【感想・ネタバレ】輪廻の果てまで愛してる 現代の短篇小説 ベストコレクション2025のレビュー

あらすじ

生まれ変わり先は6つある?

意外な手で亡き恋人と再会を試みる「あたし」。口の悪い妖精。SNS炎上の恐怖。現代の「王の娘」――2024年の傑作短篇全9篇!

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Posted by ブクログ

少し尖った作品が多めだったかと。
文芸雑誌に載っただけの作品が多いので、初読みばかりでした。好みは「放送部には滅ぼせない」かな。「凪の~」は田舎の描写が刺さる。北も南も田舎はまだまだ閉塞感溢れてます。大人っぽい話も多く、中学校以上かな。
「土」篠田節子
年に二百万を越える固定資産税を払わないといけないような500坪の土地に固執し、農地を耕す緒方。訪問看護ステーションで働く真奈美はガンに侵されゆく緒方の様子を見ながら、こうなってしまった過去を知っていく。
「万年主任☆マドギュワ!」佐川恭一
本を読むことだけが趣味のいけてない宍戸(42)は公務員だがたらい回しのように部署を変わってすごす、一種の窓際。そんな宍戸は本から出てきたへんな妖精に変身を促され、黒塗り団なる敵と戦うことになる。
「カタリナの美しき車輪」斜線堂有紀
聖カタリナ愛心学園の卒業生である私は、カタリナの教師の発言が炎上したのをきっかけに、悪意を向ける先の架空SNSを複数作り出す。狂喜に満ちた話。
「僕たちは のら犬じゃない 番犬さ」佐々木愛
小六の時、互いに学校での生きづらさを感じていた鈴木くんと私は学芸会でチョイ役を得るのだが、たった一つのセリフにつまづく。
「放送部には滅ぼせない」坪田侑也
学校でほとんど役割のない放送部は、体育祭のアナウンスはやっていて、リクエスト曲を受け付ける箱がある。部室のまえには人はほとんど通らず、ほとんどのリクエストは昇降口側のほうにはいるのだが、ある日体育祭を呪うような手紙が入っていた。
「鳶の娘」宮下奈都
王の娘という不思議な架空設定あり、王は何者なのか?なぜ娘探しがあるのか?などわからないなか、娘だと思われた高校生がいじめられ、色々思う。
「花泥棒」坂崎かおる
ダリアさんという名前でよばれている人が頼んだグラスの修理について、承けた側からの応答。
「凪のからだで生きていく」窪美澄
月経前症候群に悩まされ、生理の時もつらい大学生が故郷の閉塞敵な生活とその体調の辛さを重ねてつらつら考える。とても素敵なメンバーや大家さんのいるアパートに住んでいて、想像して楽しかった。このアパートの人は、みんなよく泣くんだよ。
「輪廻の果てまで愛してる」米澤穂信
嘘つきで人のもの盗んで、バイク乗りうまくて、逃げていた女性が凄くいいやつに知り合い、愛して、訳あって来世で同じ階層に生まれ変わろうと思ったら、ここから徳を積まなくては。

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2025年12月28日

Posted by ブクログ

表題作である米澤穂信著の『輪廻の果てまで愛してる』を読みたくて。
ネタバレになってしまうけど、マニ車って信者じゃなくても効果あるのかな?独特の世界観でそう来たか!となった。解説者の真似になってしまうが、短篇、かくあるべし。

他の作品もそれぞれ個性が際立っていて、テーマもジャンルもバラバラで温度差のギャップが凄まじく、読むのに時間がかかった。初めて読む作家が多く、初心者向けにも良かったと思う。
特に、
『僕たちは のら犬じゃない 番犬さ』佐々木愛
『放送部には滅ぼせない』坪田侑也
『凪のからだで生きていく』窪美澄
が良かった。
窪美澄が田舎特有の女性の生きにくさを描いた作品だったので東京都出身なことがちょっとショックだったが笑
坪田侑也は初めて読んだが、短篇として良くできた青春ミステリだったので他の作品も読んでみたいと思った。

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

カタリナの美しき車輪▶怖かったー。基本的に見てるだけだけどちょっとSNSから離れたくなる。あとAIも怖い。最後にだいぶゾクゾクした。
輪廻の果てまで愛してる▶やっぱり大好き米澤さん。マニ車って初めて聞いた。己を頭が悪いだの馬鹿だの言ってるのに使用言語レベルがどんどん上がってるのが既に善を感じた。確かにあれだけぶん回したら帳尻あわせないとねー。

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2025年10月20日

Posted by ブクログ

ホラーあり、コージーあり、SFありでバラエティに富んでいる。
『放送部には滅ぼせない』はちょっと米澤穂信っぽい。
『凪のからだで生きていく』はしんみりくるなあ。

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2025年11月29日

Posted by ブクログ

「カタリナの美しき車輪」、「花泥棒」、短編なのに深く取り込まれる凄さ。

こんな短編ばかりだと参ってしまうが、硬軟、陰陽の9編、選りすぐりの短編集。

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2025年10月20日

Posted by ブクログ

ベストコレクションと銘打っているだけあってどの短篇も「これは!」と思わせる内容で引き込まれた(個々の作品としては「カタリナの美しき車輪」と「輪廻の果てまで愛してる」が特に好き)。
一冊を通してみるとバラエティに富んだ各作品をうまいこと並べていて、それぞれの作品の魅力が増すようしている編者の技にも感心させられた。

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2025年09月24日

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