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Posted by ブクログ
テツとガクの二人が。歌舞伎町で繰り広げる死闘。その姿にあの街のすさまじい姿と、無国籍性が浮き彫りになっていると言うことを確認して、非常に面白かったです。
これは先日読んでいた本です。相も変わらず歌舞伎町が部隊の作品を取り上げているんで読者の方もいい加減食傷気味でしょうが頑張って記事を書きます。この物語の主人公はテツとガクと言う通り名を持つ二人の在日韓国人なのですけど、僕が印象に残っているのはテツの愛人で抜群の肢体を持つオカマの通称、タマゴというキャラクターでした。彼女の存在感がひときわ際立っていて、主人公の二人を食ってしまっているなぁ、と言うのが読み終えた感想でした。
物語の最初のほうで台湾人からもちかけられた漢方薬の売買によって二人は歌舞伎町を部隊とする抗争に巻き込まれていくのですが、今、現実に歌舞伎町で実際に銃撃戦なんかやった暁にはとんでもないことになるでしょうね。それはさておいて、その台湾人から見返りとして破格の安さで彼が経営していた中華料理店の名門『龍門』を手に入れるが、麻薬を狙う蛇頭の執拗な追跡が始まった…。と言うのが物語の大筋なところです。彼等二人の一匹狼的な生き様もさることながら、日ごろ僕たちが決して見ることのない、『裏』の世界をつぶさに見せてくれるので、現実社会が複雑怪奇である、と言うことを彼の小説を通して学んでいるような気がしてなりません。
結末は詳細は明かしませんが、ハッピーエンドと言えばハッピーエンドで、希望を持たせるような終わり方であるのと、歌舞伎町だからこそ成立する結末に、ある種の『祈り』を見出している自分がいます。
Posted by ブクログ
やっぱり何回読んでもラストがライオンキングの某シーンにしか見えないです。タマゴのキャラ濃すぎですね。完全に主役二人は食われてます。
でもガクとテツのコンビは好きです。頭で考えるタイプのガクと直感で行動するテツ。お互いそれぞれ認めてるところがあるんだろうなぁ。信頼関係とはちょっと違う気はしますが、喧嘩ばっかりしてるのにいざって時は意見が合っちゃうというか合わせちゃう二人は良いパートナーなんでしょうね。
譲ったり譲られたり、見てて微笑ましかったです。
タマゴとテツも不思議な関係ですね。テツのちょっとお馬鹿なところがタマゴやガクを癒してるのかな。
もし映画化とかされたら見てみたいなって思うけど、されないだろうね。このアウトローっぽい感じはあんまりウケが良くなさそう。
最後もそんなに上手くまとめられてはなかったですし。タマゴの存在感だけが際立って終わっちゃったのがちょっと残念でした。
Posted by ブクログ
【2026年77冊目】
人気中華料理店のオーナーである劉から、漢方薬の取引を持ちかけられたガクとテツは、巨額の利益が得られる可能性を感じる一方で怪しさを感じていた。ガクはクラブの開店と一人の女に執心し、テツは引き継いだ店の経営に躍起になる中、じわじわと闇が忍び寄っていて…。
タイトル通り、カオスな話でした。ガクとテツが主人公なのですが、ニューハーフのタマゴも物語に色濃く入ってきます。ガクとテツの話だけだと、そこまで変わった物語でもなくなりそうなところを、タマゴが色付けしていった感じでした。というか、タマゴが乗っ取った感じでしたね。サイドキャラクターが、ここまで目立つのは、果たして狙って書かれたのか、それとも勝手に歩き出しちゃったのかがちょっと気になるところです。
言葉遣いが下品なところがたまにありますので、下ネタが苦手な人はちょっと眉を潜めることになるかもしれません。視点もよく、神様視点になるので、違和感を抱く人もいるかもですが、これはこれでありかなと思いました。読みにくくはありません。
サイドキャラクターのタマゴが発する発言に、実はいいねと思うことも多かったお話でした。
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