梁石日の一覧
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ユーザーレビュー
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映画をみる。
原作は小説らしいが、まあすごい。
まあ臓器移植のほうはまだしも、売春のほうは同じ人間とは思えない、みたいに思えてしまう。みんな切羽詰まってるのだろうか。
タバコが悪の象徴みたいに描かれている。
Posted by ブクログ
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あり得ないひどい話がたくさん。そもそもこの人の描く本は明るい話じゃないけど これは重いわ。重すぎる。
Posted by ブクログ
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狂った現実を淡々と描いたこの作品の、登録人数の少なさに少し驚きつつ。戦争というひとつの大きな事柄への関心のなさが表れているようで、なんとなく焦る。
慰安婦問題。色々と問題になっているけれど、一度読んでみるのがいいと思う。その上で、自分の心がどう感じるか、どう考えるか。それが結論じゃないかなと。
本
...続きを読む作はあくまでフィクションなんだけど、戦争という大きな流れ、人を人として扱わないことが日常化する狂った時代を描いたという点では、どこまでもノンフィクションに近いんだろうと思う。
慰安婦たちもさることながら、人間が駒のように、虫けらのように扱われる描写も、胸が痛い。そこには人権も尊厳も何も存在せず、あるのは暴力と支配。
読むのが苦しくて、何度も何度も繰り返される残酷な描写に本当に胸が痛くて…、でも目を背けてはならない、これが現実。
日本は、私たちの「今」は、こういう過去の上に成り立っている。
それを、忘れちゃならない。知っておかなきゃならない。
どうか世界が平和でありますように。ひとりでも、こんな悲しい運命を辿るひとが、減りますように。祈らずにはいられない。
Posted by ブクログ
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下巻になると親子の確執が明確になってくるのだが、その描写が凄まじい。
金俊平は本当にひどい男だが、実際にこんな人はいたのかもしれないと思わせる。暴力に怯え、儒教による親子観に縛られ、父親に屈する子どもたちは、濃い「血縁」から逃れられない。
親子の確執が描かれるだけでなく、戦前から戦後の日本と在日朝鮮
...続きを読む人のリアルな姿が描かれている気がした。
Posted by ブクログ
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因果応報といえばそれまでなんですが、それで片付けきれないですね。英姫に対しても子供たちに対しても、あまりにひどい仕打ちをしてきたので成漢のとった選択は当然だと思います。それなのにラストの成漢は後悔するどころか罪悪感さえ抱いているように見えました。
“血と骨”なんだなと思います。
成漢の中で金俊平とい
...続きを読むう男は、ただの復讐や憎しみの対象というだけではなかったんじゃないでしょうか。超えなくてはならない父親としての壁だったのかもと思います。
金俊平の手を振り払うことは成漢にとって超えたことにならなかったんでしょう。ただ情のない父親と同じことをしてしまったという罪悪感。あそこで手を取っていたら、父を超え打ち勝つことができたのかしれません。
なんとなく苦い気分ですね。
Posted by ブクログ
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