【感想・ネタバレ】文学2024のレビュー

あらすじ

日本文学の最先端を、この1冊で知る!

2023年のあいだに文芸誌に発表された全短篇のうち12作品を厳選。
「時代の空気」を記録した、ベスト短篇アンソロジー。

【収録作品】
平野啓一郎「富士山」
円城塔「レンダリング・タイムカプセル」
黒井千次「消息」
三木卓「来訪した者」
宮内悠介「明晰夢」
村田沙耶香「おろか」
石沢麻依「マルギット・Kの鏡像」
谷崎由依「天の岩戸ごっこ」
嶽本野ばら「ブサとジェジェ」
本谷有希子「パンケーキ2.0」
坂崎かおる「ニューヨークの魔女」
蓮實重彦「午後の朝鮮薊」

【編纂委員】
伊藤氏貴
磯﨑憲一郎
金原ひとみ
川村湊
島田雅彦(解説)

【装幀】
帆足英里子(ライトパブリシティ)

※平野啓一郎「富士山」は電子版には収録されていませんのでご注意ください。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

「たとえば50年前の1973年がどんな年だったかを知りたければ(中略)その年に発表された小説を読むのがよかろう」
本書は2023年がどんな年だったかを知るための12人の作家による短編集。

マッチングアプリやフリマアプリ、仮想現実の世界にSNSの承認欲求などなど‥本書に登場したモチーフを思い出した順番に並べてみただけで、現実のできごとが次々に思い出される。最初に聞いた時は(そんな事があるんだ?そんな事ができるんだ!)と思っていた事が、数年で当たり前に受け入れられるようになるスピード感が頼もしくもあるが少し怖くもある。中でも印象的だったのは初めましての嶽本野ばらさんの「ブサとジェジェ」と、ヤな感じ極まる(褒めてます)の村田沙耶香さんの「おろか」の2篇。

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2025年02月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読みたいやつだけ選んで読んだ。

〇富士山(平野啓一郎)
・新幹線からみえる富士山にこだわる相手に対して、こだわらない私。こういう違いって絶対生まれることだけど、それが結婚を考える恋人だった場合、どこまで許容すべきかって難しい。

○おろか(村田沙耶香)
・やばい、これまたやばい作品。
妹を展示作品として育てる話。
村田沙耶香の作品は、人が日常の中で一瞬危険な思考になる時の思考、を拾い上げて、それがもし現実だったら?と

子供が嬉しいとか、悲しいとかを覚えるのって、最初は親が、嬉しいことがあったら嬉しいねと言う、形で、子供はこういう感情を言葉では嬉しいと表現するのだ、と認識するんだと思う。
これがもし間違った風に教えていたら。その子はどんな風な人間になるのだろう。

○パンケーキ2.0(本谷有希子)
・こっちもやばいし、気持ち悪い。
イソギンチャクの描写がすごく気持ち悪くて、最高にいい。風刺画とかにありそう。

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2026年02月23日

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