台所太平記

台所太平記

小説・文芸
880円 (税込)

4pt

お料理上手や姉御肌、ハイカラ趣味に特技はゴリラの真似――? 文豪の屋敷でのびのび働く女中さんは曲者揃い。初は「いけすかない爺さん」と主人に言い放ち、銀は大恋愛に猪突猛進、百合は昭和の大女優をもたじたじにさせ、千倉家のお台所は毎日てんやわんや。愛情とユーモアに満ちた抱腹絶倒の女中さん列伝。〈挿絵〉山口晃〈解説〉松田青子

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    中公文庫
  • タイトル
    :
    台所太平記
  • タイトルID
    :
    1014924
  • ページ数
    :
    240ページ
  • 電子版発売日
    :
    2021年09月22日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

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台所太平記 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    谷崎はエッセイが本当におもしろい 「読者に一切苦痛を生じさせず文章を読ませる」技術がとにかく卓越してる

    1
    2023年09月11日

    Posted by ブクログ

    女中たちの個性的なエピソードは、磊吉夫婦の寛容さや、この家の居心地の良さからくると思うから、私もこの家で女中として働いてみたくなった。
    女中を自分の娘のように思って、結婚するまでしっかり責任を持つので、愛情深くて素敵な人たちだなと感じた。

    0
    2026年09月18日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白いし、とにかく明るい気持ちにさせてくれるし、平和やし、こんなに素敵な本なのに。
    評価が分かれてしまうのは、ザ文豪!谷崎潤一郎っぽさが無いからかなぁ。
    爆笑できる場面もあるし、最後はほっこり。ほぼ実話みたいなものなんやろうけど、谷崎潤一郎が女中さんを雇っていた時代はこんな感じだったんだろうな。みな個性的で、雇う側と雇われる側が対等になる瞬間が読んでて本当に楽しい。
    漫画みたいな小説だけれど、挿絵も可愛くて大好き。

    0
    2026年05月04日

    Posted by ブクログ

    ただただ様々な女中の人生の一時が描かれてるだけなのに

    そこには色々な女の機微があり、週刊誌のゴシップを読んでるような面白さがある。

    女中と呼ばれるのがあった時代はどうも時間がのんびりと、それでいて上品で豊かな雰囲気が流れてるようで羨ましく、好きな時代である。女中系がとにかく好きだと再認識した。

    0
    2025年04月29日

    Posted by ブクログ

    山口晃画伯の挿画に惹かれて手に取った一冊だが、その挿画の素晴らしさは本編の面白さあってこそだと納得。
    千鳥磊吉という作家の体験を基にした小説の体を取っているが、いうまでもなくこれは谷崎とその家族が邂逅した『女中』達の物語。
    『あとがき』で触れられているように、今の感覚ではキビしい内容もあるのは確か。それでも単に小説とか谷崎の体験談としてだけでなく、当時の風俗も感じられる一冊のように感じた。

    0
    2025年01月14日

    Posted by ブクログ

     初版は中央公論社、1963年。「夢の浮橋」が後の潺湲亭のオモテ側を美しく描いた作品とすれば、こちらはその舞台裏とも言うべき小説。大所帯だった谷崎家の暮らしを支えた女中さんたちの「活躍」が列伝風に書き込まれる。

     ほんとうに久しぶりの再読だったが、谷崎が女中部屋を「鹿児島県人会」と呼ぶほど、鹿児島からの娘たちが次々とやってきていた、という話はやはり興味深い。高峰秀子の付き人の一人が谷崎家からの紹介だったことも記憶しておきたい。
     後の潺湲亭は住宅としては決して大きいとは言えないものだったから、最大で7人の家族と5〜6人の女中さんがいたというからには、相当に賑やかな家だったのだろう。「なぜそんなエピソードを知っているのか?」と思わせるほど、微に入り細にわたって彼女たちの「生態」(?)が綴られるあたり、『細雪』の創作ノートにも通じる谷崎の観察力、耳の鋭さが存分に発揮されている。
     

