとにした「超リアル」サスペンス! バイト先の掲示板で見つけた奇妙な貼り紙。 「磁力と健康セミナー・無料開催」 それは地獄への扉だった――。 認めてほしい。ただその一心で始めただけなのに、どうしてこんなことになってしまったのか。 マルチ商法にはまった女性の“乱高下人生”をリアルに描いたノンストップサスペンス!
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