谷崎潤一郎

谷崎潤一郎

2,970円 (税込)

14pt

4.3

室町時代の瀬戸内海、宝物をめぐって海賊や遊女、幻術使いたちが縦横無尽に躍動する幻の長篇エンタテインメント活劇「乱菊物語」。「妹背山婦女庭訓」「義経千本桜」「葛の葉」などの浄瑠璃や和歌と、母恋いを巧みに織り交ぜて綴る吉野探訪記「吉野葛」。女性への思慕を夢幻能の構図を用いて描く「蘆刈」。王朝文学に材を取った奇譚「小野篁妹に恋する事」、異国情緒に彩られる「西湖の月」、エッセイ「厠のいろいろ」を収録。巨人が紡いだ豊饒幻妖な物語たち。

解説=池澤夏樹
年譜=千葉俊二
月報=桐野夏生・皆川博子

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谷崎潤一郎 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    谷崎潤一郎氏の著作をたぶん読んだことがありませんでした。
    文章の量・一文に含まれる単語の量が多く、なかなか
    読むのが辛いところもあるのですが、読み進めていくと
    のめりこんで、面白く読み進められていく内容でした。
    『乱菊物語』は、やはり続きが読みたくなります。
    エンターテイメント性が高く、非常に面白い

    0
    2017年01月21日

    Posted by ブクログ

    『春琴抄』『痴人の愛』『瘋癲老人日記』『陰翳礼讃』といった傑作・佳作が収められてないのがおおいに不満である。谷崎潤一郎の全集としてはお薦めできない本だ。筑摩の日本文学全集の方をお薦めする。『蘆刈』『吉野葛』の掲載は評価できる。これも再読だが、『厠のいろいろ』で知人が名古屋は「なかなか文化が進んでいる

    0
    2019年03月20日

    Posted by ブクログ

    痴人の愛位しか読んだことなく、特に好きでもなかったのですが、この間弥生美術館の展示を見て、あと森博嗣の本の冒頭で、ちょっと気になり。

    乱菊物語。
    普通の作品だったら、もっと時代小説ぽくなるのでしょうが、そこがエンタメになっていて、少女と女性が全く古臭くないとこが、もしかして谷崎のすごいとこなんだろ

    0
    2016年09月26日

    Posted by ブクログ

    この本の半分以上を占める[乱菊物語]は 未完成の作品で前編しか読むことができないのが残念だが、完成していれば政村の生涯から見て悲劇で終わる結末になっていたのだろうか?
    未完とはいえ流石に谷崎潤一郎だけあって大衆文学も素晴らしく面白い。

    0
    2016年05月21日

    Posted by ブクログ

    ・何かと物議を醸してゐるらしき池澤夏樹=個人編集「日本文学全集 15」(河出書房新社)は 谷崎潤一郎である。私が一瞬「残菊物語」かと思つてしまつた「乱菊物語」を中心に、「吉野葛」「蘆刈」等を収める。谷崎を全集で読むなどとは考へたことも ないので、私は谷崎全集の全貌を知らない。従つて、「乱菊物語」など

    0
    2016年04月10日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    何といっても「乱菊物語」の面白さに尽きる。これほど面白いと思った小説はあまりないと感じたほどだ。前編で唐突に終わってしなっているにも関わらず、である。

    0
    2016年08月13日

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