蟻の棲み家(新潮文庫)

蟻の棲み家(新潮文庫)

825円 (税込)

4pt

東京都中野区で、若い女性の遺体が相次いで発見された。二人とも射殺だった。フリーの事件記者の木部美智子は、かねてから追っていた企業恐喝事件と、この連続殺人事件の間に意外なつながりがあることに気がつく。やがて、第三の殺人を予告する脅迫状が届き、事件は大きく動き出す……。貧困の連鎖と崩壊した家族、目をそむけたくなる社会の暗部を、周到な仕掛けでえぐり出す傑作ノワール。(解説・大森望)

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蟻の棲み家(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    1.登場人物
    木部美智子…フリーランスのライター。
    吉沢末男…貧困の中で妹を育てた。多額の借金を背負っている。
    長谷川翼…大学4年生。貧困ぼくめつNPOのメンバー。
    長谷川透…開業医。翼の父。
    野川愛里…風俗嬢。
    植村誠…食品工場の工場長。

    2.物語の始まり
    小学生の頃の吉沢末男は母親と妹との3人

    0
    2025年01月28日

    Posted by ブクログ

    初めて出会った作者。

    文体に重厚感あり、出だし読み進めるのに苦労したが、慣れると滑らかに頭に入ってくる。その文学的だが実は明快な描写は、読んでいて快感すら覚える。

    テーマも重い。でもエンターテインメント性も抜群。

    同じ登場人物ものが複数あるとの事なので、今後必読。

    0
    2024年12月22日

    Posted by ブクログ

    母からおすすめされた本。

    帯に「大どんでん返し」と書かれていたけど、そうかな?過剰な煽りな気がする。蛇足。

    「イヤミス」とも書いてあったけど、読み終わった後はどちらかといえば清々しい気持ちになった。
    全然後味悪くないよ。
    幸せになれ、末男。

    0
    2024年10月23日

    Posted by ブクログ

    「野火の夜」を読んで木部美智子シリーズを読破しようと思っていたが、ずいぶん間があいてしまった。貧困の連鎖という不都合な真実をこれでもかと見せつけて白日の下にさらす作風は超イヤミスと言ってよいだろう。「野火の夜」の感想で
    『ストーリも描かれていることも滅茶苦茶面白いのだが、故意に読み辛くしているかのよ

    0
    2024年10月07日

    Posted by ブクログ

    ずっしりと重い重い内容だったが、先を急がずにはいられない小説だった。初めて望月涼子さんの作品を読んだが、すぐに引き込まれ木部美智子シリーズの1作目も読もうと決めた。
    貧困、格差社会、売春等暗い言葉が飛び交う殺人事件に関する話だが、犯人が捕まってなお最後の最後までどんでん返しが繰り返され目を離せなかっ

    0
    2023年12月26日

    Posted by ブクログ

    読後感は良くないけれど、嫌いではない。
    幸せな話はワンパターンだけど、不幸な話は無数にある。末路はまたそれぞれにある。

    物語の最初の方に、木部美智子が書いた記事として語る部分は作者の本音かなと、思った。
    「一般的な」「ひとつ間違えるとどの親にも起こり得ること」という記事。事件には親の特異性だけでは

    0
    2023年12月08日

    Posted by ブクログ

    初めて読んだ作者の小説だったので、
    調子が出るまで時間がかかったし、
    しばらく時系列がまとまらなくて苦労しました。
    結末は予想を裏切られ、ちょっと面白かった!

    0
    2025年02月10日

    Posted by ブクログ

    初読の作家さん。
    物語は、三章で構成される。
    二人の女性が、銃殺された状態で発見される事件が
    起こる。 
    フロンティアという雑誌記者が、食品会社へのクレームで恐喝され続けている事件を取材しているうちに、三人の人物が浮かび上がり、殺人事件とも関わっている可能性が出てくる。

    物語の始めは、展開が遅く読

    0
    2025年01月09日

    Posted by ブクログ

    連続射殺事件。犯人一味は捕まるがどちらが主犯なのかというところが興味深い。そしてそれを追求するフリーライターの恐るべき嗅覚と実行力には驚いた。

    0
    2024年12月29日

    Posted by ブクログ

    シリーズものとは知らずに買ってしまいました。解説読んで知りました。最初から読んでみたかったですが、ひとつひとつ独立した作品みたいなので本作を読む上では特に影響なかったみたいです。
    私が思う“貧困”は“お金がないこと”だと思ってました。そう思っていたのは、私がある程度普通に幸せな人間だからなんでしょう

    0
    2024年09月29日

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