望月諒子の作品一覧
「望月諒子」の「野火の夜(新潮文庫)」「腐葉土(木部美智子シリーズ)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「望月諒子」の「野火の夜(新潮文庫)」「腐葉土(木部美智子シリーズ)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
望月諒子『野火の夜 木部美智子シリーズ』新潮社文庫。
フリーライターの木部美智子が活躍するシリーズの第3弾。裏表紙の紹介文に『シリーズ最高傑作』という惹句があり、迷わず購入。気が付けばこのシリーズは前2作も読んでいた。
世の中の腐敗構造を背景にした社会派ミステリー。『シリーズ最高傑作』という惹句に違わず、非常に面白かった。
まさか現代で起きた事件が25年前に起きた事件につながり、さらには終戦間際の満州で起きた出来事とつながっていくとは思わなかった。
第一次産業に頼るしか無い地方で、産業の衰退と共に新たな事業を創設し、一時は隆盛を極めたが、再び衰退し、結局は原発マネーに頼るしか無いという
Posted by ブクログ
1.登場人物
木部美智子…フリーランスのライター。
吉沢末男…貧困の中で妹を育てた。多額の借金を背負っている。
長谷川翼…大学4年生。貧困ぼくめつNPOのメンバー。
長谷川透…開業医。翼の父。
野川愛里…風俗嬢。
植村誠…食品工場の工場長。
2.物語の始まり
小学生の頃の吉沢末男は母親と妹との3人暮らし。家族団欒の生活は好きだったが、母親が女性という武器を使って生計を立てていることも知っていた。成長するにつれ、末男自身もまっとうではない方法で金を稼ぐようになっていった。
3.世界観や価値観
貧困に生まれた人間は、頑張れば頑張っただけむくわれるような生活を送ることは可能なのか。
現在いわれて