【感想・ネタバレ】春琴抄のレビュー

あらすじ

盲目の三味線師匠春琴に仕える佐助の愛と献身を描いて谷崎文学の頂点をなす作品。幼い頃から春琴に付添い、彼女にとってなくてはならぬ人間になっていた奉公人の佐助は、後年春琴がその美貌を何者かによって傷つけられるや、彼女の面影を脳裡に永遠に保有するため自ら盲目の世界に入る。単なる被虐趣味をつきぬけて、思考と官能が融合した美の陶酔の世界をくりひろげる。

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ネタバレ

短編なので、スラスラ読めました。

序盤、春琴は気が強く、佐助にあたりの強い印象を持ち、佐助は春琴の扱いに苦労する年上男子という印象でした。
ですが、佐助が歳を重ねるごとに、春琴への崇拝(というより忠誠心?)が深まっていくのがわかった。

針で目を突くことは絶対に痛すぎて、自分が佐助と同じ立場ならいくら相手に忠誠心があっても怖くて出来ないと思う。顔に火傷をして、それを見て欲しくないと言った春琴のために目を捨てる覚悟が出来ている佐助は、本当に春琴を愛していたんだと思う。

春琴の死後も佐助がひとり身を貫いたことも、これもひとつの愛の形なんだろうと考えさせられた作品でした。

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2026年01月18日

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佐助はいい男だし、春琴は美しい こんな師弟関係の本ならいくらでも読めますよ
恋愛という言葉の枠から離れてこの二人の間でしか成立しえないタイプの愛情
私の趣味には驚くほど合致していましたし、自分の本の性癖がわかったきっかけでした

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2025年12月03日

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美しい。
心理描写なんてないのに、なんでか佐助が好きになっちゃう。
夏目漱石樋口一葉がお札になって谷崎潤一郎がお札にならない理由がわかんない。作品に癖が漏れてるから??
内容は一歩間違えれば変◯的なのに、文章が美しすぎて純文学みたくなっちゃう、それが谷崎潤一郎。

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2025年09月23日

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ネタバレ

高校生のとき初めて読んで、大学で卒論を書いた作品だから、思い入れが強く、定期的に読みたくなる。

名家に生まれながら幼少期に病気で視力を失った春琴と、長年彼女に仕えた佐助の愛の物語。
強い女性と翻弄される男性という谷崎潤一郎らしい構図だ。

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2025年09月19日

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変な愛 究極の愛 誰にも入ることのできない恋愛!
目が見えない女の子、師弟関係だからこその、この二人でしか完成できない愛の形だなー。こんなこともあるのかぁと思った。
ここまで心で繋がりあってる相手との恋愛、イチャイチャとかは幸福度エグそうやなっと思った
こういう古い言葉使いの本読んだことなかったけど、この言葉だからこそ昔の師弟関係の張り詰めた感じ、春琴ちゃんの我儘でお高くとまるお人柄が、伝わった気がした。春琴ちゃんかわいい

目プスプスは好きな人の為or好きな人像を壊したくない自分の為 どっちなんだろう。
あそこの、春琴の喜びに震える声と佐助がそれに気づいて莫大幸福を感じている描写がめっちゃ面白かった。一手一手が細かく書かれていて緊迫して時間がゆっくりすぎる感じ 古風な言葉と狂ってる偏愛が合っていて美しいまである 何回も読み直した!

誰目線やねんって感じの構図もなんか2人のインサイトを詳しく説明してくれて、春琴伝との違いが面白かった

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2025年09月13日

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自分の国語力のなさを痛感しながら、意味を見ながらなんとか読めた。

なんとも、理解しがたい愛の形。
最後の10ページくらいで、怒涛の言葉が続きドキドキがとまらなかった。

はじめからか、句読点がないのに読めてしまう不思議。

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2025年09月09日

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ネタバレ

愛ではなく変愛。言葉によってこそ変愛は輝くし、変愛によってこそ言葉は輝く。歪んでなんぼの文学、そう考えると日本文学の最高峰の一つでしょう!非読書家の僕が断言します!!

