【感想・ネタバレ】文学2023のレビュー

あらすじ

2022年のあいだに各媒体に発表された全短篇のうち12作品を厳選。コロナと戦争の不安下にある社会と人間の姿を凝視した作家の眼。

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Posted by ブクログ

本書は、2022年に主要文芸誌に載った短編〜中編から日本文藝家協会の編纂委員により選ばれた12作品。巻頭、解説の金原ひとみさんによる作品に寄せた短いコメントがすばらしくて、ひとつ読み終えるたびに解説に戻って再度読み返したり。
コロナ禍真っ只中に発表された作品はどれもそれぞれに忘れがたく、おもしろかった。12人のうち、初めましての作家さんは「パーミション」の岡崎祥久さん、「霊たち」の三国美千子さん、「偶然の本質」辻原登さん。


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2024年02月11日

Posted by ブクログ

「文学2023 日本文藝家協会 編」を読んだ。
以下の12篇

らっきょうとクロッカス    桜木紫乃
キャンプ          井戸川射子
二千回飲みに行ったあとに  津村記久子
文士と夜警          筒井康隆
砂漠の検問所         池澤夏樹
パーミション         岡崎祥
ママと戦う          西加奈子
私の労働           町屋良平
霊たち           三国美千子
スメラミシング        小川 哲
偶然の本質          辻原 登
家畜人ヤプ子         山田詠美

お名前を存じ上げていてかつ作品を読んだことがある方が六人。
お名前を存じげてはいるけれど作品を読んだことがない方がお一人。
お名前すら存じ上げていない方が五人。
(読書が好きだと言っておきながら半分近くの方を存じ上げないというのはどうなんだろうな)

津村記久子さんと小川哲さんはさすがだなぁ。

岡崎祥久さんは初めてですが、「パーミション」は『おお!』と唸りました。

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2023年08月06日

Posted by ブクログ

「ママと戦う」と「スメラミシング」を読んだ
コロナ禍のシーンが多かったけどどっちも面白かった。
「ママと戦う」は女性視点の生きづらさや母と娘の関係が歪だった。結構そういう作品は多い印象だし好みだった。生活をエンタメとして稼いでる人は怖い。

「スメラミシング」は陰謀論が出てきて疲れた。反ワクの友達がいたなぁと思い出す。おかしい時期だったよなぁ。みんな何かのせいにしたくて、拠り所を探してた。
掴めないところが多くて、逆に面白かった。透明な感じの不思議な文章だった。結構好き。

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2025年09月20日

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