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「日本文藝家協会」の「文学」「夏のカレー 現代の短篇小説 ベストコレクション2024」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「日本文藝家協会」の「文学」「夏のカレー 現代の短篇小説 ベストコレクション2024」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
何を混ぜてもカレーはカレー味になるように、純文学・エンタメ入り乱れる短編集だったけど、なんとなく全体的にまとまりもあったような気がした。
すごいのはハズレ作品が全くないこと。本当に全部面白い。ハイクオリティ。カレー食べたい。
特に好きだったのは、最も設定がバグってる澤西祐典さん『貝殻人間』。貝殻人間は海から貝殻とともに上陸し、生きている人間と瓜二つで、本人の生活を乗っ取ってしまう。そんな事件にあった八人が夜の海辺に集まり、キャンプファイヤーをしながらそれぞれの境遇を語り合う話。
貝殻人間に生活を乗っ取られて怒ったり、絶望したり、中には自分の人生を乗っ取ってくれてありがとうと感謝してる人も
Posted by ブクログ
「たとえば50年前の1973年がどんな年だったかを知りたければ(中略)その年に発表された小説を読むのがよかろう」
本書は2023年がどんな年だったかを知るための12人の作家による短編集。
マッチングアプリやフリマアプリ、仮想現実の世界にSNSの承認欲求などなど‥本書に登場したモチーフを思い出した順番に並べてみただけで、現実のできごとが次々に思い出される。最初に聞いた時は(そんな事があるんだ?そんな事ができるんだ!)と思っていた事が、数年で当たり前に受け入れられるようになるスピード感が頼もしくもあるが少し怖くもある。中でも印象的だったのは初めましての嶽本野ばらさんの「ブサとジェジェ」と、ヤな感