谷崎潤一郎の作品一覧
「谷崎潤一郎」の「変身綺譚集成」「作家と猫」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「谷崎潤一郎」の「変身綺譚集成」「作家と猫」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
春琴のため自らの目まで潰す佐助。それは愛情である一方で己はここまで出来るという優越、春琴に捨てられたくないという執着でもある。
また、火傷により美貌を失いかつての勝ち気な性格も失いつつあった春琴の、ありのまま受け止めるのではなく、対等な関係を拒絶し一層自らを卑下し春琴を敬ったというが、それは、自分が好きだったかつての春琴を取り戻したい佐助の自己満足なのではないかとも思った。
共依存と執着の極地。これは愛の物語ではなく恐ろしいほどに深く強く結びつけられた共依存の話だ。
谷崎潤一郎の作品は時間が経っても心にこびりつくドロドロさがあって好きだな。
Posted by ブクログ
中巻は、妙子のお話がメイン。
雪子は引っ込み思案で(でも、芯はある)、子供好き、良妻賢母タイプ。一方、妙子は自由奔放、人形製作だけでなく洋裁もはじめ、働く女性の、はしりのようでバイタリティーに溢れている。
幸子ねえさん、妙子の男性関係で(ボンボンの奥畑と写真家の板倉との関係、板倉の運命は可哀想過ぎでした)心労がたえません。幸子は姉でありながら、雪子や妙子を我が子を見るような眼差しです。
ドイツ一家の子供たちと、幸子の子(悦子)が遊ぶ様子、ほほえましい。おどり寿司を食べる場面もあり(私は食べたことありません。)本当に上流家庭の話なんだなあと思います。
雪子と妙子の今後はどうなる?幸子ねえ
Posted by ブクログ
はんなりとした文章が染み渡り、和を感じます。心地良くて、するする読めちゃいます。昭和10年代、関西の上流家庭のお嬢様、4人姉妹(鶴子・幸子・雪子・妙子)の物語。4人の個性が際立っていて面白いです。作者は男性なのに、よくぞまあ、女性の内面をこと細かく書けること!ちょっと怖いくらい。
上巻は、雪子のお見合い話です。“本家の意見を聞いた上で”とか“身元を調べる”とか.......
当時の結婚はハードル高いなあと感じます。
雪子さん、“婚期に遅れて困っている娘”という設定です。私も20代で結婚していないので、まるで自分のこと言われているようで親近感湧きます。ただ、私はお見合いをしたことなく、興味津
Posted by ブクログ
本当に谷崎潤一郎は技巧がすごいし、着眼点も凄い、所作や話の記述の仕方もしなやかで。
春琴抄も例に漏れずとても感銘を受ける話だった。
一言に表すならば"純愛"
あまりにも行き過ぎた純愛だと感じた。どうして佐助がそこまで春琴に惹かれたのかを自分が本当の意味で知ることは出来ないけれど、それは容姿だとか琴の腕前だとかだけじゃなくてある種の使命のような服従の心もあったと思う。
この小説のキャッチコピーにはマゾヒズムを究極まで美麗に描いた〜、とあるけれど、自分にとっては純愛の物語だった。
できるだけ他の人の意見に左右される前に感想を描きたかったからまだ解説を読む前に書いてる。自分はそ
Posted by ブクログ
ブク友さん方が「読みやすくて面白い」とレビューされていたので、ずっと気になっていた一冊。
皆様のレビューに感謝です。
本当に読みやすくて面白い!
お見合いの話が出てきた頃から面白すぎて、いったん中断しても早く続きが聴きたくなる。
当時の名家のお見合いは「ここまでやるのか」と驚きの連続で、女性の生き方や結婚観など、今とは全く違うのですべてが興味深い。
性格の違う四姉妹の心理描写を聴いているうちに、それぞれの姿が頭に浮かんでくる。
言葉遣い、身だしなみ、作法、手紙、四季の行事、日常生活を整える美意識の高さ。
自分の知らない時代の古き美しき日本を体験しているようで、知るほどにこの時代に興味