卍(まんじ)

卍(まんじ)

838円 (税込)

4pt

3.9

いまだ令嬢の如き若奥様柿内園子が語る、船場のお嬢様徳光光子との異常で官能的な物語。文豪による「女性同性愛小説」。昭和6年4月、改造社より初めて単行本として刊行された。

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卍(まんじ) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    これさー、90年前の作品だよね?ってくらい、面白かった。
    谷崎潤一郎のこういう話、めちゃくちゃ面白いよね。痴人の愛的な感じでよかった。

    ただ、あまりにも倒錯的、悪魔主義的だなと思うので、私は痴人の愛の方が好きだな

    光子×園子、光子×孝太郎…
    最後に服薬自殺を3人で図って、生き残ったのは園子なんだ

    0
    2020年08月08日

    Posted by ブクログ

    最初は読みにくいと思ったが、ぐいぐいと引き込まれた。最後は壮絶。序文はもともと標準語だったらしいけど、関西弁に直したとかで。

    0
    2012年05月25日

    Posted by ブクログ

    う〜ん、そう来たか。。。
    中程まで面白く読み進められたけど、
    途中から読んでるだけ感が強くなってきたよ。

    0
    2025年03月19日

    Posted by ブクログ

    2024/06/10
    卍、まんじ
    ※書き方間違えると、ハーケンクロイツになってしまう....

    全編、異様な迫力に満ち満ちた小説。

    柿内園子というひとりの女性が、ある事件のことの顛末を証言していくお話。
    話し言葉で書かれていて、改行がない。
    文字のてんこ盛り。
    本を開いただけで、異様なイメージなの

    0
    2024年06月10日

    Posted by ブクログ

    アブノーマルな男女の愛 私がノーマルなだけに面白い。「こんなん、あんのかな~」と思いながら一気に読んだ。生き残ったお姉さんの「今日までおめおめ生きてる私やあれしませんねんけど・・・・」と言いながら生きてる園子は恐ろしい

    0
    2013年10月08日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    昼ドラのように人間関係がめちゃくちゃドロドロしていて抜群におもしろい。唯一マトモそうに見えた柿内幸太郎すら、なんと最終的には徳光光子と関係をもつに至る。とにかく、登場人物の誰ひとりとしてマトモな者はおらず、全員が異常者である。しかし、本作の真に恐ろしい部分は、その登場人物が展開する愛憎劇それ自体では

    0
    2018年10月14日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    よい、だいぶおもしろい。
    もっと具体的にエロエロしてるかと思いきや、そういった描写はなく、どろどろと痴情のもつれみたいな話。んでもって同性愛からの夫に飛び火でとんでもない話だ。
    こんなんでもおもしろくて文学してるんだから谷崎はすげぇなぁ。

    0
    2012年06月06日

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