百鬼園事件帖

百鬼園事件帖

1,760円 (税込)

8pt

舞台は昭和初頭の神楽坂。影の薄さに悩む大学生・甘木は、行きつけのカフェーで偏屈教授の内田榮造先生と親しくなる。何事にも妙なこだわりを持ち、屁理屈と借金の大名人である先生は、内田百間という作家でもあり、夏目漱石や芥川龍之介とも交流があったらしい。
先生と行動をともにするうち、甘木は徐々に常識では説明のつかない怪現象に巻き込まれるようになる。持ち前の観察眼で颯爽と事件を解決していく先生だが、それには何か切実な目的があるようで……。
偏屈作家と平凡学生のコンビが、怪異と謎を解き明かす。

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百鬼園事件帖 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    内田百間とそのお弟子さんがちょっと不思議な事件と遭遇するお話。文豪×ミステリとか文豪×妖っていうテーマで百間とは。シリーズ化して欲しいな! 百鬼園事件帖ってタイトルが『百鬼園随筆』から取ってるのは読み終わるまで気がつかなかった。こっちも読もう。

    0
    2025年05月08日

    Posted by ブクログ

     影が薄い大学生と偏屈で有名な大学教授のコンビが、遭遇する奇妙な出来事の謎を解く連作短編オカルトホラーミステリー。

     物語は主人公の甘木という大学生の視点で描かれていく。
               ◇
     大学生の甘木は午後の講義が終わった帰りに、夕食を摂ろうと行きつけのカフェに入った。
     ここ●喫

    0
    2023年11月21日

    Posted by ブクログ

    怪異。ミステリー。
    影の薄い学生と少し個性の強い教授の物語。
    影の薄い学生、甘木が色んな怪異に出会っていき、話に惹き込まれた。ありえないことばかりだけど、面白い。

    0
    2025年04月22日

    Posted by ブクログ

    ほんのりと怖くて、
    ほんのりと儚く、
    ほんのりと切ない。

    大正ロマン×怪異譚。
    相性のいいことこの上なし。
    カツレツにポークチャップ、カレーライス。
    不純喫茶の不味いコーヒーも何となく味わってみたくなる。

    凄く、脳内で映像化しやすい文章と言う点も魅力的。
    ドッペルゲンガーと対峙していく場面は、

    0
    2025年03月31日

    Posted by ブクログ

    文豪に怪異、大正~昭和初期と、好きなものが詰まった物語。
    怪異は、ほんのり怖い程度で、嫌な暗さはない。

    0
    2025年01月30日

    Posted by ブクログ

    極端に印象が薄い学生の甘木が、大学の教授である内田榮造(内田百間)と親密になったことで、様々な怪異にまきこまれていく。

    このタイトルをみても、ピンと来なかった私が、内田百間にとても興味を持つようになった。「百間先生邂逅百間先生図」が物語の中で持つ意味が、怪異的で少し怖くもあったが、どんどん興味が湧

    0
    2024年11月04日

    Posted by ブクログ

    ビブリア古書堂の著者による文豪×怪異ミステリー。主人公の大学生、甘木と内田百間が出会うところから始まる摩訶不思議な出来事は想像よりは怖くなく楽しく読めた。ドッペルゲンガーの話は不気味で恐怖だけどその怖さを芥川龍之介が緩和してくれてるようで友情を感じる。内田百間って、偏屈でこだわり屋で借金だらけで笑っ

    0
    2024年10月29日

    Posted by ブクログ

    怪異譚。
    CGとか駆使して怖がらせてくる系PG12指定映画ですら怖くて直視出来ないお子ちゃまオバハンの私には、これくらいの怖さでちょうどいいくらい。

    三上延さん、聞いた事のあるお名前だなと思っていたら、ああ、ビブリア古書堂の。お久しぶりです。相変わらず文学に造詣が深くていらして。

    0
    2024年07月20日

    Posted by ブクログ

    なかなか、読み進まなかったのだけど、内容は面白かった。内田百間さんって、こんな感じだったのだろう。
    鉄ちゃんだったことに反応

    0
    2024年02月18日

    Posted by ブクログ

    少しホラー、怪奇譚。でも怨念や怨嗟といった類ではない。大正から昭和初期の世俗や街並みも丁寧に記述されてとても楽しく読めた。途中まで読んでやっと内田百閒先生って人実在していたような・・・?ってぐらい何も知らずに読んだけれど内田先生の著書がどういうものなのか興味がわいた。

    0
    2024年02月03日

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