作品一覧

  • 捨てられた皇后は暴君を許さない ~かくも愛しき蟠桃~
    4.0
    1巻792円 (税込)
    16歳で皇后となった姚白瓊は、初夜にも現れず朝議にも参加しない皇帝に代わり、懸命に政務をこなしていた。皇帝はといえば、昼まで眠って起きたら起きたで酒を飲み、美女をはべらせ贅沢三昧。政務どころか後宮から出もしない、出たかと思えば色街で馬鹿騒ぎ。それなのに白瓊は、突然現れた皇帝に「政を壟断し私腹を肥やす悪女」と弾劾され、後宮を追われ山寺で余生を過ごすことになってしまった。いっそせいせいしたと世俗を離れて、約2ヶ月。またも唐突に皇帝が現れ、後宮に戻ってほしいと懇願してきた。そして自分は未来からきて皇帝の身体を乗っ取った別人であり、このままでは国が滅亡すると言い出して…!?
  • 後宮の死化粧妃 ワケあり妖妃と奇人官吏の暗黒検視事件簿【電子書店共通特典SS付】
    -
    1巻1,430円 (税込)
    「屍は語るよ」 先帝の死後、斎の後宮では物騒な殺人事件が頻発していた。 事件の真相を探るべく、後宮丞の絳(コウ)は屍をよみがえらせるという妖妃を訪ねる。 妖妃の名は綏(スイ)紫蓮(シレン)。先帝の娘であり、後宮の死化粧師である。 彼女の本領は崩れた屍を復元し、最も美しい姿で葬ることだ。 絳は紫蓮に被害者の屍の検視を依頼する。すると事件の裏には絶えず、「男尊女卑」「身分差別」「家庭内暴力」といった不条理な悲劇が存在していた。 そして事件を解決していく過程で紫蓮と絳は、宮廷最大の謎である先帝の死の闇に辿り着くのであった──。
  • 最後の王妃
    4.2
    1巻715円 (税込)
    名門貴族の令嬢ルクレツィアは皇太子との結婚のため、幼少から徹底した王妃教育を受けてきた。だが夫シメオンは平凡な容姿の彼女に指一本触れず、国王に即位すると自身が寵愛する下働きの娘マリーを側室に迎え、やがてマリーが懐妊。ただ王妃になり世継ぎを産むためだけに生きてきたルクレツィアは王宮での居場所も、生きる意味をも失う。そんななか、突如として隣国の侵攻を受けた王国は敢えなく陥落。シメオンはマリーと息子を道連れに自害した。ひとり残されたルクレツィアは、国母たる王妃として最後の責務を果たそうとするが……。デビュー作にしてコバルト文庫の名作(2015年度ノベル大賞受賞)、待望の復刊新装版!
  • サイレント・ヴォイス 想いのこして跡をたどる
    -
    1巻792円 (税込)
    【電子版巻末には夢子先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 私たちの仕事はただの掃除じゃない。 故人が最後に遺した想いを、私たちは見つけ、遺族に伝える義務がある――。 柊つかさは、残留思念が視える異能の遺品整理士。 遺品整理会社「メメント」に勤める彼女が許せないのは 故人の想いを見過ごして無駄にすること。 怒り。悲しみ。後悔……遺品から伝わる声なき声を聴き、故人の想いを知った時、 彼女は「死」の裏側にある真実へとたどり着く。 故人が伝えられなかった想いを個性豊かな「メメント」の仲間と届けるつかさ。 だが、そんな彼女にも秘密があるようで……。 札幌を舞台に「遺品整理」という、心に寄り沿う仕事を通して紡がれる命の物語。
  • 四獣封地伝 落陽の姫は後宮に返り咲く
    -
    1~2巻814円 (税込)
    誠実さを美徳とする誠国の王女・詩雪は、王族に伝わる「嘘を聞き分ける力」を持たず生まれ、周囲から蔑まれつつも強かに生きてきた。ある日、欲深い継母・呂芙蓉が国の実権を握らんと王を暗殺、自らの息子を新王とする。城を追われた詩雪は、溺愛してくる謎の美青年・晶翠に助けられ身を潜めるが、新統治に苦しむ民に心を痛めていた。そんな中、宮女募集の噂を聞き…? 嘘と偽りを武器に国を取り戻す、中華風後宮ファンタジー!
  • 花咲く神さまの花嫁
    4.0
    1巻748円 (税込)