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2025年07月13日

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以前に刺青を読んで他の谷崎作品が気になっていたものの、当時の体調と文体の相性が良くなく断念していたものを、機会あってようやく読んだ。
全体として読点句読点がほとんどなく、何処で文章が切れるのかよくわからない部分も多く、読むのにやや苦労したが、記憶とは違い極度に漢文調になっているということもなく、先述の点での骨折りがあった他はすらすらと読めた。
刺青にあった艶めかしく暗い妖しさはこの作品にはなく、読んでいる最中はずっと「いつこれが暗転するのだろう」と思っていたが、とうとう刺青のような薄暗い情念のようなものは表れずに終わり、少し呆気に取られたのだが、読み終わって暫くの後、上手く言い表せないが胸の内を満たすものがあり、優しい、ともすればぼんやりとした味わいでありながらカロリーの高い作品であったことがわかった。佐助の春琴への穏やかながらも凄絶な敬慕と愛の物語。

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2025年04月10日

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本作は「痴人の愛」と違って春琴の容色が衰えた後の話もあるんですね。悲しくなっちゃったよ、佐助どんが絶対に絶対に関係性を変えることを認めなくて。現在の春琴を受け入れることを拒否していて。
佐助が目を潰して2人でおいおいと泣いたその時は春琴にとってどんなにか嬉しかったか知らない。だけれどもそれは春琴を思ってのことではなく、佐助の中の美しい春琴を永遠のものとするためだった。春琴は盲目であの性格でだけど佐助だけはきっと自分のことを分かっていると考えていたのだろうがそれは違った、裏切られたような気分になったろうが佐助は最初から美しくない春琴なんか求めちゃいなかったんだ。佐助が最初からそうだったのか春琴の横暴な振る舞いが佐助を変えてしまったのか。私は後年の春琴を思うとやりきれないよ、孤独で孤独で佐助はそれを分からしめる絶対的な他人で、後悔ばかりが残ったんだろうと。

「痴人の愛」の後続けて読んだ。ナオミみたいに愛されたい自分の欲望と向き合うために。
容姿端麗であることは絶対条件ですね(この時点で無理)

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2024年04月05日

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被虐趣味という言葉で称されることが多い本ストーリーだが、今日の関係性でいえば、そこまで逸脱した関係性と思えない…というのが正直な感想だった。
どちらかというと…伝聞調で記される2人の間の出来事には、主観や心の機微が意識的に記載を避けられている。そのため、あまり直情的に訴えるものがないのではないか。一方で、伝聞調による行間があるからこそ、色々な経験を積んだ人には感ぜられるものが多い…甘酸っぱかったり、苦々しかったり、憧れたり…描写されていない2人の行間を人によりさまざまに味わうことができる。ここが本書の良書たる所以であり、今日に至るまで愛される作品となってる理由なのではないか。

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2025年10月12日

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ネタバレ

我儘で気の強い春琴と崇拝にも及ぶ愛を持った佐助の物語。
私は「愛するということは、その人のために自分の命をも捧げられるということ」と定義している。
佐助は春琴のために「視力」を捨てて、彼女と同じ苦痛(彼等にとっては苦痛ではなかったが)を受け入れた。春琴が私のために死ねと言えば、彼は自分の左目を針で刺したように、自分の命でさえも春琴を想い、満足を感じながら捧げたであろう。
春琴は佐助が盲目になって以降も、依然心を開いていたのは彼に対してだけであり、「ほんとうの心を打ち明けるなら今の姿を外の人には見られてもお前にだけは見られとうないそれをようこそ察してくれました。」というセリフからも、佐助への気持ちが伺える。
物語は三人称視点で書かれており、読み進めていく間、春琴と佐助ふたりの(特に佐助に厳しく接する春琴の)気持ちが気になっていた。形式上、結婚など愛し愛される関係にはならなかったが、以上のように、私はふたりの間にはふたりだけに通ずるものが存在していたことに、美しさを感じた。

あと、あまりにも具体的で繊細であったから、
え、これ実話?違うよね、え??フィクション?すごまじかってかんじ

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2025年09月22日

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「今まで肉体の交渉はありながら師弟の差別に隔てられていた心と心とが始めてひしと抱き合い一つに流れて行くのを感じた」
この一文に佐助と春琴の愛の模様が表れていると思った。
またその後の「盲人の師弟手を取り合って空を仰ぎ遥かに遠く雲雀の声が落ちて来るのを聞いていた」の一文から、最も彼らの愛の深さ、様子を感じられた。
彼らの中でしか通じない愛の形。彼らだけの幸せの形。

