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Posted by ブクログ
ブク友さん方が「読みやすくて面白い」とレビューされていたので、ずっと気になっていた一冊。
皆様のレビューに感謝です。
本当に読みやすくて面白い!
お見合いの話が出てきた頃から面白すぎて、いったん中断しても早く続きが聴きたくなる。
当時の名家のお見合いは「ここまでやるのか」と驚きの連続で、女性の生き方や結婚観など、今とは全く違うのですべてが興味深い。
性格の違う四姉妹の心理描写を聴いているうちに、それぞれの姿が頭に浮かんでくる。
言葉遣い、身だしなみ、作法、手紙、四季の行事、日常生活を整える美意識の高さ。
自分の知らない時代の古き美しき日本を体験しているようで、知るほどにこの時代に興味が湧いてもっと知りたくなる。
「なかあんちゃん」「きあんちゃん」「こいさん」といった、関西特有の娘さんの呼び名も、響きがなんとも優しくて可愛らしい。
つい使ってみたくなって、うちの猫たちに「こいさん!」「きあんちゃん!」と呼んでみたら、ちょっと誇らしげな顔で振り向いてきた。(オスだけど^_^)
谷崎潤一郎とアガサ・クリスティが、ほぼ同年代だったと知り、同じ時代の上流階級の日本女性と英国女性の違いも興味深かった。
上・中・下巻合わせて32時間という、自分史上最長のAudible体験。
それでも、この世界に長く浸れるのが嬉しい。「中」へ進みます。
Audibleにて。
Posted by ブクログ
当時の風習や時代背景の雰囲気を感じることが出来る素敵な作品です。
内容は3女の雪子の縁談についての話なのですが破談ばかりで上手くいかないという内容です。
御大家であった昔の格式に囚われて縁談が破断したり、自分の家柄に合う人を探すばかり周りが呆れてしまう。
義兄が進めた婚約を断ってしまい、仕事関係でギクシャクさせ、兄はその後婚約の話をしなくなったりなど。
縁談は今では馴染みがないので読んでいて複雑なのだなと感じることが出来ました。
また民俗学的な興味深い話も多かったです
・丙午は関東では忌み嫌われる。迷信が多い
・未年では関西は嫌われる。縁遠いなど
・興信所→ 企業や個人の信用や所在、行動等について調査を行う民間の機関である
主に縁談の相手を調べてもらうことが多い。今で言う探偵な感じです。
・結婚の縁談の下調べでも学校の成績表みる。しかも欠席日数まで。
・季節外れに雛人形を飾ると女の子は縁遠くなる
・東京は流行物ではなく自分に似合う服を着る
これは全然当時の風習とかと関係ないのですが
いけている花がまさかのケシの花だったのが驚きでした。
ケシの花はアヘンの原料です。
「その花見てたら花の中に吸い込まれそうになる」
と、当時から思われてるほど感じる何かがあったんだと思います。
流産した幸子の表現には感嘆しました。
「妻の眼の中にある涙の玉が大きく膨らんで、破れて、頬に伝わる」
幸子の言葉選びも未だにその出来事が尾を引いてるのだと分かる表現でした。
「今雪子のお腹の中にある思いがどう云うことであるのか、明かに読めるのであった」
「ライラックや小手毬の花がもう直ぐ咲き揃うのを見届けるまでは滞在していられますように」
今の姿が当時の人にとっては感動を得たのかもしれません。本は現代よりも身近な存在だったのだろうと思いました。
また、題名が細雪ってとこに何故なのかを全ての作品を読み終わるまでに気づけるようになりたいと思いました。
Posted by ブクログ
上流階級、関西の四姉妹。
思ったより読みやすいが、「、」で延々続く口述や心情を言い切るのには慣れないといけない。
関西にいる間は姉妹仲良さに微笑ましかったが、体面の為何度も見合い、雪子まで東京へ行くなど約90年前の上流階級はここまでしきたりが多いかと驚く。雪子は結果良いように利用されてる。
谷崎は戦時中休載されても自費出版でも書き続け、モデルは夫人夫婦とのこと。(解説)
末妹の妙子は男と駆け落ちし新聞にまで載ったが今も関係は続き姉の雪子の結婚待ち。
雪子の見合い(破談)、京都でのお花見、妙子の人形手芸の生徒のロシア人家族との交流、一番上の姉本家鶴子の東京行き、体面で雪子も東京へ、幸子の子悦子の神経衰弱、幸子の流産、雪子の見合い(破談)など。
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