谷崎潤一郎フェティシズム小説集

谷崎潤一郎フェティシズム小説集

小説・文芸
495円 (税込)

2pt

女郎蜘蛛の入れ墨を背に彫り込まれた娘が、自らの裡にひそませる欲望を解き放ち、あざやかな変貌をとげる「刺青」、恐怖に取り憑かれた男の禁断の快楽を描いた「悪魔」、女の足を崇拝する初老の男と青年が、恍惚の遊戯に耽り、溺れていく「富美子の足」など、情痴の世界を物語へと昇華させた、谷崎文学に通底するフェティシズムが匂い立つ名作6篇。この世界の奥深くに、本当の自分がうごめいている。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社文庫
  • タイトル
    :
    谷崎潤一郎フェティシズム小説集
  • タイトルID
    :
    449366
  • ページ数
    :
    208ページ
  • 電子版発売日
    :
    2017年06月30日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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谷崎潤一郎フェティシズム小説集 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    名作6篇が収録。これらの作品が世に出たとき、世間はどう受け止めたのだろうか…そんなことが気になった。描写細かくてすごい。富美子の足も刺青も好き。憎念に描かれる感情は分かる気がした。収録されている解題、鑑賞も分かりやすくておすすめです。

    0
    2024年08月10日

    Posted by ブクログ

    美しい。
    フェティシズムって誰のなかにでもあるんじゃないだろうか?そして、フェティシズムにうっすらと隣接しているのはサディズムでありマゾヒズムである。
    堂々と美しく人間の変態性を書く谷崎先生に好感をもつ。きっと妄想が好きなんだろうな。小説家故当たり前なんだろうけど、妄想と変態性が谷崎先生に活力を与えている気がする。わかる!とちょっと叫びたくなる箇所がいくつか。
    読んでいて、現在恋をしている相手の姿が脳裏をかすめる。髪とか身体とか、気の強さとか。
    私は足への執着は特にないし、あんなにも怪しい経験をしたことはおそらくないのだけれど、共感するところが多々あって、我ながら危険だと思う。
    強いて言えば『刺青』、『悪魔』、『憎念』、『羅洞先生』が好き。

    0
    2015年09月27日

    Posted by ブクログ

    谷崎センセイの足への執着心をしみじみと感じました。
    短編で、特に好きなのは「富美子の足」と「青い花」です。

    0
    2015年08月12日

    Posted by ブクログ

    なんと生々しい、執拗な描写なのだろう。

    谷崎さんが描くフット・フェティシズムとマゾヒズムの世界。
    それをまじまじと目の前にさらけ出されたものばかりだった。

    どの話も衝撃的であり、これぞ谷崎文学、というものだった。

    0
    2015年04月24日

    Posted by ブクログ

    代表作の『刺青』をはじめとして、谷崎文学の重要な要素であるフェティシズムにこだわった短編集。『富美子の足』がお気に入り。

    0
    2026年01月13日

    Posted by ブクログ

    人間っておもしろい
    が率直な感想

    明治から大正にかけて書かれた作品なのに、こんなにも鮮やかですっと入ってくる
    人間の本質的な部分ってずっと変わらないしそこもおもしろい

    「フェチ」なんてかわいいもんだなと思う
    この作品全て強烈なのにほんとにすがすがしく書かれているので恥ずかしくならない
    「それでなに?」感があって読んでて楽しい

    サドマドも同時に感じられてとてもおもしろかったです

    0
    2023年06月27日

    Posted by ブクログ

    谷崎潤一郎の小説を読んでいると、最近の「私、○○フェチなんだー」というのがとても軽々しく感じます。
    フェティシズムとは元来こういう物だったのだとおもいしるというか。

    しっとりとした女性の色気、質感、姿形をパーツひとつひとつに着目しつつしつこい程に語っていますが、描かれる欲望と反して描写はなんとも上品で美しい。
    谷崎潤一郎の話はどれも好きですが、この本の中なら『富美子の足』が特に好きです。

    0
    2022年07月11日

    Posted by ブクログ

    5年以上前に買った本を再読したので、この度感想を書くことにしました。
    これだけ「〇〇フェチ」という言葉が浸透した現代の日本ですが、谷崎潤一郎がいなければこうじゃなかったのかもしれないと思いました。(というか、きっとそうですよね。)
    まさにフェチ界のレジェンド。
    『富美子の足』では、足の描写に5ページ余りも使っています。そして、その描写のなんと艶かしいこと…。
    とても面白く、楽しい読書体験になりました。

    0
    2022年05月29日

    Posted by ブクログ

    「フェチ」こと「フェティシズム」を全面に出した、いっそ清々しい程の性癖で知られる谷川潤一郎先生の作品集。現文の授業で名前だけ聞いた『刺青』が、こんなに艶めかしくも美しい作品だと、誰が思っただろうか(笑)

    特に印象深かったのはやはりこの2作。

    『刺青』
    谷川潤一郎先生の作家デビュー作にして、フェティシズムの神髄とも形容できる本作品は、初読の私に大きすぎる衝撃を与え、同時にその世界へと私を引き摺り込んで行きました。足への描写がすごい(笑)これが耽美派かと圧倒。そしてその美しさにやはり心酔するばかり。燦燦と輝く蜘蛛の刺青と、それを崇拝する三吉の関係性……ここだけ見ればマゾヒスティックな趣を感じますが、三吉は彼女に刺青を、魂を彫っている面からは、サディスティックなものも感じられる……。この複雑な人間のフェティシズムを見事に書き切っている点は、本当にすごいと思った。谷川潤一郎文学の嚆矢にして至高の作品だと思います。

    『悪魔』
    最後のシーンに驚きを隠せない、まぁ忘れない、かなり癖強めだと思う作品。(当時も様々な批判かあったらしい!)女に翻弄されていると分かっていながら、その女の悪魔的な一面を知っていながらも、そこに甘美な誘惑と、蠱惑的や興奮を抱かずにいられないという、愚かな男性の心理(まさしくマゾヒズム!!)にどこか共感せずにはいられない。それがこの作品が受け入れられたひとつの証左であると思うのです……。

    他にも、『青い花』とかは妄想癖が凄まじくて読んでて笑いそうになったり、意外と外国への憧れがあったんだなぁと思ったり。『富美子の足』での富美子の描写の細かいこと! 耽美派をこれでもか、と詰め込んだようなこのお話は、圧巻としか言いようがなかった……。

    まとめると、やはり谷川潤一郎先生、素晴らしい作品ばかり!! ぜひ他の作品にも出会ってみたいです。

    0
    2021年07月18日

    Posted by ブクログ

    僕はどちらかというとフェティシズムとエロティシズムは思っているより違うものだという印象を受けた。密接に関連はしているけれど、それぞれへのこだわり方というのは全く性質が違っている。やはりフェティシズムは自分の心の中に求めるものがあって、それと比べるとエロティシズムはずっとフィジカルなものという気がする。

    0
    2018年09月28日

谷崎潤一郎フェティシズム小説集 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社文庫
  • タイトル
    :
    谷崎潤一郎フェティシズム小説集
  • タイトルID
    :
    449366
  • ページ数
    :
    208ページ
  • 電子版発売日
    :
    2017年06月30日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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