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悪名高い宗教家が入院中に死亡した。多額の布施を強要されて家族を失った老婆が「自分が呪い殺した」と名乗り出る。しかし疑いの目は正義感の強い若い研修医の工藤孝明に。濡れ衣を晴らし個人病院の勤務医になった工藤だが、またも彼の目の前で患者が死亡し嘱託殺人を疑われることに……。取材を進めるフリーライターの木部美智子は、「呪われて」死んだ者がほかにもいることを知るが──。人間が秘める暗部に鋭く迫る社会派ミステリー。『蟻の棲み家』でベストセラー作家となった著者の初期の傑作、待望の新装版(重複購入にご注意ください)。
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Posted by ブクログ
※
ぎっしりと詰まった文庫本466ページ。
病院で相次いで起こる不自然とも思える急死。
事件性に疑問を抱いた記者の木部美智子が、
鋭い観察力と行動力、幅広い同業者の情報網と
報道のノウハウを駆使して病院で起きた死の
違和感を追求し、真相にせまる物語。
記者特有の嗅覚で調べ上げる情報を武器に
警察とも駆け引きする美智子の肝が座った
記者魂に圧倒され、美智子という登場人物に
興味をそそられます。
『殺人者』の時と同様、関係者の下に何度も
足を運び、真っ向から質問をぶつける熱意と
危険な場所にも躊躇なく向かい相手と対峙する
様に記者としての揺るぎない信念が感じられて、
美智子の行動を通して事件の謎が明らかになる
につれ、同じ時間を駆け抜けてるような気持ちを
覚えました。
美智子がどの様にして物語の中の記者になって
行ったのか、その過程に興味がわく物語でした。
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小説・文芸
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