痴人の愛

痴人の愛

小説・文芸
737円 (税込)

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きまじめなサラリーマンの河合譲治は、カフェでみそめて育てあげた美少女ナオミを妻にした。河合が独占していたナオミの周辺に、いつしか不良学生たちが群がる。成熟するにつれて妖艶さを増すナオミの肉体に河合は悩まされ、ついには愛欲地獄の底へと落ちていく。性の倫理も恥じらいもない大胆な小悪魔が、生きるために身につけた超ショッキングなエロチシズムの世界。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    痴人の愛
  • タイトルID
    :
    216280
  • 電子版発売日
    :
    2013年08月09日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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痴人の愛 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ナオミが家を出ていってからは圧巻だった。

    ナオミは、いつか譲治を捨てるのだろうか?
    歳を取り互いに老け込んだ時、ナオミを見ているのは譲治だけであろう。
    どう転んでもナオミは譲治にしか愛されないし、譲治はナオミしか愛せない。
    なんともお幸せな二人である。

    0
    2026年09月22日

    Posted by ブクログ

    大正13年(1924)春の連載が原作なので100年経っています。しかし現代でも通用する愛憎劇と思いました。愛欲に溺れまくる姿は失楽園を彷彿とさせました。西洋化、風俗や思想の転換期という時代背景も題材として取り込んでいるようで面白い。赤裸々な性の描写と告白は衝撃的なのに、理性的に淡々と語る文章は、潔くも清々しく読めました。
    ナオミのモデルは谷崎潤一郎の妻千代の妹で、谷崎の体験に基づいているとされます。谷崎自身も3度結婚し、細君譲渡事件など社会をお騒がせして、最後の妻には『隷属する幸せ』をやっとつかんだ、と言われる御仁だったそうであります。
    大正期の話題作って、当時の身分社会のなかの富裕層・知識層の男が描く男女のドロドロが多くて退屈な印象がありますけど(漱石とか)、本作品はスラスラと面白く読みました。

    0
    2026年09月22日

    Posted by ブクログ

    本からもナオミの艶かしさが出ていたんじゃないかくらい衝撃だった
    物語から何かを学ぶというよりも単純に1人の男の愛欲物語を見ているんで新鮮だった不思議な感覚でした

    0
    2026年09月20日

    Posted by ブクログ

    100年以上前の本なのに、すごく読みやすかった。主人公から見たナオミの描写と他者から見たナオミのギャップが面白い。

    0
    2026年09月18日

    Posted by ブクログ

    純文学にしては非常に読みやすくスラスラ読めてまるで映画を見ているようだった。
    ナオミに対する描写があまりにも繊細でリアルスティックで谷崎潤一郎の筆の巧さを全身で感じ、戦慄さえも走った。
    一言で表すと女性の肉体は男にとって蜜であり毒であるのだ。一度舐めてしまったら毒とは気づかず君主の体は蝕まれていく。
    実際にそれは武器となり現代社会では欠かせないものになってる。

    0
    2026年07月18日

    Posted by ブクログ

    出版された時、ナオミズムという言葉が流行るくらいには強烈な女性像だったらしい
    現代でも強烈だと思うが。

    0
    2026年07月04日

    Posted by ブクログ

    オーディブルで拝聴。
    譲治とナオミの関係は、今でいう「パパ活」にもちょっと近いような。途中でナオミは家を出てしまい、結局は元鞘に戻るのですが、いつの間にか主従関係はすっかり逆転。譲治はナオミの自由を許すことになります。