    0
    2023年11月13日

    Posted by ブクログ

    111108さんのレビューが読むきっかけになりました。ありがとうございました。
    谷崎万華鏡で予習していたので、山口晃さんの挿絵が随所に散りばめられて登場人物のキャラの理解に役立つ。「編集部が抜粋し、再編成」とある。小説家の被り物が見慣れると違和感ないのは何故。
    「家の中が派手で賑やかな方が好きな」千倉家一家と個性的な女中の皆さんとの戦前戦後の様子を生き生きと描かれている。女中さんたち、なんとまあしっかりしていること。
    どの女中さんも愛嬌があってチャーミング。料理の場面は本当に美味しそう。百合の愛読書を『谷崎源氏』としているのには笑ってしまった。臙脂の着物を着た鈴の美しさやブルーのモヘアのカーディガンが似合っている銀。「私でなければ駒さんを理解できる人はいませんよ」樫村さんかっこよすぎ。頼吉さんとお気に入りの女中さんとの散歩や食事、足裏マッサージの様子などほっこりする。嫁入りやお里へ帰るなどで千倉家から卒業していくまでの女中達に翻弄される様子を一緒に楽しむことができる。
    時々磊吉さんが読む歌がまた良い。
    さつま潟とまりの浜に漁る日も伊豆のいでゆをわすれざらなん
    さざなみの滋賀の海女こそかしこけれ捕へし魚を遂にはなさず
    湯が原の春吟堂に客絶えずさくら咲く日もみかん実る日も
    磊吉さんの喜寿祝いで幕を閉じることになるのだが、とても名残惜しい。1960年代映画化されたよう。出演者の豪華さにびっくり。

    0
    2023年04月08日

    Posted by ブクログ

    この作品、何で谷崎作品の中ではあんまり有名じゃないんだろう?と思うくらい面白かった。
    次々女中さんの紹介をしていくだけの小説といったらそれまでだけど、ぐいぐい読まされちゃう。さすが文豪。
    解説が松田青子さんなのも得した気分。

    確かに、今の時代だと人権的にどうなの、みたいな描写もあるけども、出てくる女中さんたちが、出て行けと言われたらさっさと出て行くもののしれっと戻ってきたり、仕事をサボって恋愛沙汰で大騒ぎしたり、雇い主が作ってくれた俳句に文句を言って書き直させたり、とにかく自由でパワフルなものだから、私は気にならなかった。

    『細雪』の雰囲気が好きな人は本書も好きだと思う。
    逆に『細雪』に挑戦したいけど長いし…と思っている人にもおすすめ。

    0
    2022年07月26日

    Posted by ブクログ

    巨匠のフェチな視点からの女中たち。個性派揃いの娘たちを見る作家の視点。

    谷崎潤一郎の晩年の作。居を熱海に移す前後から雇った女中たちを丹念に描く。娘のように可愛がる視点なのだか、特に妙にエロチックなところはさすが巨匠。川端康成と谷崎についてはもっと若い頃から読んでいたらもっとハマっていたかも。

    結婚が終着点、女性の幸せという所が現在の価値観とは異なるが、結婚後も幸せに暮らす女中たちの姿に安心のラスト。

    挿絵も良い。

    1
    2021年12月27日

    000

    購入済み

    いやあ、面白いですね

    絵が入るのですが、谷崎役の作家先生にはうさみみの被り物をしています。
    卯年ではないので、聞き耳ずきんの意味でしょうが、キモ可愛い。表紙中央右で寝転がってる親父ですね。
    バラ売り全集にも載ってますが、あちらには絵がない、こちらをお勧めします。
    とにかく久しぶりにガツガツ読んでああ面白かったと言えるお話でした。
    お好みで。

    0
    2025年05月31日

台所太平記 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    中公文庫
  • タイトル
    :
    台所太平記
  • タイトルID
    :
    1014924
  • ページ数
    :
    240ページ
  • 電子版発売日
    :
    2021年09月22日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

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