谷崎潤一郎の作品一覧
「谷崎潤一郎」の「谷崎潤一郎」「陰翳礼讃」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「谷崎潤一郎」の「谷崎潤一郎」「陰翳礼讃」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
漆器がもたらす陰影について初めて思いを巡らせた
だから和食の吸い物椀は漆器なのか
たしかに和食は白い陶器では映えにくく
漆器に盛ると深みのある美味しそうな色に映る
白味噌や豆腐、かまぼこ、とろろ汁、白身のお刺身、白い肌の食べ物も周りを明るくしては引き立たない
ごはんも黒塗りの飯櫃に入れられて暗いところに置かれた方が見ても美味しく食欲も刺激される
深夜のコンビニのような白い蛍光灯ではなくて、暖色の灯りが美味しそうに見える
「私たちの料理が常に陰影を基調として、闇というものと切っても切れない関係にある」
!!!!!!
別の章だったか
トイレまでの廊下、寒々とした暗いトイレで思い出した
Posted by ブクログ
「私はこれから、あまり世間に類例がないだろうと思われる私達夫婦の間柄に就いて、できるだけ正直に、ざっくばらんに、有りのままの事実を書いてみようと思います。」
2024年、新潮文庫プレミアムカバーだったという簡素な理由で買いました。最初の一文が惹き込まれる小説は面白いという、東進ハイスクール現代文講師の林先生の言葉が頭のどこかにあり、まさに、この本のことを言うのかもしれないと思いました。
私(主人公でもあり、読者である私)の見えないところで妻である艶美な女がどう生活しているのかを直接は書いていないが本文中の至る所に仄めかされている、読んでいて心臓がドクドクする緊張感。女の怖さ。それでいて淫靡に感
Posted by ブクログ
最近読んだSM文学の中では谷崎潤一郎「春琴抄」がいちばんよかったです。奔放な春琴もひたすらに献身的な佐助も危ういし、露骨なことは何も書いていないのに、文章が身体感覚と情緒に触れて、ぞわぞわするあたりがとてもよかった。女でサブミッシブ気質のひとには是非ぞわぞわしてほしいです。
表向きは欲望する主と無欲な従者という構造でありながら、従者である佐助の献身が、主である春琴を依存させ、実質的には絶対的な支配権を持っていて。欲望の向きが権力関係を規定するのが興味深い。
山崎ナオコーラによる解説
「頭の中で好きな人を見る幸せを、こんなにも素晴らしく描き出した作品は他にない。」
これも刺さる。
Posted by ブクログ
田舎の金持ち息子(28歳)が都会で見つけた自分好みの少女“ナオミ”(15歳)を手元に置いて最高の女に育て自らの妻にしようとしたのに、気がつくとナオミちゃんに振り回されまくって……というおはなし(たぶん合ってる笑)
令和に読んでも楽しい恋愛?小説→
前半の「昔の男あるあるー!でも当時だとだいぶんハイカラだよねー」という楽しみ方から、後半の「え?は?なんで??」の何を読まされている感を感じられる読書体験、ワタシ的に最高でした。
クライマックスあたり、もうほんま不可解すぎて面白かった。譲治ィィィ(爆笑)みたいな笑→
それにしても、作中に漂う西洋風への憧れが、「陰翳礼讃」を読んだ後の私には面白
Posted by ブクログ
主人公、河合譲治が語る夫婦の記録。妻はナオミ。
29才の男性(譲治)が、15才の少女(ナオミ)と一緒に住んで、自分好みの女性に仕立てようとする。2人は一線を越えて夫婦となるが、その後が波瀾万丈の展開。
この小説が映像化されたものは、見る気はしない。しかし、文章化されている世界が、品性を保っていることがすごい。決してイヤラしさだけの作品ではないということ。譲治とナオミの行く末を気にしながら、心理描写のうまさに、ついつい引き込まれて、するすると読み終わってしまった。
親にお金をせびれば貰える、お坊ちゃんの譲治。
ナオミの肉体美に取り憑かれ、社会性なんぞ放り出し、情欲丸出しの姿は目も当てられな