ユーザーレビュー 黒猫(乙女の本棚) エドガー・アラン・ポー / まくらくらま / 斎藤寿葉 乙女の本棚シリーズより エドガー・アラン・ポー × まくらくらま、さん コラボ作品の「黒猫」を読みました。 ブク友の皆様より、怖いと噂の「暗黒作品」… 私には無理なのでは…⁉ということで怖じ気づいておりました。 でも新刊コーナで何度か目にしていて 怖い物見たさで思わず手に取ってしまいました。 「...続きを読む……私は狂っているわけではないし、よもや夢を見ているわけでもない。どのみち明日になれば私は死ぬ。だから今日のうちに心の重荷を下ろそうと思うのだ。……」 と一人語りで始まっていく物語でした。 狂気を淡々と語っているような描写。 辻褄の合わないような気持ち悪さ、気色悪さ…。 読んでいくにつれて、 引き込まれてしまって 胸がどんどん悪くなり まくらくらまさんのイラストでの 不気味さも相まっての 恐ろしさに拍車がかかってしまって…! 特に物語終わってラストの頁に また挿絵が1枚あるのですが…。 ここに、この挿絵の頁があるのと無いのでは 全然違うのではないかと感じました… 裏表紙の絵が赤いハートの絵なのですが、 出版社からの本の説明によると バレンタインのヴィンテージポストカードを イメージした構図とのこと。 黒猫と男の表情の差がシュールで気に入っているとの説明文がついてました…。 バレンタインの時期が近いですけれど、 こんなポストカードは…ちょっと不気味です… Posted by ブクログ 黒猫(乙女の本棚) エドガー・アラン・ポー / まくらくらま / 斎藤寿葉 あの有名なラストは知っていたものの、前半部分はほとんど覚えていなかった。そういう流れだったのか。 件の黒猫さんは、妻の猫だと思ってたなぁ。だから、ああなのか、と。そうではなかったのね。 主人公の精神状態、怖いよ。 まくらくらまさんの挿絵も雰囲気があって素晴らしかった。この「乙女の本棚」シリーズ、ライ...続きを読むンナップがすごく豪華。 他も手に取ってみたい。 Posted by ブクログ 黒猫(乙女の本棚) エドガー・アラン・ポー / まくらくらま / 斎藤寿葉 こわい…えぐい…グロい… でもイラスト美しい。 そして実はこの作品読むの2回目。 前に「100分で名著」でとりあげられていたときも、 観て、ひぃ…って思ったのだが。 Posted by ブクログ 黒猫(乙女の本棚) エドガー・アラン・ポー / まくらくらま / 斎藤寿葉 乙女の本棚シリーズから、エドガー・アラン・ポーさんとまくらくらまさんのコラボ作品『黒猫』です。噂どおりストーリーも怖いけれど、まくらくらまさんのイラストでより一層重厚な恐怖感(なんか、変な言い回しだけれど汗)を味わうことができますよ! 主人公の男性が酒におぼれ、飼っていた黒猫のプルートを残虐極...続きを読むまりない方法で手にかけます。それを悔いて、酒場でみかけた別の黒猫を飼うことになるんですが…。変わらず酒に飲まれ、黒猫を疎ましく思い、そんな男性をみて妻は黒猫をかばおうとします。そんな妻を殺害してしまい…途方にくれた男性が思いついたのは…。 まくらくらまさんのイラストは、本当に美しいんです!!同じ乙女の本棚シリーズの『詩集『山羊の歌』より』で、飾っておきたいと思ったくらいなんです。だけどこの『黒猫』は、飾るのには怖すぎて抵抗を感じます(汗)。乙女の本棚シリーズを読んできて一番怖かったのがこの作品です。私は、乙女じゃないから読めたけれど現役乙女世代がこの作品手にしたら…平常心では居られないかもです。 Posted by ブクログ 黒猫(乙女の本棚) エドガー・アラン・ポー / まくらくらま / 斎藤寿葉 学生時代に読んだことありましたが、イラストがあることでより読みやすくなり、物語にもすんなり入り込めました。 読後も強く印象に残ります。 名作! Posted by ブクログ 斎藤寿葉のレビューをもっと見る