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2025年09月09日

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ネタバレ

盲目の三味線奏者の春琴と彼女の奉公人である佐助を描いた小説。二人は師弟関係であるが、徐々にお互いに恋愛感情を抱くようになる。ところが話が進んで終盤辺りになると、彼は春琴と同じ状態になろうと針で両目を潰すという行動に走った。その際の描写は痛々しく、佐助の異常さが伝わる。

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2025年08月31日

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ネタバレ

盲目の娘・春琴、彼女の下男・佐助、二人だけの人生が描かれた物語。

物語の途中から佐助は春琴の弟子となり歪な師弟愛が展開され、めくるめく耽美を味わうものの、春琴が重い火傷を負い佐助が自ら眼を傷つけ盲目となる件は狂気が過ぎる。読んでて目が痛いーーー。

語り手による物語は自分の拙い想像力では鮮やかに再現できない場面もあり、ところどころ文章を楽しむことに重きを置いて読み切りました。読み慣れていない文章ですがやっぱり文豪の作品って面白いです。

佐助にとって春琴は永遠でありすべてだったんでしょうね。

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2025年08月18日

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はじめての谷崎潤一郎でした。
美しい文章で有名なので一度は読んでみようと思って、薄いからこれなら読めそう!と思って手に取りました。
久しぶりの古典的な文章で、やっぱり私のレジェンドは芥川だなぁと思いつつも、なかなかに面白い。
注釈がかなり丁寧ですが、ほとんど文脈で読み取れる程度のもので、思ったよりも敷居が高くなかったです。
愛と狂気は紙一重だなと思いつつ、間違いなくこの2人の晩年は愛なのだなあと思いました。
谷崎潤一郎がずーっと語りかけてくるような、なんとなくダラダラした文章なのですが、それがまた心地いい感じでした。
そしてそんな描写一切ないのに、なんだか想像してしまうエロがありますね、、、。
この感じ、なんだかハマりそうです、、
次は代表作の細雪かしら、、

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2025年06月13日

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4.2/5.0

盲目の年上S嬢と年下M男。
歪な愛の形に異様な美しさを感じた。
恋には、それまでの常識や世間体を全て吹っ飛ばすような魔力がある。
佐助が自らの目を潰し、何よりの幸せを感じるシーンに恋の偉大さと危うさを感じた。

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2025年06月04日

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この二人だけの愛の形。
二人だけの世界…美しい。

結局は、当人同士が満ち足りてさえ言えれば
周囲の理解なんかなくても良いんだろうな。 

出来れば当人同士の心理描写で読んでみたかったけど…
解説にあったようにあえてこのような形式を取ったのであれば、それこそ二人の心情なんて、他人に知られる必要なんて無いのだろう。

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2025年03月19日

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句読点がないが、勢いに任せてテンポよく読むことができたか。心理描写がないので、春琴や佐助の気持ちは読者が考えることとなる。

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2024年07月27日

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美しく才のある盲目の女とそれに連れ添う男の、複雑に絡まった愛の物語。
短めではあるが、全体を通して香しい印象があり、退屈せずに読むことができる。
読者に干渉してくる作品ではなく、手記を読むような、寝かしつけるために昔話を話してもらうような作品。
句点、句読点、改行が異様に少なく、古い文体に不慣れなのもあり多少の読みづらさを感じた。
しかし、畳み掛けるような語り口は、1冊分の落語を聞いているような心地がするし、溢れんばかりの想いの描写において特に強い効果を感じた。
ページの黒さが圧巻であるし、ある種この読みづらさが面白いので、こういう本があってもいいと思う。
主従か、夫婦か、狂信か、愛としか言いようがないものを描いたこの本を、好きな人は必ずいると思った。

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2024年07月06日

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ネタバレ

高校の時、模試か何かで目に針を刺す場面の文章を読んで気分が悪くなった記憶しかなかった 今読んでもその場面は描写がリアルでいい気持ちはしない
けれど話は面白い
春琴がお前にだけは醜くなった顔を見られたくなかった、て言っていたところでなるほどと思った 理解はできないけれど2人はこれで幸せなんだろうな 大きな愛だな

