最後の記憶 〈新装版〉

最後の記憶 〈新装版〉

803円 (税込)

4pt

4.0

患者・秋山和雄を診察したのは7月の終わりだった。CTスキャンの結果、脳底部に腫瘍影が認められた。脳外科医の俺は秋山を自分の大学病院に入院させた。それが事件の発端だった。手術の前日、執刀医が俺であることを確認した秋山は突然言った。「眼鏡を、かけられたほうがいいかと、思うのです」…何を言っているのかわからないままに、手術当日になった。頭部切開の最中、ふとしたはずみで秋山の髄液が目に飛び込んできた。俺の脳裏におかしな映像が映るようになったのはそれからだった。脳外科医の身に何が起きたのか?『蟻の棲み家 』(新潮文庫)の大ヒットで俄然注目が集まる著者による、本当に怖い長篇サスペンス!

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最後の記憶 〈新装版〉 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年04月29日

    医者の沢村は、脳腫瘍の患者秋山の手術を担当する。手術中秋山の髄液が沢村の目に入った。その日から沢村は、脳裏におかしな映像が映ったり、好みが変わったりした。なかなか面白い長編サスペンスだった。
    そのようなことが実際にあるとは思わないが、人類や体の神秘を感じさせるお話だった

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2024年01月04日

    飽きずに最後まで読めた!

    主人公の脳だけの話ではないんだけど、
    人ってやっぱり自分から見えてる面だけでは判断できないなあ、、と思った。

    多面性があるのが人間だけど、本質はあるから素直にお話をすることが大事なんだと思った。
    きっともっと早く素直にお話ができていたら寒椿の向こうに人を見ることもなかっ...続きを読む

    0

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