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患者・秋山和雄を診察したのは7月の終わりだった。CTスキャンの結果、脳底部に腫瘍影が認められた。脳外科医の俺は秋山を自分の大学病院に入院させた。それが事件の発端だった。手術の前日、執刀医が俺であることを確認した秋山は突然言った。「眼鏡を、かけられたほうがいいかと、思うのです」…何を言っているのかわからないままに、手術当日になった。頭部切開の最中、ふとしたはずみで秋山の髄液が目に飛び込んできた。俺の脳裏におかしな映像が映るようになったのはそれからだった。脳外科医の身に何が起きたのか?『蟻の棲み家 』(新潮文庫)の大ヒットで俄然注目が集まる著者による、本当に怖い長篇サスペンス!
...続きを読むPosted by ブクログ 2024年01月04日
飽きずに最後まで読めた!
主人公の脳だけの話ではないんだけど、
人ってやっぱり自分から見えてる面だけでは判断できないなあ、、と思った。
多面性があるのが人間だけど、本質はあるから素直にお話をすることが大事なんだと思った。
きっともっと早く素直にお話ができていたら寒椿の向こうに人を見ることもなかっ...続きを読む
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