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2026年01月28日

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読み進める中で、佐助の心理描写が無くていまいち入り込めないな〜と思っていた。第三者的な視点で淡々と描かれているし、内面に言及があるとしても春琴についてであることが多かった。丁稚として仕えているのは分かるけど、なぜここまで従順に春琴に付き従うのだろう?という疑問が拭えないまま読んだ。
だけど、失明してから怒涛の描写で少しだけ圧倒された。句読点がほぼ無く繋がっている文章(めちゃくちゃ読みにくい!!!!途中で慣れたが読みにくい!!!!)であることも相まって、佐助の春琴に対する崇拝に近い想いが強く伝わる。傷ついた想い人を見ないようにするため自発的に失明するというのはどこかで聞いたことがあるような気がしたが、前後の経緯が分かりやすい上に春琴の変貌っぷりも相まって終盤はぐいぐい読んでしまった。
とはいえ子供時代の佐助が春琴を強く想っていた理由や経緯は分からず。そもそもそこが重要ではない、と言われれば同意せざるを得ないけど、なんとなくスッキリしない感覚。ただキャラクターの心理や価値観を分かりやすく深堀るのが良い、というのは意外と最近の作品の考え方で、案外絶対的なものではないよな…?とこの文を書きながら感じてもいる。春琴抄でいえばそこがないからこの短さで話がまとまっているわけだし。著者の中にキャラクターの価値観は存在してて、それを作品の中で深堀ることで読者にも分かるように表していくのだとすると、深堀りは読者への解説サービスのようなものかもしれない。「深堀りがない!キャラクターの価値観が分からないじゃないか!」と文句を言うのは自分勝手な文句のようにも思える。


「マゾヒストが多かった」を「ジャン・ジャック・ルソーが多かったのかもしれない」と表現している文が、著者がシンパシーと嬉しさを覚えて若干テンションが上がっているように感じられて気持ち悪くてよかった。

谷崎は被虐趣味というか女性に屈服して服従したいんだろうな〜と痴人の愛同様春琴抄でも感じた。よく言われる文章の美しさは今回も理解できず。細雪読んだら分かるかな〜と思いつつ、3作あるからなかなか手を出す気になれない。

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2026年01月23日

Posted by ブクログ

愛が重い…
10トンくらいありそう笑
ouiさんにご紹介いただいた1冊。

多分私が手にした文庫本の中でもダントツに薄いんだけども、古文を読んでいるかのような古い文体に最初苦労した。

佐助の愛が金10トンだとしたら、春琴の愛は鉛10トンみたいな、どっちがいいとかじゃなくて種類の違うめっちゃ重すぎる愛…
むしろもう怖いよ。
怖すぎて一周回って面白くなってくる。

なんだろ、誰か第三者が語っているから本人たちの気持ちが一切分からないっていうのがまたね。
いやあすごいもの読ませてもらいました。

長女が今読んでる本(自負と偏見)読み終わったら読んでみようかな。だって笑

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2026年01月06日

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春琴が最後まで性格悪かったので佐助が可哀想にも思えるが、佐助本人は幸せなのだそう。本人が良いなら良いか。佐助の忠誠心は凄い。ストーリーは面白かった。
昔の作品あるあるで本編と注釈の行ったり来たりが多少面倒なのと、句読点が少なく若干の読みにくさはあるが、そこまで長編ではないので割とすぐに読めた。
谷崎潤一郎の他の作品は未読だが、特殊な男女関係や官能、耽美を書くのが得意なようなので『痴人の愛』や『刺青』、『蓼食う虫』、『卍』あたりも読んでみたい。

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2026年01月05日

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句読点がなくぬるっと大変なことが起こる
ピュアというかエゴやんと思いましたが、書き方が面白かったです

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2025年08月06日

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オタクは春琴抄が好きらしい(デカ主語)と聞いて、オタクなので読んでみた。
春琴、ツンデレレベル100億って感じ。二人の関係は愛というより信仰とか洗脳みたいなものだと思う。二人とも、もうお互いしか選べないというか。美しい愛!というより、互いに相手の理想の姿をぶつけあっているみたいな息苦しさを感じた。春琴は佐助ならわかってくれるだろうと慢心しているし、佐助は春琴を美しい人だと信じきってしまって、それを献身的に支えられる自分に酔っているように感じた。相手を愛しているというよりも。
「。」がところどころない特徴的な文体だったけど案外読みやすく、するする読めた。こういう文体のものを読んでいると「ムツカシイもん読んでんな〜自分!」という気持ちになって頭がよくなった気がするので楽しい。