    浮気まで容認して、それで本当に幸せに暮らせるのかな……と思いつつ、今も昔も中年男性が若い女の子に翻弄されてしまうのは変わらないのだなと妙に納得しました。

    0
    2026年10月03日

    Posted by ブクログ

    大学3年生になる春に読んだ
    悔しいけど面白かった
    エロいけどエロいとは思わなかった
    これがエロスか、、
    時代の流れ(西欧化)の中で想像以上の女性の権力の強さに驚いた。それと、なろう系的な(なろう系を読んだ事ないけど)奴隷を自分好みに育てる感じのストーリーに意外なとっつき易さを感じ、以来純文学を偏見なく手に取るようになった。
    ・何故これほどまでに当時の時代でも賞賛されたのか疑問に思った
    ・谷崎潤一郎はナオミに屈服する主人公に何を感じていたのか(何故屈服させたのか)気になった
    ・主人公が何故ナオミが他の男と交わるのを許したのか気になった
    フェチもマゾも理解できる
    物理的に屈服されることに対する快感もまぁ理解できる
    女性に精神まで屈服する事の快感だけは想像がつかない

    0
    2026年09月20日

    Posted by ブクログ

    こないだ読んだ三宅夏帆の『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』に出てきたので読みました。
    もともと谷崎さん読んでみたいと思っていたのでタイミングとしてはちょうどいい。
    最近近代文学ブームが訪れようとしています。
    きっかけとしては昔読めなかった夏目漱石が読めたこと。それもめちゃくちゃに面白いと思いながら読めたこと。
    成長したんですかね知らんけど。

    あらすじとしては、高給サラリーマンの男主人公「譲治」が、違法風俗店生まれの無邪気な女の子、女主人「ナオミ」の物語。
    譲治はやり手な男ではなくお金にものを言わせて当時まだ10歳ちょいくらいのナオミを女中?みたいな形で家に迎える。
    その時の譲治は「こいつ絶対西洋風美人なるけ俺が育てたろ!」みたいなノリ。令和を生きる僕にとってはなかなか理解し難いノリだが当時はそんなこともあったのだろう、多分、知らんけど。

    ナオミは譲治の期待以上に美人に育ち、甘やかされたことか、元々の気性か、その両方かが原因でどんどんビッチになっていきます。自分がめちゃくちゃな美人だってことは自覚しているからね。

    この魔性の女、ナオミに譲治が翻弄される物語です。
    その様があまりに滑稽で愚かしいのですが、あながち譲治は馬鹿だと笑える人は少ないんじゃないでしょうか。
    何が面白いって、自分がナオミをこれほどの女に育て上げておいて、それゆえに身の破滅を招くことになるのだから、要は自業自得なんですよね。

    書き出しが「読者諸君の参考になれば、」といったように物語が始まり、「これを馬鹿にすると笑えるものは笑えばいい、教訓になると思う人はいい見せしめにしてくれ」と終わることからも、そのようなメッセージ性を感じますね。

    「愚かの美徳」、「無知の知」、これらの概念は、普段から賢ぶってしまう馬鹿な僕には眩しいものです。
    僕に譲治を笑う資格はなく、おそらく誰にもないのでしょう。人は愚かなんだからねきっと。

    それにしても恐ろしく賢いやつでしたね、ナオミは。
    騙されたくないなんて思っちゃうけど、やっぱ可愛いんだろうなー勝てないなー絶対。

    もはや負けにいくことになるんだろうなー笑。

    まぁ、人間関係に勝ち負けを求めるうちは無知の知なんて言ってられんやろうな。

    0
    2026年09月19日

    Posted by ブクログ

    有名だから読んでみたかった。谷崎潤一郎そんなに読んだことないけど、まさに谷崎ワールドなんだろうなと。
    解説の 女、悪、愚、白のワードに納得。ここで黒じゃなく白なのが耽美だよな〜と思いました。
    あと見たことない差別用語がチラホラ出てきてビックリした…
    女性差別はまあ時代だからな…と思ったけど、外国人差別もひどかったんだなこの時代は……
    主人公は西洋人に憧れているのにバカにしてもいる気がした
    あと谷崎潤一郎が脚フェチってこと注釈に何回も出てきてワロタ

    0
    2026年09月03日

痴人の愛 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    痴人の愛
  • タイトルID
    :
    216280
  • 電子版発売日
    :
    2013年08月09日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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