     勤勉で、安定第一。結婚願望も持たない千景は、地方公務員試験前に訪れた神社で、銀髪蒼眼の男・秋水にいざなわれる。気づくと裏世界《月世》に連れ去られていた。  秋水によると、千景は世界を支える《命花》を育てる巫女だという。主神である自身と結婚し、花を咲かせるよう請われるが……。 「花が必要なら協力はします。ですが花嫁になる必要はないのでは?」  元の世界に帰る条件で、お仕事として巫女をすると宣言して!?  何かと噛み合わない千景と秋水。二人の思いは、やがて月世を、そしてお互いを変えていく――。
  • やり直し悪女は国を傾けない ~かくも愛しき茘枝~
    3.8
    1巻814円 (税込)
    絶世の美女・汪玲枝は皇子に嫁ぎ、皇子の死後にはその父である皇帝に嫁いだ。寵愛を恣にし、玲枝の好物だった茘枝を運ぶためだけに邑が滅ぼされたという。皇帝を誑かし贅の限りを尽くさせ、最後には毒を呷らされた傾国の悪女。それが――私!? 八歳で自分の将来を思いだした玲枝は、同じ人生をまたたどるくらいなら死を選ぼうとしたが、そこに現れた仙人のような美しい青年に「貴女が死ねば国が滅びる」と言われ!? でもなんで私だけが傾国の悪女と呼ばれなければならないの!? それなら次は間違えなければいい。悪女にならなければいい。汪玲枝のやり直しが始まった!
  • もののけ達の居るところ ひねくれ絵師の居候はじめました
    4.0
    1~2巻726円 (税込)
    仕事がうまく行かず、幻聴に悩まされていた瑠璃はひょんなことから、人嫌いの「もののけ絵師」龍玄の家で暮らすことになった。しかし龍玄の家からは不思議な『声』がいつも聞こえる。実はその『声』がもののけ達によるもので――?楽しく日々を過ごしているもののけ達と、ぶっきらぼうに見えるが優しい龍玄にだんだん瑠璃の心は癒されていく。そんなある日、もののけ達の「引っ越し」を瑠璃は頼まれて……
  • 【電子オリジナル】革命王女の戴冠 1 真白き印の王女に、革命の鐘が鳴る
    4.0
    1~3巻715~825円 (税込)
    王女サフィディアは、額に聖印を戴き、未来を予見する力があった。城の奥で平和に暮らす彼女の目下の悩み事といえば、従兄弟で幼なじみのウェランディとユーリスのどちらかを夫に選ばなければならないということ。16歳の誕生日も近付いたある日、父王から決断を迫られ、直前に喧嘩をしていたユーリスではなく、ウェランディを選ぶと答えてしまう。後日、サフィディアとウェランディの婚約式が行われるが、誓いの口づけ直後にウェランディは倒れ、そのまま息を引き取ってしまった。婚約式とは偽りで、それは代々受け継がれる秘儀だったのだ。そして迎えた誕生日、続けて明かされた真実と起きてしまった現実の衝撃もさめやらぬ中、サフィディアたちは城内で暴徒たちの襲撃を受ける。侍女たちの手引きで城から抜け出したサフィディアだったが、襲撃してきたのはただの暴徒ではなく革命軍だった。サフィディアも知らないうちに王家は終焉を迎えていて……? 亡国の姫となったサフィディアを、試練の運命が待ち受ける!
  • 竜愛づる騎士の誓約(上)
    3.7
    1~2巻792円 (税込)
    騎士には及ばず、魔道士とも認められないガラシェ家の養女セシリアは、それでも国で唯一の騎士の教育機関・鍛刃院(たんじんいん)で学び、王佐の騎士となることを目指していた。それは学院を卒業して幼馴染と婚約し、故郷から生涯出られなくなる、定められた未来への猶予を得るためだった。そんな折、王女が学院を訪れ儀典の衛士を選ぶことになり…。竜を御す王、竜を葬る騎士。ふたつの稀種が治める王国で、竜に魅せられた少女は歴史に隠された闇を知る。
  • バイト先は「悪の組織」!?
    4.7
    1~2巻366~471円 (税込)
    世話になった児童養護施設が閉鎖され、自分と弟妹たちの生活費を稼がねばならない男子高校生の有久。彼が高賃金に釣られて始めたアルバイトは「悪の組織」の戦闘員だった! 組織の幹部であるレディーウルフとともに出撃した初めての戦闘で、有久は敵(つまり正義の味方)と遭遇する。なんと敵の一員の正体は有久の愛する○○だった!? さらなる高賃金に釣られて実験台となった有久はとんでもない姿に!? 悪のビンボーコメディ戦闘開始!