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2025年07月18日

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これは…今風で言うと
女王さまと下僕笑(違ったらごめんなさい)
こういう文豪の名作はしっかり読むモードに入るのでいつもより時間がかかります

人を傷つけちゃいかんでしょ、と思いつつも受ける側がどう見ても喜んでるんだよなぁ

だとすれば
これはこれで二人の愛のかたちなので良いのかもしれない

お勧めされて読んでみたけど
今までに読んだことないジャンルだったので新鮮でした

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2025年04月17日

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ネタバレ

作品としては短いのに読んでる途中で胃もたれする部分はあったが割と面白かった。最初は句読点カギ括弧改行がかなり大幅に省略されていて少々読みづらかったが、中盤以降は慣れていきスラスラ読めた。

佐助が春琴を真似るように暗闇の中で三味線を弾いているときからなんとなく気づいてはいたが佐助の愛情の歪み具合は異質だった。
妊娠が発覚してすぐに子供は養子に出されたため子供に関する描写が一切なかったのがなんともいえない。もうちょっと子供にフォーカスを当てた章があっても良かったと思う。

春琴の好きなものについての描写が若干読んでて疲れた。別にそこが後々の伏線になっているわけでもなかったので、そこを端折って子供について書けばいいのになー

後半15ページ辺りからの展開が早すぎてそれ以前はなんだったの???と思ってしまった。正直面白かったのはその15ページだけだった。
前半部分は結構内容が薄いのに最後の15ページでトントン拍子で話が進んでいってしまったのが少し残念。

わたしの読解力がないのかわかんないんだけど何で佐助は春琴が好きなの?という疑問だけが残るラストだった。春琴のために失明までするほど春琴がいい女だとは思えなかった。でも多分そこも含めて佐助がマゾって言われてるんだろうけど。そういう解釈で合ってる?

なんか極端にこの春琴抄を評価してる人多いけど正直絶賛するほどではないと思う。まあ面白くはあった。盲が笑うと醜いみたいな描写あって時代を感じた。

映像化や漫画化もされてるみたいなのでその辺も見てみたい。

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2025年04月17日

Posted by ブクログ

初めて読んだ時は何だこの気持ち悪い愛情表現はと思っていたが、この前改めて読み直すと谷崎さんの素敵な文字選びと2人の不器用な愛がなんとも愛くるしい
これが谷崎ワールドなのかもしれない!!!!
洗脳!!!

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2025年03月19日

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盲目の琴の名人春琴と丁稚の佐助、二人の恋物語。容姿端麗で琴の腕も名人並の春琴だが盲目になったことで性格も意地悪くなるが、そんな春琴の身の回りの世話をしていたのが佐助。彼女の傲慢な要求にも誠実に応える佐助。ある日春琴は何者かによって火傷を負わされ誇っていた綺麗な顔が醜いものへと変貌してしまい、その姿を佐助に見られたくないと言う。それに対して佐助は自らの眼球を針で刺し盲目となることで彼女の綺麗な姿を頭の中に留めることにする。
思ったりよりも読みやすかった。佐助の愛が凄すぎる。自分じゃ到底できない。盲目になってから見える世界があると佐助が言ってるのがまたいい。

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2024年11月17日

Posted by ブクログ

愛というものに翻弄された男と五体満足に生まれ、蝶よ花よと大切に育てられてきたにもかかわらず、運命に翻弄されて身体的自由を奪われていく女のお話。
人を愛することの重さをずっしりと感じる、厚みの薄い本なのに読み終えた時にはぐったりするような重い愛のお話でした。
愛した人の為にどこまでも自分を犠牲にし、どんなにキツく当たられても気持ちを変えることなく尽くしぬく不変の愛情を注いだ一生と身分の差があろうが身体を張って死ぬまで守ってくれた男がずっとそばに居てくれた一生。ある意味それは究極な幸せだったのかもしれないですね。

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2024年04月12日

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