夢子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
私はコバルト文庫 大好きです。
この本は初めて読みましたが 痒いところに手が届くみたいに ツボにハマる本です。
ルクレツィアは 清く正しく麗しく育てられた
でも 自分には全く自信のない人
嫁いだ先の王様の愛人マリーに対しても いいところを見つけてしまう。
お世話係のティアナから 笑顔が大事と教わる。
王様からは顧みられない王妃だが
病院や孤児院への慰問は欠かさない。
誰に対しても偉そうに話さない。
国が滅んだあとも 畑の耕し方 ジャガイモの皮の剥き方 を周りの人から素直に習う。
この積み重ねが 幸せに導くんですね。
ハッピーエンドで ちゃんと終わりました。
新しくしゅうとめになったハリエットにも 心を折らずに接していく。
幸せの道しるべみたいです。
いいお話しでした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ隠された真実が次々に明らかになる下巻。
竜の真実を知ってなるほどタイトルはそう言う意味かと思った。
それにしても、これだけ真実が二転三転するとは思わなかった。まさに陰謀劇だな。
それだけにセシリア同様、読む方も翻弄されてもう一つハッキリした感想が結び辛い。
ラストの決着の仕方もそう上手くいくかなあと感じてしまって、いい風に終わったけどちょっとスッキリしない。
この物語はセシリアとのマルギットのお話だと思うのだけど、下巻では途中から二人の絡みが無くなってしまったのが、もう一つという印象に繋がっていると思う。
もっと二人の直接の対決があった方が良かった気がする。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ国王暗殺の嫌疑をかけられた王女に巻き込まれ、共に逃げる事になった魔導士ヒロインの話。
王族だけが竜を御することができ、王女と共に悪竜を退治するエピソードがあるのだけど割とあっさり退治できてしてしまうので冒険物語というよりは、宮廷陰謀ものと言う印象の方が強い。
ヒロインが意外と野心家なのだけど、この巻では状況に振り回されていて自分から運命を切り拓くまでは行っていない。
むしろ王女の方がなんやかんや頑張っている印象。
そしてなんとも下巻が気になる引で終わった。
王女はどうなる?
あと色々隠されている真実や謎がありそうで下巻でどう明かされるのか?
ヒロインの活躍は?
うーん、気になる。 -
Posted by ブクログ
おもしろかった。
幻聴だと思っていた『声』が実はもののけ達の声だったことから始まる優しいお話し。きっと、龍玄さんの描くもののけたちは、不思議で怖くてでもどこかあったかい絵なんだろうなと感じた。不思議な声じゃないけど、普通に囚われがちな私たちだからこそ、普通じゃないことに非難や怖さを感じてしまう。普通じゃないことは正しくない訳じゃない。そんな普遍的なことも教えてもらえた気持ち。おばあちゃん、お父さん、瑠璃と繋がっていたんだね……!見えないでも聞こえる怖さはあって、生きずらいけど。それでも理解してくれる人がいるなら、心は強くなれる。不思議で優しい物語でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレシメオンと婚姻関係を結んでいた頃は、自分以外のところが勝手に盛り上がって勝手に破滅していって、自分だけが蚊帳の外みたいな、どこまで行っても中心になれない状態だったのに、夫と国が亡くなって初めて主役になれたルクレツィア。
本人にも改善の余地はあったけれども、正直気の毒だなあという感想を抱くレベルというか。
いざ王妃という職を離れてからの方が、よほど波乱万丈だった。
大冒険でしたよ、ルクレツィア。
そして、彼女が様々な経験を積んで成長していくのに反比例して、残念度の方が上がっていくヒーロー……
父を失い、おじに謀反を企てられたにも関わらず、同情するどころか「おまえストーカーだったんか」と呆気に取られたので。
どうしてこうなった。
中盤以降くらいまでは、ルクレツィアの王妃として過ごした日々、そして国がなくなってからは本当に波乱万丈な命がけの旅をする様を描いていたので、結構シリアス寄り。
しかし、ヒーローとの合流後からは一気にコメディ色が強くなって驚くという
だから、ヒーロー君が雰囲気ごと台無しにするから。
またゆったりペースだった前半に比べて後半は駆け足気味。
ヒーローの逆転劇の細かいところは描かれずに、すぱっと展開が飛んだことにも驚いた。
後はもうハッピーエンドに向けて転がり落ちるだけ。
それだけルクレツィアが頑張ったということでひとつ。
番外編はルクレツィア匿われ中の5年の間の一コマ+終章直前くらいのお話。
ちょっと泣けるシーンもあるのに、結局更にストーカー行為で残念度を上げにかかったヒーローにもっていかれるという。
初恋拗らせるの、怖い……本当に。 -
Posted by ブクログ
ネタバレよくある死に戻りヒロインのドタバタっぽいですが、流石は喜咲先生、人物や展開がリアルで重々しく、きちんと中華風を取り入れていて捻りもあり楽しめました。
初っ端から死に戻り(?)が実は三度目、自分の知らない一度目からやってきた仙人との内容齟齬など、状況把握が大変。
傾国の美女というだけで『悪女』の烙印を押される不条理に怯え、未来を変えたいけど、ただの平凡で臆病な自分に出来る事は殆ど無い、少し変化させるだけで以前より悪くなる状況、と行き着く先が見えずにどんどん読まされました。
冒頭の台詞が、ラストの台詞になっている所も、伏線回収としてスッキリさせて貰えて楽しかったです。