ユーザーレビュー

  • 捨てられた皇后は暴君を許さない ~かくも愛しき蟠桃~

    Posted by ブクログ

    流行りの時間遡行&悪女モノが飽和して複雑化して生まれ出たみたいな…!!聡明な皇后が誤解から悪女として廃后され、時間遡行してきた男によって見出され国危機に立ち向かう…けどすごい複雑化し始めたな!確かに、最近多いからね!そろそろ別枠を作らないとね!

    0
    2025年02月23日
  • もののけ達の居るところ ひねくれ絵師の居候はじめました

    Posted by ブクログ

    もののけが見える画家と声が聞こえる女の子のほのぼのストーリー。
    もののけが楽しく可愛く表現されて1冊まるっとほのぼのほんわか楽しく読める。
    擦れた心にいい!

    0
    2024年11月02日
  • 最後の王妃

    Posted by ブクログ

    私はコバルト文庫 大好きです。
    この本は初めて読みましたが 痒いところに手が届くみたいに ツボにハマる本です。
    ルクレツィアは 清く正しく麗しく育てられた
    でも 自分には全く自信のない人
    嫁いだ先の王様の愛人マリーに対しても いいところを見つけてしまう。
    お世話係のティアナから 笑顔が大事と教わる。
    王様からは顧みられない王妃だが
    病院や孤児院への慰問は欠かさない。
    誰に対しても偉そうに話さない。
    国が滅んだあとも 畑の耕し方 ジャガイモの皮の剥き方 を周りの人から素直に習う。
    この積み重ねが 幸せに導くんですね。
    ハッピーエンドで ちゃんと終わりました。
    新しくしゅうとめになったハリエットに

    0
    2024年06月29日
  • 最後の王妃

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    次々と災難に襲われる中で、自分に自信がなく苦しみながらも、自らの責務から逃げずに凛と立ち続けるルクレツィアが好きでした。文体もすごく好み。
    彼女がティアナを始めとする人々から貰った言葉で成長していく様にも心を打たれる。
    こんなにしんどい事が何度も襲ってきて大丈夫なのか? とも思いましたが、最後には思わず笑みがこぼれるハッピーエンドに辿り着けて良かったと思いました。
    メルヴィンが戦の前に結婚を申し込んだときは「死亡フラグじゃありませんように……!」と祈っていましたが、無事二人が結ばれてホッとしました。
    (でも5年も片思いこじらせるのはちょっと凄いと思うよメルヴィン陛下)

    0
    2025年10月07日
  • 花咲く神さまの花嫁

    Posted by ブクログ

    王道だけど登場人物のキャラや物語の進め方が好き。
    そんなに長くない話だけど長編を読んだ様な満足感がある。
    程よい抑揚にハッピーエンドが良い。
    こうゆう物語のあるあるだけど、知らない言葉や難しい言い回し等が多く漢字が読めないし頭に入らず覚えていられない。何度も出てくるんだけど頭から抜けてしまう(◞‸◟)ぜひルビを定期的に振って欲しい。

    0
    2025年09月01日

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