【感想・ネタバレ】最後の記憶 〈新装版〉のレビュー

あらすじ

患者・秋山和雄を診察したのは7月の終わりだった。CTスキャンの結果、脳底部に腫瘍影が認められた。脳外科医の俺は秋山を自分の大学病院に入院させた。それが事件の発端だった。手術の前日、執刀医が俺であることを確認した秋山は突然言った。「眼鏡を、かけられたほうがいいかと、思うのです」…何を言っているのかわからないままに、手術当日になった。頭部切開の最中、ふとしたはずみで秋山の髄液が目に飛び込んできた。俺の脳裏におかしな映像が映るようになったのはそれからだった。脳外科医の身に何が起きたのか?『蟻の棲み家 』(新潮文庫)の大ヒットで俄然注目が集まる著者による、本当に怖い長篇サスペンス!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

飽きずに最後まで読めた!

主人公の脳だけの話ではないんだけど、
人ってやっぱり自分から見えてる面だけでは判断できないなあ、、と思った。

多面性があるのが人間だけど、本質はあるから素直にお話をすることが大事なんだと思った。
きっともっと早く素直にお話ができていたら寒椿の向こうに人を見ることもなかっただろうに。

自分も人のことを一面だけ見て嫌な人とか意地悪な人とか思わずに素直に「悲しい言い方だけど本当に傷つけたくて言ってる?」とか聞けるようになりたい。

色々プライドとか恥ずかしさとかあって聞きづらいと思うけど。

それはそうと、みんなは楽しいからって活動しすぎて宿主を壊すのは寄生ズとしては失格すぎる。
そのおかげで主人公はいろんなことに気づけたのかもしれないけど……最後に良いこともあったし。

私も最後の記憶を選べる人生が送れると良いな。

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2024年01月04日

Posted by ブクログ

臓器を移植して人格が変わっていくみたいなストーリーを読んだことがあるけれど、また違う視点で面白かった。
このタイトルが、なるほど!素敵だなと思った。

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2024年12月30日

Posted by ブクログ

人格を遺伝させる脳髄液、ブリオン。
患者から感染した脳神経外科医が、自分の命を犠牲にして次世代への感染を防ぐ。

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2025年02月16日

Posted by ブクログ

医者の沢村は、脳腫瘍の患者秋山の手術を担当する。手術中秋山の髄液が沢村の目に入った。その日から沢村は、脳裏におかしな映像が映ったり、好みが変わったりした。なかなか面白い長編サスペンスだった。
そのようなことが実際にあるとは思わないが、人類や体の神秘を感じさせるお話だった

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2023年04月29日

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