二人の稚児(乙女の本棚)
  • 値引き

二人の稚児(乙女の本棚)

1,980円 (税込)
990円 (税込) 12月18日まで

4pt

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。




人気シリーズ「乙女の本棚」第37弾は、文豪・谷崎潤一郎×イラストレーター・夜汽車のコラボレーション!
小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。

その悶えは苦しいと同時に甘かった。

幼いときから稚児として寝食を共にしてきた千手丸と瑠璃光丸。何をするにも一緒だった二人の運命は、成長とともにそれぞれの道へと分かれていく。

谷崎潤一郎の名作が、ノスタルジーを感じさせる美しい作品で大きな話題を呼び、本シリーズでは江戸川乱歩『人でなしの恋』、谷崎潤一郎『刺青』、坂口安吾『夜長姫と耳男』を担当するイラストレーター・夜汽車によって描かれる。
名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。
自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

二人の稚児(乙女の本棚) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    2025/11/01
    「いやいや、妄想の闇に鎖されたまろの心と、そなたの胸の中とは、雪と墨ほどに違って居る。浄玻璃のように清いそなたは、わざわざ危険を冒して、修行をするには及ばないのだ。そなたの体に間違いがあったら、それこそ麿は上人へ申し訳がないではないか。面白い所へ出掛けるのなら、そなたを捨てて行

    0
    2025年11月02日

    Posted by ブクログ

    絵がきれい。
    文章と合っていて読み易く感じた。
    谷崎さんだからちょっと変態的なとこへ行き着くのかしらんと期待したら、とてもきれいな最期でした。
    でも急に前世の話が出て、とんとん拍子に進んでクライマックスはちょっと拍子抜けかな。
    もっと長い話にもできたように感じた。

    0
    2025年06月06日

    Posted by ブクログ

    乙女の本棚シリーズの一冊。
    ああ、これは乙女の本棚向きの短編だな。難しい言葉は頻発するものの、話自体はシンプルだし、美しく終わるし。
    ただ、乙女ではない読者には少々疑問も感じる。終わりのほうに理解に苦しむ絵がある。唐突にこの絵が挟まれる理由は何だ? 
    この本に限らず、乙女の本棚シリーズを読んで思うこ

    0
    2025年05月31日

    Posted by ブクログ

    “お稚児さん”と聞くと不純な妄想をしちまうが、そういった話はなかったがまぁまぁ面白かった。仏教はよく分からんが、自分の選んだ道を進めば良い。

    0
    2025年05月28日

    Posted by ブクログ

    時代は平安
    比叡山の二人の稚児
    二人共幼い頃から山に預けられ
    俗世を知らぬまま 15と13に
    二人は美しく成長して 15になり出家を前にした稚児は煩悩に苦しむ
    彼は「女人の危険」を知る為に山を降りる
    外面似菩薩、内心如夜叉

    山に残った稚児は殿上人の息子
    俗世に降りた友人の誘いを断り仏門に専念して

    0
    2024年12月24日

    Posted by ブクログ

    いやー相変わらず潤ちゃんムズい漢字使い過ぎだわ
    いや分かるけども!
    覚えたてで使いたくなるの分かるけども!(絶対そういうことじゃない)

    というわけで谷崎の潤ちゃんですわ

    うーん、あれ?
    「女人こわい」ってこと?
    「まんじゅうこわい」みたいなこと?(絶対違う)

    実はめっちゃ好きってこと?(違うっ

    0
    2024年12月24日

    Posted by ブクログ

    三毒に満ち満ちた汚濁の現世と、欺瞞と上辺と建前と虚栄の法で飾り立てた信仰の山。
    どっちにしろまともな救いは望めない…と思ったところに現れる第三の道。
    最後の最後が美しい。

    kawaiiと仏教曼荼羅のごとき装飾が一体となった夜汽車氏のイラストも豪華絢爛。
    シリーズのなかでは『秘密』にならんで絢爛な絵

    0
    2024年12月23日

    Posted by ブクログ

    イラストに酔わされて耽美さが強めにでてる。

    煩悩に悩める少年達。気持ちに素直に生きた1人と、信仰心を優先した1人。

    何を信じ何を軸にするかは人それぞれ。
    ここまで極端じゃなくても、欲か理性かは我々にも問われることがある。どっちを選んでも後悔はある。

    そんな当たり前のことをこんな耽美的な作品にし

    0
    2024年08月10日

    Posted by ブクログ

    わぁい!
    きれいな本! きれいな本!
    と思わず手にとってしまいました。
    たぶん、二人の稚児という作品は、挿し絵のない活字だけの本で何回か目にしています。
    作品への印象はかなり違います。
    実をいうと、登場する二人の稚児を一方は、世俗で成功し、一方は努力して信仰において成就したのだと、文字のみで読んだと

    0
    2024年05月09日

    Posted by ブクログ

    幼いときから稚児として寝食を共にしてきた千手丸と瑠璃光丸。成長とともに“煩悩”への向き合い方が変わって、それぞれの道へと分かれていく。女性の姿の描写が細かく丁寧で、谷崎さんの嗜好が現れているなあと…。どちらが正しいとか間違っているとも言えない難しいお話だったけど、“耽美”という言葉がピッタリな、“綺

    0
    2024年03月23日

二人の稚児(乙女の本棚) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

立東舎 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す