あらすじ
絶世の美女・汪玲枝は皇子に嫁ぎ、皇子の死後にはその父である皇帝に嫁いだ。寵愛を恣にし、玲枝の好物だった茘枝を運ぶためだけに邑が滅ぼされたという。皇帝を誑かし贅の限りを尽くさせ、最後には毒を呷らされた傾国の悪女。それが――私!? 八歳で自分の将来を思いだした玲枝は、同じ人生をまたたどるくらいなら死を選ぼうとしたが、そこに現れた仙人のような美しい青年に「貴女が死ねば国が滅びる」と言われ!? でもなんで私だけが傾国の悪女と呼ばれなければならないの!? それなら次は間違えなければいい。悪女にならなければいい。汪玲枝のやり直しが始まった!
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Posted by ブクログ
目が合っただけでこうも執着され、しかもその相手が権力者となると、ほんと逃げ道ないね。傾国の美女が、国を傾けないように奮闘するお話。おもしろかった。
Posted by ブクログ
よくある死に戻りヒロインのドタバタっぽいですが、流石は喜咲先生、人物や展開がリアルで重々しく、きちんと中華風を取り入れていて捻りもあり楽しめました。
初っ端から死に戻り(?)が実は三度目、自分の知らない一度目からやってきた仙人との内容齟齬など、状況把握が大変。
傾国の美女というだけで『悪女』の烙印を押される不条理に怯え、未来を変えたいけど、ただの平凡で臆病な自分に出来る事は殆ど無い、少し変化させるだけで以前より悪くなる状況、と行き着く先が見えずにどんどん読まされました。
冒頭の台詞が、ラストの台詞になっている所も、伏線回収としてスッキリさせて貰えて楽しかったです。
Posted by ブクログ
面白かった。一気読み。
少女目線で語られる物語で感情移入もし安く、物語世界の説明とかも主人公からみた世界なのでわかりやすく、上がったり下がったりジェットコースターのような展開を楽しめました。モデルは楊貴妃ですね。軽く史実ベースのファンタジーなとこもすっと入れた要因かも。
Posted by ブクログ
☆3.5くらいかな。
つまらなくはなかったけど、序盤がものすごくわかりにくかったので、そこを乗り越えられるかどうかって割と切実かも。
Posted by ブクログ
国を傾けた悪女、と死んだはずだったのに
気が付くと仙人に会った日に戻っていた。
慎ましく男に意見しない女性、というのが美徳なら
確かにこうなるやも…ですが、良い事は男
悪い事は女、という図式が出来上がっているから? な
生活様式に問題あり、かも??
二回目は近寄らず、逃げて別の人と結婚。
したにも関わらず、近づこうとする権力者。
こうも自信満々だと、はたから見ていると
賞賛したくなる態度です。
逃げる一択、というのも、大変です。