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『活版印刷三日月堂』著者が心を込めて描く、
癒しと再生の予感に満ちた感動の人気シリーズ、第4弾!
『活版印刷三日月堂』などのヒットシリーズを手掛ける著者が、
出会い、言葉、繋がること、喪失と再生、成熟をテーマに描く、「言葉の園のお菓子番」シリーズ4巻。
亡き祖母が通っていた連句会・ひとつばたごに出合い、その縁から再び書店員としてブックカフェで働きはじめて一年弱。
本と人を繋げるイベントの企画や連句大会への参加を通して、主人公・一葉は初めてのことや不安なことに向き合い、
ゆっくりと、確実に、ひとつひとつを乗り越えていく。
そんななか、連句会のメンバーから、主宰・航人の過去と関わるある人物の情報がもたらされ──。
人と人が深くつながることが難しくなりつつある昨今、穏やかで深いつながりをもたらす「連句」という場を舞台に、
職を失ったもと書店員の20代後半の女性主人公が、自分に何ができるのか、
何がやりたいのかを問いながら、さまざまな人と出会い、
その縁に導かれながら未来へ進んでいく姿が共感を呼び、勇気をもらえるストーリー。
温かな読み味にほろりとさせる描写が溶け込んだ、優しく穏やで前向きな物語6話で構成された連作集。
変化しながら前へ進み、後ろには戻らない連句のルールとシンクロするように、
迷いながら進む道の先は新しい出来事や出会いへと繋がり、過去の痛みはいつしか豊かな可能性へと変わっていく。
温かな共感と勇気が胸に満ちる感動の人気シリーズ、待望の最新巻!
<目次>
耳を動かす
母の形の影
ひとすじの道
おもいで糸巻き堂
抜けない棘
復活祭の卵
Posted by ブクログ 2024年01月18日
シリーズ第4弾。
亡くなった祖母が書き残したお菓子のメモをもとに、祖母の代わりにお菓子を届けるつもりでひとつばたごにやってきて、なぜか連句を巻くことになり、気づけばそれからもう二年通い続けている一葉。
連句とは…から始まり、読むたびに少しはわかり始めてきて、だけどシリーズ化するたびに一から学ぶこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月17日
シリーズ第4巻。
ひとりでは作れない、誰かと巻くからこそのおもしろさや気づきがある連句というものを通して、いろいろな事に出会う様子が描かれています。
毎回登場するお菓子が楽しみで、描写の美味しそうなこと!
あぁ、亥の子餠食べたい。
サブタイトルの「復活祭の卵」はどういうことだろう?と思っていたので...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月27日
年齢も立場も違う人たちがひとつの目的で集うのはいいな
自分も若い頃に集まってたなー楽しかったな
他からみたら不思議な感じがするんでしょうね
身近に歌を詠む人がいないので
こんな集まりがあるっていうのが興味深い
印象を三十一文字に落とし込む
自分の感動をコンパクトにとっておけるのはいいなぁ
自分は...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月05日
【収録作品】耳を動かす/母の形の影/ひとすじの道/おもいで糸巻き堂/抜けない棘/復活祭の卵
一葉の勤めるブックカフェ「あずきブックス」で、久子を招いた短歌のイベントが行われる。
一方、「ひとつばたご」のメンバーは、連句の大会に参加することになる。
そんななか、航人の別れた妻が登場。
彼女が書いた...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月25日
書店員が無職になり本棚整理。ふと祖母の本を開くと手紙が。祖母の通っていた連歌の集まりに、月ごとに指定されたお菓子を持って参加していく。書店で書いていたポップが評価され、人づてに依頼が入ってくる。連歌を紡ぐ中で、今はなき祖母と対話する物語。
うーん連歌ルール難しかった
みんなで集まってワイワイするの...続きを読む
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