夢子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私はコバルト文庫 大好きです。
この本は初めて読みましたが 痒いところに手が届くみたいに ツボにハマる本です。
ルクレツィアは 清く正しく麗しく育てられた
でも 自分には全く自信のない人
嫁いだ先の王様の愛人マリーに対しても いいところを見つけてしまう。
お世話係のティアナから 笑顔が大事と教わる。
王様からは顧みられない王妃だが
病院や孤児院への慰問は欠かさない。
誰に対しても偉そうに話さない。
国が滅んだあとも 畑の耕し方 ジャガイモの皮の剥き方 を周りの人から素直に習う。
この積み重ねが 幸せに導くんですね。
ハッピーエンドで ちゃんと終わりました。
新しくしゅうとめになったハリエットに -
Posted by ブクログ
おもしろかった。
幻聴だと思っていた『声』が実はもののけ達の声だったことから始まる優しいお話し。きっと、龍玄さんの描くもののけたちは、不思議で怖くてでもどこかあったかい絵なんだろうなと感じた。不思議な声じゃないけど、普通に囚われがちな私たちだからこそ、普通じゃないことに非難や怖さを感じてしまう。普通じゃないことは正しくない訳じゃない。そんな普遍的なことも教えてもらえた気持ち。おばあちゃん、お父さん、瑠璃と繋がっていたんだね……!見えないでも聞こえる怖さはあって、生きずらいけど。それでも理解してくれる人がいるなら、心は強くなれる。不思議で優しい物語でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレシメオンと婚姻関係を結んでいた頃は、自分以外のところが勝手に盛り上がって勝手に破滅していって、自分だけが蚊帳の外みたいな、どこまで行っても中心になれない状態だったのに、夫と国が亡くなって初めて主役になれたルクレツィア。
本人にも改善の余地はあったけれども、正直気の毒だなあという感想を抱くレベルというか。
いざ王妃という職を離れてからの方が、よほど波乱万丈だった。
大冒険でしたよ、ルクレツィア。
そして、彼女が様々な経験を積んで成長していくのに反比例して、残念度の方が上がっていくヒーロー……
父を失い、おじに謀反を企てられたにも関わらず、同情するどころか「おまえストーカーだったんか」と呆気に取ら -
Posted by ブクログ
ネタバレよくある死に戻りヒロインのドタバタっぽいですが、流石は喜咲先生、人物や展開がリアルで重々しく、きちんと中華風を取り入れていて捻りもあり楽しめました。
初っ端から死に戻り(?)が実は三度目、自分の知らない一度目からやってきた仙人との内容齟齬など、状況把握が大変。
傾国の美女というだけで『悪女』の烙印を押される不条理に怯え、未来を変えたいけど、ただの平凡で臆病な自分に出来る事は殆ど無い、少し変化させるだけで以前より悪くなる状況、と行き着く先が見えずにどんどん読まされました。
冒頭の台詞が、ラストの台詞になっている所も、伏線回収としてスッキリさせて貰えて楽しかったです。 -